久しぶり、松戸市立博物館へ。

 昨日、墓参三連発のアトに、そのまま千葉拙宅へと戻るつもりが、今やこの世に居なくなっちゃったヒトビトに手を合わせてたらコドモの頃が急に懐かしくなりまして、昭和中期を体感出来るスポットへと立ち寄るコトにしたワケです・・・

まずは、自分の両親をお参りしましてね・・・
次に、ダウドンにも詣でましてね(笑)。
遅めの朝メシ。
カレーが嬉しい、朝定食。
納豆喰ってスタミナ付けて、従姉と義父のところも巡ったアトには・・・
そのままワープして、こんなスポットに。
どーも、やたらと遺跡が出るらしい・・・
ドッチに行けばイイんだろ・・・
相当立派な市民ホール。
さだまさしや山内恵介も来るって書いてあったから相当なモノ。
16:30までか・・・意外と時間は無さそうです。
かなーり以前に訪れた時とは雰囲気が変わったように思うケド・・・
森のプロローグと称するトンネルに。
涼しげなトンネルを抜けましたら・・・
超絶立派なミュージアム。
回転ドアにはドアマンまで居るし、ほとんど高級ホテルのよう。
カメラに付いた◯印が、なんとも嬉しいワケでして・・・
入る時には「松戸の三万年の歴史を御覧になれます」と。大きく出たね(笑)。
涼しげなブースに足を踏み入れますと・・・
もうココで二万年前まで来ちゃってる。最初の一万年はさっきの人類進化ボード?
豊島園に在ったアドベンチャーゾーンアフリカ(笑)みたいな雰囲気。
縦穴式住居のディオラマ。
縄文式土器。こんな展示が無数に在りますが、以下は割愛(笑)。
「コレは大きいゾ・・・」
横須賀は松戸市内の地名デス。港のヨーコの方じゃ無いヨ。
ま、よーするに海が近かったか、かつては海の中だったか。
戸籍と云う概念の始まり。
千葉県と云えば、やっぱ豪族の千葉氏。
力の入った精巧なディオラマも数多く展示されております。
松戸市内に、今も◯◯新田と云う住所が幾つも存在するのは、こーゆーワケか。
新田開発手形。
各所で見掛ける庚申塚と云うのも、コレ由来のコトだったのね。初めて知った。
庚申講料理。当時としては、コイツは御馳走だったコトでしょうね。
「シタにぃ~、シタにっ!」
昨日までのネタにも関わる、水戸様の大名行列。
ムカシゃ、この距離を歩いてくんだから御苦労なこった。疲弊するよねぇ。
松戸はこの街道の始まり(江戸側)から三つ目の宿場町だったのね。
松戸宿本陣関札。
やっぱ元の宿場町って、独特の雰囲気が残っているモノです。
この近世の街は、良く出来たディオラマで・・・
帆掛け船や水面の表現に、モデラー魂が心踊る(笑)。
ようやく、3万年前から60年前まで来たヨ(笑)。
昭和37年に初めて出来た常盤平団地。まずは、この動画を(音出ます、注意)!。
とにかく、全国で初めての団地暮らしがアコガレの対象となりました。
おそらく、40年前→50年前→60年前と書き換えて来てるのね(笑)。
・・・で、なんとモノホンが在るんだヨ、ココに(笑)。
「アレ?ソッチから入れるんだっけか?!」
スズキセルペット。スターターが付いてたダケでエラかった時代。
常盤平団地の一画、夕景を彩るアクセサリーとしては最適かも知れません。
以前は、こうしてベランダ側から室内を垣間見るダケと云う風情でしたが・・・
先ほどの動画に出てくる当時映像と寸分違わぬ再現度に驚嘆します。
コツコツコツ・・・「ただいまぁ~!」
「ア~ラ、お帰りなさぁーい!ア・ナ・タ❤️」
なんと、玄関から部屋へと入れるようになってました。下駄箱内までも再現。
まずは、最新式の洋式便座で用を足しまして(笑)・・・
ヒネりが下向きになってるシャワー蛇口から水を出して手を洗い・・・
ガス釜で炊いた御風呂で、シゴトのツカれを洗い流します。
スノコと云うのも、今では絶滅危惧種の日用品ですね。
「ああ、ムカシはコレだった!」ディテールが皆懐かしい。
洗面所の流しが厨房と別に在ると云うのも、今じゃアタリマエですが当時は最先端。
このリビングルームは、高価なステレオさえも置かれている御大尽仕様です。
東郷青児にVAT69。当時ド鉄板の応接間アクセサリー。
畳の部屋にカーペット敷いて、ムリヤリ洋風化するのもナミダぐましい。
きっと新生児が居るのでしょう。若夫婦はドコで寝るの(泣笑)?
スリコギ、三角コーナー、タライ・・・
ヒト口タイプのガスコンロ。
電気炊飯器と、ナゼか当時大流行したミキサー。
このパンチングボードも、ムカシの家には必ず掛かってましたね。
ナショナル電気冷蔵庫もちゃんと在るし・・・
ローラー式脱水機構の付いた洗濯機も持ってるみたいだし・・・
東芝の電気掃除機(音出ます、注意!)までも。この若夫婦は結構な金持ちとお見受けしました。
「♪くりくり三角小さなドロップ・・・(音出ます、注意!)」
知ってる?丹頂チック。う~んマンダムやギャツビーの御先祖様ヨ。
とどめは、ミツワ石鹸だぁ!「♪わっわっわーぁ輪が三つ(音出ます、注意!)」
バヤリースオレンヂ・明星即席ラーメンなどとモノクロ懐かCMは続き・・・
「あ、コレ、CM本で見たコトあるヤツだぁ・・・」
寿屋(現サントリーHD)で当時の主要銘柄はヘルメス(音出ます、注意!)でした。
階上部分まで再現されてます。なかなか離れ難いケド、そろそろ次へと・・・
昭和の夕餉のカホリを感じた、懐かしいヒト時でした。
いきなりの虚無僧。
どうして、松戸に虚無僧?
実に、総本山が松戸に在ったとは。
その証拠写真。
虚無僧と云えば、尺八。
意外にも、近代に入ってから一般化した楽器であるようです。
そして、梨棚。
鳥取じゃ無かったのか・・・
松戸さんが発見者とは・・・ソレで松戸市なの?ひょっとして。
その原木のクローンは鳥取に現存すると云う。松戸、スゲー!
当初入ったのとは、反対側の出入口に・・・
そのまま屋外への誘導路を歩きますと・・・
隣の森の中へと導かれますが・・・
「うおっ、縦穴式住居!」
森の中には、こんなのが三棟も。
密に編まれた屋根。ムカシのヒトのド根性に感心。
その中の一棟には、なんと入れるらしい・・・
さっきまで燃してたケド、暑すぎるんで消したそう(泣笑)。
煙は、なんとなくルーフのスキマから逃げるんでしょうかね。
縄文時代の生活を体感する施設なんで・・・
ちゃんと主(ヌシ)のオバチャン学芸員さんが居たわ。懇切丁寧な解説。
地面スレスレのところには、スキマも在るのね。コレもベンチレーションか。
4500年も前に、コレだけのモノを作った先人たちはエラい!
常設展示を粗方は観オワったんで、次は期間限定の企画展示コーナーへ。
「アトでヤラねば・・・」
コケシと云えば・・・
やっぱ、鳴子。
コケシと云えば・・・
やっぱ、南部。
ホカにも、い~っぱい産地ごとの展示があるケド、違いがよー分からん(泣笑)。
コレはすべて、とある好事家が収集したモノだとか。
全国を旅する口実にもなるイイ趣味ではあるな。
一時マイブームだった、やないづを思い出しちゃった。
「さぁ、しおりイッてみよー!」
「フムフム・・・」ま、とにかくも色を入れろ、と。
塗り絵なんて、久しぶりだよな・・・
枠外の余剰部分は切り取って・・・
「出来やしたっ!」と、持って行ったら、係のオヂサンがパウチっ子。
完成品はコチラっ!左がワタシで右がヨメ。意外と可愛いお土産物に。

