ホンダコレクションホール(二階の展示③)

 本日も、全国的に夏日のところが多かったコトと思いますが、いやはやマジで暑い。で、朝夕の寒暖差もスゴいんで、ジリツシンケーがヨワく繊細なワタシ(泣笑)は、昨今流行りの寒暖差疲労ってヤツに苛まれておりやす。歯根の抜きアトもイタいんで〇キソニンも手放せず、ギリギリまで飲まずに居ると、肩や背中までバ~リバリに固まってしまいます。それでも、地を這うようにシゴトに励んでおりますヨ。あ、練馬の方でも、昨日受検し損なったマセラティギブリⅡ後期型(「高崎のK」さん号)の予備検査に無事合格したとの由。少しは肩こりも緩むかナ。

 さてさて、本日は四輪ですよ~!二輪は御興味薄い方々が多いみたい・・・若いころベンキョーばっかしてたんでしょ(泣笑)、きっと。

「人に役立つものを創ろう」と題された四輪市販車と汎用製品の歴史を辿るコーナー。
入口を入ってスグの場所には、いきなりお立ち台に載せられた懐かし軽トラック。
ホンダT360。市販されずに幻となったスポーツ360の転生した姿です。
ボンネットが突き出たサイドフォルムは、時代が一周回って現代風に見えますね。
この時代に4サイクル4気筒DOHC4キャブレターって・・・アバルト以上かも。
HONDAのレリーフが鋳込まれたカムカバーがミッドに見えてますね。
その後方には、フォーミュラーカーも斯くやのタコ足エキゾースト。シビレるぅ~!
結局360CC版はT360への搭載に留まりましたが、排気量アップ版は続々と。
たとえば、こんなのにも。「ビジネスにもどうぞ」なクーペ型は珍しいでしょ。
今思えばハッチバックなんだケド、初代フェアレディZより前ですから。
知らなきゃダットサン系各車と見紛うような、ド実用ライトバンですが・・・
ホンダL700と申しまして、700CC版にした件のエンジンが載ってます。
で、んなモン軽トラに積んでたら商売にならんと、軽自動車専用エンジンを開発。
ホンダN360。当時2サイクルが主流な市場に高性能4サイクルで殴り込み!
次第にバリエーションも増やしていきました。その名もユカしきホンダZ(初代)
コレ、ワタシの人生初四輪になる第一候補だったんです。ジャンカーZだし(笑)。
“水中メガネ”とあだ名されたリアウインドー。GSには5速ドグミッションを装備
軽トラも、やっとマトモなモン(笑)になりました。あくまでビジネス的には。
遊び心満載のバモス(初代)ホンダ。コレは、今こそ欲しいヤツだなぁ。
そして、ようやくホンダスポーツの系譜から離れた小型四輪乗用にも参入。
ホンダ1300 99。コレがオツムのネジが飛んじゃったようなヤツでして・・・
まずFFで強制空冷。四輪独立懸架まではヨシとしよう・・・
ホンダ1300クーペ9。先のセダンに77があるように、廉価版のクーペ7もある。
イソ・グリフォをパクった派手なフェイスとは裏腹に地味で野暮ったいリアフォルム。
やっぱ4キャブレターにはしちゃう(セダン99とクーペ9)んだからなぁ。
前代未聞にして空前絶後。チェコのタトラ車はRRだしな。宗一郎イズム満載です。
で、公害問題で排ガス規制の時代に。ホンダシビックCVCCはフォルムも画期的。
そのお兄さん的な存在、ホンダアコード(初代)。パワーは無いデスあしからず。
スペシャリティーカーにも参入。ホンダプレリュード(初代)。車高の低さダケが取り柄。
1980年代に入ると、再び独特の遊び心が薫発。トールボーイと称されました。
ホンダシティ(初代)。本邦初、クラスレスの概念を持つクルマだったと思います。
当時は二輪好きの間でも大いに盛り上がった驚異のオマケ(別売だけど)も。
ホントに小さくて軽い。シティ専用搭載機として生まれました。
ホンダモトコンポ。シティとともに実際には買えなかったケド、アコガレでした。
ターボⅠターボⅡブルドックとバリエーションを増やす中で極めつけの一台。
ホンダシティカブリオレ。確か全12色とかボディ色があったよな。
ピニンファリーナの技術協力を得て、屋根をスパっと取り払ってもらいました。
内装の意匠もシックなヨーロピアン風味でイイですね。まさにクラスレスの妙。
シビックも三代目に入って、俗に言う“ワンダーシビック”に。クラッチ軽すぎ。
シティに負けず劣らず素晴らしいフォルムとパッケージングのトゥデイ(初代)
コレも、ワタシの2台目となり損ねたクルマ。いいわぁ、この小ささ・・・
ホンダバラードスポーツCRーX(初代)。今はCRーZに幻影を重ねています。
或る日、茂原のバイパスを走っていたら、ちょうどこんな感じで置いてあり・・・
ソッコー1万円の手付を払って我が物にしたクルマ、ホンダビートは色もコレでした。
プラスチッキーな内装、イケイケな(笑)シート表皮、そして遅い。三ヶ月で売却。
そして、やっぱ目が行く耕耘機。昭和30年代テイストが横溢しています。
ホンダ耕耘機F160。近頃では農機に惹かれるのはナンでダロ(笑)。
エンブレム?も重厚なら、アルミの鈍い輝きもステキ。コレ高いのかナ(笑)?
でね、1990年代以降になってまいりますと、もはや範疇のソトでして・・・
コレ見てバブル景気を思い出すくらいかな、ってなモンです。強プレミアだけど。

