かんぱ、カンパ、大寒波・・・ワタシ的にはカンパと云えばカンパニョーロとカンパーナ

 先週から「かんぱ、カンパ、大寒波がヤッて来て大雪降るよぉ~!」と、しきりにテレビやラジオの天気予報が云うので、本日も夜半から身構えておりましたけれど、東京にはミゾレがパラっと来たダケで、ほぼ雪と云えるレベルのモノは降って来ませんでした。嗚呼、ヒト安心!

 で、本日はソレにちなんだ“カンパ”のハナシ(決して、ボンビーそうなマイクロ・デポに募金してくれってハナシじゃありませんヨ:笑)。

 まずとにかく、“カンパ”と聴けば、中学生の頃に悶絶しながら(笑)アコガレたのがイタリアはカンパニョーロの自転車レーサー用パーツの数々。国産の高級品には、シマノデュラエースとかサンツァーシュパーブなんてフラッグシップコンポシリーズが在りましたが、ソレすらも中坊には到底辿り着くコト叶わぬ高嶺の花であり、いつかは“デュラエースをフルセットで”なんて期していたモノ(コレは高校生の頃に中古組み合わせてナントカ達成:笑)です。如何に況や“カンパのレコードフルセット”などと云ったら、クランクとボトムブラケットのセット(歯は別)だけでも、当時で8万円とかしましたから、こりゃ社会人になってもオイソレとは手の出ないモノでした。「ハヤくオトナになりたぁ~い!!」

 で、そんなオトナになってしばらくした頃に、スッカリ二輪四輪のエンジン付きな乗り物に入れ込んでいたワタシも、ある機会に「今なら、オトナ買いが出来るカモ」と一念発起して、ヘッドパーツとエンドパーツに初めからカンパニョーロ製品が付いたイタリアンロードレーサーフレームを手に入れておいたんです。そのフレームだけでも、薄給のワタシにゃ結構なお値段だったんで、コンポーネントパーツにはカンパをアキらめ、シマノの中級品を択んで、部品をメチャクチャ安く販売していたお店でまとめ買いした上で、ホイールから自ら組み立てて現在に至っておりました。ソレが、先日のエアホルモン新年会で「オカモトさんの後ろにある自転車はナニ?」と乞われて御覧に入れた“ロッシンSPXたこちゃんスペシャル(笑)”なのであります。爾来30年、部屋のオブジェに(泣笑)。ソレを知った「ひこうき班長」さん(御元気ですかぁ?)から、「コレはぜひ、シャチョーが持っておくべきデス!」と本日御紹介するカンパニョーロレコードのディレイラー3点セットを10年ホド前に押し戴いておりました。先輩だか知人の方から譲り受けていたとのお話でしたが、貴重なパーツをいつまでも温存しているのも申し訳無いとは思いつつ、なかなか機が熟さなかったのですけれど、感染症蔓延のおかげで自転車は只今ブームを迎えているらしいんで、ココはひとつ、ワタシ流にヒト捻りした自転車ライフにあらためてチャレンジしてみるのもイイかな、と。昨日磨きましたヨ、5年ぶりに(泣笑)。

