ヒーターケースとブロアーの清掃

 週が明けて、先週エンジンを積み替えたシャマルの方もだいぶんイイ感じに組み上がってはきたのですが、ずぅ~っと小部品の仕上げなどを手伝っていたワタシは、ソチラからは一旦離脱いたしまして、本気でヒーターケースリビルド作業の方を行いました。そろそろ電気屋さんの方から「まぁ~だ、出来ねぇの?」と催促されてしまいそうですからね。

コレはゴツそうだからと、後回しにしてたんですが・・・「きぃやぁあああ!」
ヒーターケースは分解リビルド済みだって聞いてたんだけど・・・コレで?!
気を取り直して、まずは文明の利器(笑)、電気真空掃除機をば。
はぁ、ようやく全容が見えてまいりましたが・・・
ネジのアタマは見えません(泣)。
バイスプライヤーでこねくり回して、どうにかビスのアタマを出しました。
で、タッピングビスの除去完了。
ようやくサビくれた底板を取りハズすコトが出来ました。
強力な洗剤をブッかけて、歯ブラシでゴシゴシと・・・
仕上げにと、もう一度洗いまして・・・
マイクロファイバークロスで拭き取れば、はい!再生完了。掃除はレストアの基本。
オモテ側もこんな具合になりました。
・・・と、喜んでばかりはいられないようで。
出ました!ドレーン穴のバリ。こりゃ製造会社の問題だモンなぁ・・・
そのオモテ側は、ドレーンホースを繋ぐ継ぎ手となっております。
本来あるべき径となるよう、カッターの刃先でバリ取りします。
・・・やっぱ、こうでなくちゃ。
詰まりを確認する意味でも、歯ブラシを突っ込んでみます。
あ、顔を出しました。コレでヒト安心です。
水も勢いよく流れ出します。夏場の心配がひとつ減りましたヨ。
さぁ、コッチも豪快にサビてるなぁ・・・ワイヤーブラシでシコシコ。
実は、先日分解した時には、ブロアーモーターはロックし掛かっておりました。強力な浸透潤滑剤をメタルに注入し、数日経過してから、バッテリー直結でブン回してアタリをつけました。底板とともに、サビ発生部位には転換剤を塗布して乾燥させます。
オモテで水洗い出来るところは、ここまで。
モーターブラシに水分を入れたくないので、慎重にコトを進めます。
洗剤を塗布して数分後から、不織布アルコール除菌クリーナーで・・・
コレで、7割方出来たところ。
で、日没頃にようやくヨゴレ落とし完了。明日はもう一度除菌作業だわい。

 ↑土曜日に作業開始した時にも思いましたが、メンド臭いところを極力端折ったヒーターケースリビルドが行われておりました(正直、開けてみてヨカッタ:泣笑)。こんなんじゃ、わざわざダッシュボードを降ろしてまで、この地味な作業を行う意味がホトンドありません。なんとか魂を込め直そうと念じつつの作業となりましたケド、コレで大丈夫!

 あとで見えなくなっちゃうところだからこそ、手抜きはイカんデス。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “ヒーターケースとブロアーの清掃”

  1. 最後の一言。
    ”あとで見えなくなっちゃうところだからこそ、手抜きはイカんデス。”
    コレ大事です。

  2. 見えないところこそ徹底的に!
    CSとかでやってるイギリスの番組「名車再生」、見てて楽しいんですが、結構汚れたまま再装着してます。「嗚呼、ソコ、洗えばいいのに~」といつもムズムズします。

  3. ヒーターケースとブロアーのリフレッシュ!これぞデポクオリティ!なかなかここまで実施してくれません。

  4. ヒーターケースとブロワーは重要な機構ですね。
    デポさんお得意の分解清掃再生術に、いつもながらアタマが下がります。
    ・・・「せいそう」と入力すると、「正装」が第一候補に表示されるワタクシメのスマホ。
    つまりは、それだけ身だしなみに気遣いしているのであります。うそです。

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