長らく寝た子を蘇生させる術。

 長ぁ~く寝かして熟成を極めた(笑)クルマでは、じっくりと寝た子を起こすためのプロセスを踏まねばなりません。旧いマセラティの場合には、特にインタンクフューエルポンプ装備車で、フューエルタンク内に存在する諸々のゴム製品が、ガソリンに侵されて溶解してしまうというコマッタ現象がございますんで、一筋縄ではイカないんですヨ・・・

本日のメカトリエ界隈は、朝からドンヨリと曇り空・・・
「雨が降って来なきゃイイけど」と思いつつ、ボディカバーをハズして作業準備。
ハヤくブレーキローターを仕上げて、ホイールを装着したいモノ・・・
作業中に、ジャルディーノの方をフト見遣れば・・・
季節は秋に入ったと云うのに、まだまだ花盛りなのは暑いからなのかナ。
練馬の本社から三男工場長を呼び寄せて、インタンクフューエルポンプの交換。
臓物を取り出したら、経年したゴム製パーツはドッロドロになってました。
さぁ、こっからが長い(泣笑)。ドッロドロ関係を取り除くのに2時間強。
交互に作業してたケド。ワタシゃ、コッチも仕上げなきゃならんし・・・
ようやくドッロドロは除去出来まして、ポンプAssyを組み立て直し・・・
フューエルタンクの左上部へ、元通りに組み付けました。
そして、フューエルタンクを元の定位置に戻し各部の配管を済ませまして・・・
とりあえず、エンジンは息を吹き返しました。徐々に本調子を出して行きます。
午後からは、雨がパラついたり、南からの強風に晒されたりとシンドかったデス。

 ↑本日は、フューエルポンプの周囲にある樹脂製のケージ部分に付着したドロッドロに溶解したゴムや、結晶化したガソリンの澱を完全に除去するための作業を行っていたために、とてもスマホを掲げられる状態では無かったモンで、画像が少なくてスミマセン。ま、以前にも幾度か同様のネタをアップしておりますんで、モノ足りない向きは、御自身でググってみてください。御参考までに以下のアドレスは、ワタシが「マセラティでイッてみよう インタンクフューエルポンプ」の検索式でググってみたモノです。ヤッてるコトが10年前と変わらんワ(泣笑)。

http://microdepot-takocyan.cocolog-nifty.com/blog/2019/03/post-d68f.html

http://microdepot.sub.jp/2023/04/19/

http://microdepot-takocyan.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-c47f.html

http://microdepot.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-be43.html

http://microdepot.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-322e.html

 それじゃー、また明日。

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8 Replies to “長らく寝た子を蘇生させる術。”

  1. これは大変な作業でしたね。
    とても写真など撮れないですね。
    作業にもこれからの慣らしにも綿密に段取りが必要そうですね。
    ご安全に!

  2. 画像の数、これでも多いと思いますが・・・
    ドロッドロじゃなくて、ドッロドロなのですね。確かにドッロドロの方が酷そうだ!

  3. 本日も過酷な任務、お疲れ様でした。
    真夏の炎天下では揮発性ガソリンと相まってとてもやり遂げるのが困難な作業かと思います。
    雨が降ってこずに完遂、よかったです。

  4. 我が人生もこの燃料タンクのように蘇生し、息を吹き返すことは出来ませんでしょうか??(苦笑)。。。

    PS
    ずっと線状降水帯の警報が鳴っております。。(和歌山北部とありますが。。)

  5. 経年劣化でドッロドロの樹脂と結晶化したガソリンの澱(←!)の除去作業、お疲れ様です。
    マイクロデポ開闢以来、こんな作業をずっと続けている、だなんて。
    過去のブログとコメント欄が懐かしス。
    長い間コメントし続けていると、コメント書いた本人が、全く記憶の無いコメントも多々ありまして・・・。

  6. 後出しコメント: ガソリンタンク内のレストアは毎度ながら苦行だなと、つくづく思う次第ですが。やはり重要事項ですね。
    最近、クーペ、3200系で、室内にガソリン臭がして、走行すると消えて、また止まるするという事例を聞きますが、なかなか厄介で、色々やったが、ダメで車を、泣く泣く手放したなんてことも聞きますし。ガソリンタンク関連は重要です。

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