近頃、気に障るニホンゴ

 あ~、明日の那覇は、最低26℃、最高28℃だってさ(笑)。翻って関東各地の明日の気温は、やっぱものスゴそう(泣)なんで、そのうち避暑のために南の島へ行くコトになりそーです。もっとも、ここのところ沖縄周辺に居座る台風6号は、時速10キロみたいな低速移動なんで、我が愛する島々に甚大な被害をもたらしているようで、現地の方々には心からの御見舞を申し上げます。宿泊予定の宿は大丈夫なのかナ?

 斯く云うワタシも、今日は何リットルの水分を補給しつつ、何リットルの水分を放出したのか分からないくらいに新陳代謝しまくって(泣笑)ました。ココ100年で一番と云う夏の暑さはイジョーですよぉ。

 サスガに今日はちょっとダケ遅めの朝6時半からの稼働。なかなか蓄積しているツカれがトレなくなってます。久しぶりに夕方は早めの5時半にアガり、アパートに帰ってテレビを点けると、首相会見があると云うんで、ツッコミを入れながら観てましたが、とにかく現今のマスコミ用語と申しますか、ビジネス用語若しくは政治用語と申しますか、とにかくコドモの頃から慣れ親しんで来たハズの日本国の公用語=日本語の云い回しが気に障るコト夥しいワ。耳にするたび「ナンなの、ソレ?」

近頃、気に障るニホンゴその1:取り組み

 まずは、ワタシが感じる大いなる違和感が那辺に在るのかを知るための一助として、デジタル辞典で調べてみました。ネットってベンリね。

とり‐くみ【取(り)組(み)】
読み方:とりくみ

1 取り組むこと。物事にあたること。「問題への取り組み

2 組み合わせること。取り合わせ。特に、相撲の組み合わせ。「好取組

3 信用取引で、売り残と買い残の状態または関係。

 ワタシが気に障るのは、やたらと1の用法が国営放送を始めとする各局ニュース番組で多用されている点です。大概、「役所が(ヤッテル感を演出するため)何らかの問題解決に取り掛かろうとしている」と云う状態を表現する場合に使用されているように思います。聞かされるたびに、具体性が無いよなぁと“前向きに善処”感(ナニもヤリませんと云う政治用語:笑)しか感じられません。きっとニュース原稿を書いてるヤツの日本語力が低すぎるんダロな。当の国営放送内部でも、「そのあたりに問題意識は持ってますヨ」的な議論をしている様子ですが、今のところは、実際放送に載せる各番組に生かされているとも思えませんわ。

近頃、気に障るニホンゴその2:受け止め

読み方:うけとめ

マ行下一段活用の動詞「受け止める」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形受け止める

 そうそう、名詞化してるんですヨ、「受け止め」が。さっきの首相会見でもア〇ヒ新聞の記者が、「(○○の問題に対して)首相の受け止めは如何でしょう?」なんてアホな質問をこいてました。ソコ「御見解」とか「御意見」じゃダメなの?とにかく出て来るたんびにキモワル!

 新聞社でも問題意識ダケは持ってるみたいデス。読まないケド。

近頃、気に障るニホンゴその3:共有

きょう‐ゆう〔‐イウ〕【共有】
読み方:きょうゆう

[名](スル)

1 一つの物を二人以上が共同で持つこと。「秘密を共有する」「共有財産」

2 共同所有の一形態で、二人以上の者が同一物の所有権を量的に分有する状態。最も個人的色彩の強いもの。⇔専有。→合有 →総有

「共有」に似た言葉≫ 分担 分ける 持ち合う 頒つ 配当

 この言葉がやたらと使われるようになったのは、10年くらい前からだと認識しておりますが、そもそもは、1や2の意味で主に法律の条文とか保険の約款とかに出て来る些か“おカタい”文言であったように思います。ワタシが感じる違和感はドコから生じてるんだろう。主にネット用語由来で「みんなで使えるようになっている」と云う語感になっちゃって、なんだか幅広く使われるようになってる感じがします。上の1も2も“所有(持つ)”と云うところに意味の力点があるように読み取れますが、ソレと「みんなで使えるようになっている」ってのは、やっぱ違うように思うんだけどなぁ。「一緒に使える」「認識を合わせる」「何らかの情報を自分以外の人に公開すること」などと、ネット用語の解説にはあるんですが、かなりの拡大解釈を試みても、1にも2にも、そんな概念入って無い(特に「認識を合わせる」なんてゼロ)んで、ソコが違和感の元なのかも知れません。まぁ、ビジネスの現場やネットの世界では、こういった誤用が何時しか罷り通ってしまっているんで、こんなのにもガマンしつつ付き合って行くしかないのか・・・ヤだケドねっ!

 それじゃー、また明日。

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7 Replies to “近頃、気に障るニホンゴ”

  1. ワタシは「立ち上げる」がどうも馴染めませんで…
    しかし、言葉は時間を経て変わっていくのでしょうね。

  2. たこちゃん+テツヲタさまご指摘の4つの言葉、日常会話でまず使いませんね(共有は使うか?)。
    聴きなれない言葉を無理やり報道関係者やお偉方が使うので、違和感感じるのかもしれません。
    「難しい内容を分かりやすく」が本当の賢い言葉の使い方と思います。

  3. 我が敬愛する田中角栄先生でありましたなら

    取り組み: 「実行するのであります!」
    受け止め  「我々の責任であります!」
    共有  「一緒にやっていこうではありません
         か、皆さん!」
    とあの声で、他責かのような言い回しではなく自責の言葉で言ってくれる様に思います。

  4. 確かに日本語も変化していますね、どこから始まるのでしょうか?ちょっとした誤用が、いつの間にか正しくなってしまうのか?万物流転と達観するには、時間が必要です。気持ち悪いのはなかなか解消されないですから。

  5. なるほど。
    日本語ってのは奥が深いですねえ。
    たこちゃんの指摘を受けて、取り組みとか受け止めとかの無意味さにようやく気付いた次第。
    放送であれば時間かせぎ。
    活字であれば字数かせぎ。
    世の中に無駄な事など無いと思ってはいるのですが、これこそが無駄中の無駄。
    共有についても、なるほど、たこちゃんが正しい。
    と、真面目な事を考えても肩が凝りますから、貴重な休日のひとときは素肌にビトルボを羽織り、リラックス💕
    たこちゃん「↑ビトルボの用法が間違ってますから(泣)!」

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