トゥインゴのヒミツ:ボンネットのハズし方

 ワタシみたいなアナログ人間が、まぁまぁ現行型のクルマに接しますと、「あれぇ、こんなスゴいコトになってるのかぁ・・・」と驚くような最新テクノロジーにイチイチ驚嘆出来ますから、こうしたミッションを与えてくださる当店顧客の皆さんにはホント感謝いたしております。

今日は、アノ暑かった昨日を超える暑さらしいんで、朝はハヤ目に出ておこう。
空は一点の曇りも無き晴れだな。日中の逃げ場は無いモノと覚悟しなくちゃ・・・
・・・というワケで、日カゲを頼りながらの屋外作業を開始するコトに。
スポットクーラーの威力も借りて、トゥインゴの細部を仕上げてまいりましょう。
細部と云うのは、こーゆートコ。ヒンジ周りはキレイだと新車感が出ますんで。
リアドアの左右ヒンジは、一昨日までのルームクリーニング時に完遂してました。
フロントドアの方は、トコトンのツメ段階。例えばこういった場所のヨゴレをば。
たこヨメが、毎日ジャルディーノに水を撒き続けておりますが・・・
土壌のコンディションが今一つの場所は、やっぱり乾き切っているようです(大泣)。
ワタシゃ、さらに日カゲを求めて移動しながら作業を続けておりましたが・・・
(サワヤカな顔してますが)もー限界だぁ。
「はひぃ~!」クーラーの下で暫くの間は涼を採り、アク○リアスを一気飲み。
ヒンジ周囲の複雑な形状は、単なる拭き掃除を拒みますが・・・
段の付いたような形状をしている部位は、新品の先細な歯ブラシで攻めます。
洗剤でヨゴレを浮かせた状態です。コレを吸い取るように拭き上げればOK。
ココで、トゥインゴのヒミツを開陳。特異なボンネットの開け方デス。
フロントグリルのハニカム穴がヌケてない部分はカバーなんですが・・・
左右に在って、指で簡単に着脱出来るようになっております。
ホレ、こんな感じで・・・
ぱかっ、とカバーがトレますと、なんと、キー穴が出てまいります。
メインキーを用いて開けるんですが、鍵穴がタテになってる状態が施錠。
コレで開錠状態デス。この個体では、初めからアキッパになってました。
反対側も同様にカバーをハズしておきますが、やっぱロッソな四角が気になる。
こうして、ロッソな四角の裏に指を入れ、レバーを手前に引き出します。
反対側でも同時にレバーの引き出し操作を行いますと・・・
レバーを引き出すに連れて、ボンネットフード先端がググッとせり出して来ます。
そう、こんな感じデス。そのままフードをさらに引き出しますと・・・
バランっ、とボンネットフードがトレちゃった感(笑)を呈します。
フードパネルはそのまま前方に脱落せぬよう、2本のベルトで支持されております。
フロントバルクヘッド内のクリーニングが済みましたんで、今度はリアを。
裏側にインシュレーターパッドが付いたカーペットを降ろすと、こんな風景が。
とにかく取説を読め(笑)と、コーションラベルが4枚も貼ってあります。
樹脂のアタマが付いた取り付けボルト(6箇所)をハズした状態です。
アトは、“パカっ”と取りハズせばイイのヨ。意外とパネルが軽いのに驚く。
こうしたレイアウトで防塵が完璧そうですが、結構な経年ヨゴレを呈しております。
・・・ああ、段々と、日カゲ部分が少なくなってきちゃいました(大泣)。
・・・ココ、少しの間ならイケる?
コレでヨシ、っと。
先日のルームクリーニングで洗剤がタップリ染み込んでいたのを濡らして・・・
・・・ああ、日が当たってる。コレじゃダメだぁ。
もう、コレで行こう。お日様は真上に鎮座しておりますんでね(泣笑)。
アトは、徹底的に拭き掃除。ホントに洗剤が染みたマイクロファイバークロスのみで。
初めてお付き合いを始める正規ディーラーさんに出しますからね・・・
当店の“芸風”を理解しておいて貰わないと。でも、ツヤ出し剤は使ってませんヨ。
たこヨメの乗るあおちゃんが先導して、市街地へと向かいます。
トゥインゴの外気温計は、始めが44℃、この10分後で40℃(泣笑)。
とにかく、昨日も今日も暑いケド、結構暑さにゃ強そうなトゥインゴでした。

 ↑と云う一日でしたが、本日はトゥインゴ(三代目)特有のボディレイアウトについての小考察をしながら、細部に亘る仕上げ作業を行いました。驚くべきコトにボンネットフードパネルや左右フロントフェンダーなんか総樹脂製ですからね。そんなフードパネルを定位置に固定させるためのレバーもみんな樹脂。30年後には、どーなっちゃうか分かりませんが、賞味期限が切れぬウチに御賞味アレと云った感じですかね。

 それじゃー、また明日。

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8 Replies to “トゥインゴのヒミツ:ボンネットのハズし方”

  1. ボンネットはズレるだけで上に開かないんですね。
    RRだからてっきりフロントに小さい荷室でもあるのかと思っていました。

    1. ↑「イオタT」さん、いつもコメントを有難うございます。フードは、その気になれば、簡単に除去も出来ます。おそらく実際の整備時には、そうしていると思われるのです。

  2. トゥインゴのボンネットの開き、アシグルマのサニー(笑)が経年の接触不良でバッテリー上がりを起こした時、斜め前のお宅のトゥインゴで救援頂いた際見た記憶がありますが、こんなに複雑だったとは。
    当時、エンジンかからずでテンパっていましたので、見過ごしていたのかもしれません。
    あでも、ロッソな四角は記憶にあります。

  3. 子供の時分、アルセーヌ・ルパンシリーズにピラミッドの秘密と言うのがありまして、なんていうことは無いのですが、ふと思い出しちゃいました。

  4. トゥインゴはRRだったんですね。
    エンジンルームがこの場所だと、メンテするには荷物をどかさせばまるまい・・・にしても、エンジンルームが綺麗なのは気持ち良い。
    暑い日が続きます。
    なんとかこの暑さをしのいで、待ち焦がれる夏休みで癒されてください。

  5. トゥインゴを気合い入れてアクセルを踏むと、まるでアルピーヌA110みたいでした。かなりいけます。ひっくり返るんじゃなかろうかともちょっと感じましたが。

  6. たこちゃんと先日トゥインゴパリジェンヌ号を前に会話しましたが、ボンネットはこう開くのですね(驚!)なんか普通にガバっと開くほうがコスト安いのでは?とも思ってしまいます。

    RRとは初めて知りました!

  7. 後出しコメント: トゥインゴの秘密は、確かに秘密ですね。RRのドライブフィールはどんな感じかな、ポル○ェみたいなんかな。

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