羊頭狗肉?!なフューエルポンプAssy

 本日も、練馬のマイクロ・デポ本社で納車準備作業に勤しんでいる三男工場長から、「こんなん出ましたケド(苦笑)」と送られて来た写真を見た瞬間に“ヨートークニク”って四字熟語がアタマん中に浮かびました。当店に初めてヤッてきた時から、朝の冷間時始動が困難な場合が多かった(一定ではない)ので、点火系や燃圧のチェックなど、当然考えられるコトは次々とトライしてきました。ナニか行うと若干症状が落ち着くものの、翌日にゃやっぱ元通り(大泣)と云った泥沼匍匐前進を強いられておりましたが、コレが決め手だったらイイんだケドなぁ・・・

納車を長らくお持たせしている「高崎のK」さん号・・・
(人生いろいろの節で)♪プラグ替えぇてみーたり、コイル替えぇてみーたり・・・
♪しまいにゃー、ズラーリ並べたコンピューター。
♪ねぇ、オカシイでしょ、コーノ症状・・・
♪ねぇ、滑稽でしょ、コノ症状・・・(ダレか止めて:泣笑)
・・・で、ホントに滑稽なるモノ(大泣笑)が出てきたんで驚いた。木製蓋だぁ。
ソレで、昨日メカトリエでドナー車からの部品取りが急遽行われたと云うワケでした。
きっとオリジナルが入手出来ずに、3200GT用と思しきモノが付いてました。
コレでキチンと真正なギブリⅡ用の仕立てに。うまく行くとイイな。
果たして、問題無く新品のオリジナルフューエルポンプが装着されました。
作業のために引き出していたフューエルタンクを定位置に戻しまして・・・
給油口の太いホースをしっかりと締結してマーキング。一連の作業は完成です。
早速、エンジンを再始動させたところ、短いクランキングで掛かりました。
左側が問題のポンプ。3200GTではコレを2個使うんで、吐出量が少ないハズ。
オリジナルでは、御覧のようにポンプ底面に網が付き、最終防衛線を形成しています。

 ↑旧いマセラティの中古車では、ドコでナニをされてるか分かったモンじゃありません。直径と形状サイズがオリジナルと著しく異なるポンプをムリヤリ装着していたと云うワケです。少なくともフューエルポンプの吐出量には大きな差があったろうと思いますんで、エンジンコンピューターもダマされて、何とか補正しようとしていたのではなかろうかと推測されますが、明日の朝になったら、再び完全冷間始動試験をすると云ってますケド、今度こそウマくいってくれるとイイなぁ・・・

 それじゃー、また明日。

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8 Replies to “羊頭狗肉?!なフューエルポンプAssy”

  1. フューエルポンプに木製の蓋? 有り合わせのやっつけ仕事したのはどこーの誰かだか知らないけれど、、、
    まあまあ尻拭いはいつも大変。
    お疲れ様でございます。

  2. ノウハウや部品コネがない業者なら、木製蓋のような手法で直すしかないのでしょうね。
    マセラティはデポさんのような専門店じゃないとダメというのがよく分かる事例です。

  3. 素晴らしいです!流石はマイクロ•デポ の超絶暗黙知👍
    この様な意味不明な症状を完治させるのがたこちゃんや工場長の素敵なところです。だから皆んな安心して任せているのですね!
    逆に言えば、時間がかかるのは当たり前です。お世話頂けるだけでも有り難い事です。これ真面目に。
    ありがとうございます😊

  4. フューエルポンプのフタが木製だなんて。
    しかも、造りが雑で、とても残念は気分になります。
    やっぱり、マイクロデポさんにメンテナンスをお任せすると安心出来ますね。
    マイクロデポさんの仕上げならば、何処を、誰に見られても、恥ずかしく無い。
    だから、素肌に羽織っても、恥ずかしく無い。
    たこちゃん「恥じて!」
    むしろ、素肌に羽織る事が、誇らしい。
    たこちゃん「やめて!」

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