 ↑えー、ですからですねぇ、ホンダが四輪を作り始めた草創期のエンジンAS系は、S360、T360、S500、S600、L700、S800と排気量を変えながら暫く生き続け、凝り過ぎたAS系への反省から、高性能はそのままに、より実用的な4サイクル空冷2気筒へとN360からシフト。ホンダZ(初代)やホンダライフ(初代)とそのステップバン、TN360と、様々な車種に広く採用され続けました。そして、驚異の強制空冷DDACを採用した1300シリーズでは本格的に小型乗用車市場にエントリー。当時の技術水準では1300CCで115馬力はスゴかったんですが、降って湧いた公害問題に拠って、パワー競争からクリーンなエンジンへと指向性が変わり、CVCCを始めとする新型エンジン開発の時代と相成ったワケです。ココでようやく1970年代前半までのハナシ。昨日までの二輪篇でも、そうだったんですが、実は、ワタシの独断でエポックメーカーだと思われる車種にしかフォーカスしておりません。ホントは展示車の半分も御紹介出来てないんです。その一方で、明らかに“時代を造った”車種が展示に網羅されてないのも気になるところ。例えば、ワタシが初めて手に入れた原付二輪のホンダMB50。4サイクルに拘り続けていたホンダが満を持して放った2サイクルエンジンは、当時最強の7馬力を絞り出し、後にヤマハはRZ50を水冷7.2馬力でリリース、スズキはRG50ΓカワサキはAR50(ワタシが新車で買った唯一の二輪がコレの兄弟AR80)と、続々と7.2馬力車を送り出し、当時ゼロハン戦争と云われるムーブメントの火付け役となりました。MB50には2人乗りを可能にしたMBー8と云う兄弟車もありましたし、オフロード版のMT50や疑似アメリカンのラクーンなどの派生車種も人気がありましたがドレひとつとして姿が見えず。また、バブル前夜のデートカーとして絶大なる人気を誇った二代目プレリュードも置いてないし、シティターボはⅠもⅡも無かったのは如何なモノかと首を傾げました。そのうち充実するのを期待しております。事実上の入場料が2800円(泣笑)なんだから、お願いしますヨ。ソレにしても、ホンダの二輪は結構持ってましたが、四輪の方ではビートを三ヶ月持ってたダケですね。やっぱ合わんのかな。

 それじゃー、また明日。

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10 Replies to “ホンダコレクションホール(二階の展示③)”

  1. ホンダ車、面白いクルマがたくさんありました。
    昔シティカブリオレは中古で買いましたが、スターレンジ(AT)はとにかく坂道で上らなく、閉口しました。
    でもオープンの解放感は素晴らしく、いい思い出です。

  2. すごい展示車両の数ですね。
    さすがメーカーの本気。
    それにしても5速ドグミッションって…マジですか?

  3. ワンダーシビックで一番刺さったのはシャトルでした。
    本当はシャトルが欲しかったのにシティTURBOⅡになってしまったのでした。
    人生色々ですね。

  4. 市販車で5速ドグミッションってマジですか😳
    凄い!^_^ 僕はこのHNA社の最終面接前に「英語の試験があります」と言われ、「コリャダメだ!」と思い、自動車業界ではオッサン自動車から内定をもらう事を決めました(苦笑)。。

    因みに1990年代初頭、当時このHNDの凄いところは、社内の労働流動性で、元気で力持ちの若者は四輪、小さくて軽いものしか、、、のお年寄り(申し訳ない!)は二輪と、工場の方々を適材適所で配置出来ているという事でした。

  5. T360は先週のオートモビルカウンシルに出展してました。
    こんな可愛らしいクルマを仕事に使っていたなんて羨ましい。

    カウンシルの駐車場に停まっていたルノー19をワンダーシビックと間違えるという大失態をおかしました。

    そして待ってました、初代シティとモトコンポ!
    もしホンダ車を買うならシティですかね。

  6. なんだか、とても愛らしいクルマばかりで。
    街の道路が、こんなクルマで溢れていたならば、楽しくって意味も無くドライブに出掛けそうです。
    現代の街道では、デカいクルマに埋まってしまい、小さなクルマは見えませんから。
    当時の大衆車や実用車の展示が多く見受けられますが、どれもこれも、とってもお洒落に映ります。
    ホンダL700は知らなかったのですが、このデザインは御洒落ですよ。

  7. 懐かしい水中メガネ、シビック、シティ、シティターボ、CR-X、プレリュード、レジェンド、ビート、、、
    乗ったことあるのは、二代目プレリュードだけ。ホンダ車は、運転したことないような⁈

  8. 水中メガネ、おしりに黒色があると自分はY10を連想せずにはいられません。うう。

    バモス、昔々「くうねるあそぶ」ちう売り文句で実車を見せないテレビCMを見ていて、てっきりバモスみたいなのが出てくるのかとワクワクしていたのに、開けてみればタダの(といっては失礼でしょうか)セダンが出てきて、あらぁ、、、、となったことを思い出しました。

    EK4じゃなかったEK9、範疇の外とのことですが、ちょっと懐かしい。軽量化命のせいかボディがやわくて補強しっかりしないといけなくて、数が出ないからパーツも高いので、お金持ちじゃないと乗れないダートラ車でした。

    あと、デルソル、ないのかな。。。。

  9. N360とCB750FBに乗ってます。ホンダ空冷‥‥特別な響きがあります。
    昔、ビートにも乗ってました。フルオープンの気持ち良さは格別です。その後に入手したスパイダーザガートは最高‥またいつか乗りたい。

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