コレが、中学生当時にどうにか手の届く価格帯であったシフトレバー(ダブルレバー)。フレームに巻くバンド部分が無いのは、欠品ではなくて、カンパ用ダブルレバー直付け台座がそもそもロウ付け装着されているフレームに使用するタイプだからです。70年代後半当時のカンパニョーロコンポーネンツ設定では、廉価版(ヴァレンチノ・グランスポルト)から高級品(レコード・スーパーレコード)までが、すべて原則的に当シフトレバーを用いてました。各段のギアに固定保持する能力が低くて、一般的にはヒジョーに評判のよろしくなかったパーツ。そして、なぜかコレだけは国産高級品よりも安かった。でも、今にして想えば懐かしの逸品デス。
カンパニョーロヌーボレコードのフロントディレイラー。70年代末から80年代初頭に出回ったモデルだと思います。
ココのロゴが新しいモノに変わって、なんか“コレじゃない”感も。
裏側はこんな感じデス。軽合金とクロームメッキの対比も美しい。
このBREV.CAMPAGNOLOにアコガレてました。
各部の組立や調整に、いまだアーレンキー(六角レンチ)が要りません。
軽合金のバンド部分も、なめらかな曲面がステキです。
バンド部分にも誇らしげにロゴが鋳込まれております。
全体のコンディションも、なかなか良い様子です。
カンパニョーロ(ヌーボ)レコードのリアディレイラー。コレ以前のレコードは鉄製だったので、特に“鉄レコード”と呼ばれて区別されていた記憶があります。ワタシ世代だと、レコードのリアディレイラーと云えば軽合金製のコレ。通常はこのタイプを単にレコードと呼び、ヌーボを付ける場合には、この後に出た大きく筆記体ロゴが入ったモノ(先のフロントディレイラーはソレと対を成す)を指してました。
少々、ロゴに削れがあるのが残念ですが、往時の雰囲気は出ています。
コチラではアーレンキー対応ボルトが採用されていますね。レコードでは鉄製ボルトなのですが、スーパーレコードにはチタン(当時はまだ夢の素材でした)を採用し、その2本のボルトが違うダケで1万円くらい高かった記憶も。
やはりドコから眺めても、イイ味は出ています。性能はともかく(笑)。
で、昨日の昼間に、セッセとフレームの方も磨いて、少しずつ“フルカンパ”を目指して組み直すプロジェクト(笑)を開始いたしました。既に構想から10年が経っちゃってるケド(泣)。久しぶりにタイヤに空気を入れてみたら、やっぱドッからともなく抜けてるのが判明。ま、想えば30年モノのタイヤですからね(笑)。まずは、チューブラータイヤの新品を手に入れなくちゃ・・・
あー、そーいえば、コレもカンパだわ(笑)。
世の中に二つとない個体、大切に運び出しました。
本日は、午前中の雨雪が降ってくる前に移送作業を行いました。
カンパーナ、現地のエラいヒトが見に来るとか(来られるのか:泣笑)・・・

 ↑昨日は、暫し“カンパ”から少年時代の憧憬を思い出させてもらい、本日は、“カンパ”からゲンジツのキビしさ(実際、雪こそ降らねどサミぃーよぉー:泣)を思い知らされましたヨ。カンパニョーロもカンパーナも、何となく語感が似ていて“いたりあぁ~ん”な感じですね。あ、このギブリカンパーナに付いてるアルミホイールはカンパニョーロ製では無くてスピードライン製、80年代初頭までのマセラティ車のようにカンパニョーロではございません。“カンパ”だったらよかったのにな。

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “かんぱ、カンパ、大寒波・・・ワタシ的にはカンパと云えばカンパニョーロとカンパーナ”

  1. お、お、お、カンパニョーロも、カンパーナも大好物です。カンパニョーロは、たこちゃん世代の後のCレコードが憧れでした。今日は雪なくて良かったけど、ずーっと寒かったですね。

  2. 自転車は疎いですが、それぞれのパーツ、美しいですね。
    ギブリカンパーナは、カンパニョーロホイールも似合いそうです。

  3. 寝正月でポンポコになったお腹にはサイクリングもよろしいと思います。
    寒さが敵ですが。

    ↑ 完全に自分のこと言ってる。

  4. 自分は小学校のときブリヂストンのロードマンに夢中でした…
    本格的な奴は高すぎて憧れにもなりませんでした。

  5. ビトルボのホイールはカンパニャーロなのですね。
    感慨深いものです。
    それにしても、ギブリカンパーナが現存しているだなんて。

  6. カンパニョーロと言ったら、2輪のホイールのイメージです。
    詳しい知識も無く、ただ憧れていただけで、手に入るものだという認識も無かったかな。
    しかし、今朝は寒かったですね。
    近くの公園の芝生は降雪したみたいに霜で真っ白になってました。
    みなさん、こんなご時世ですのでお風邪など召しませんようご自愛を。

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