 ↑ソレが「なんで松戸?」って感じではありますが、全国初の団地であった常盤平団地の再現室内展示を観るコトが出来るからなんです。かなーり久しぶりで昨日がおそらく3回目だと思うんですが、周囲の公園はもとより博物館自体もモーレツにグレードアップしたよな気がするのは気のせいなのかな。写真を撮り忘れましたが、館内カフェスペースのトースト(超絶厚切り)セットとサンドイッチ(手作り)セットが思いのホカに絶品で、ちょうどイイ遅めのランチとなりました。大人一人310円で入館、550円のトーストセットでシメて860円の至福。あんまり松戸市にゃ御縁が無かったけれど、昭和な団地や遺跡以外にも、宿場町としての側面、虚無僧や二十世紀梨のハナシなど、意外と全国的には知られていない千葉県松戸市の実相が見えたのは大きな収穫となりました。こうした全国の自治体ミュージアムを巡って歩くのも、また楽しかろうと思いましたヨ。

 それじゃー、また明日。

-------
愛車を御手放しになりたい方は、コチラ:車輛売却時にも、当店に持ってくるのが結局ラクでお得ヨ。マセラティじゃなくてもね。をどうぞ。

-------
マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ヴイすりゃ~)・ア~マ~ゾ~ン(笑)!!を通したすべての過去記事への一気到達用ページへはコチラ:マセラティでイッてみよう! 過去記事月別アーカイブ(ア~マ~ゾ~ン新版)からどうぞ(ヒマつぶしに最適!)

8 Replies to “久しぶり、松戸市立博物館へ。”

  1. 松戸って凄いのですね!ビックリしました。

    私は常磐線には浪人時代毎日お世話になっていましたが、車窓から見えた「角海老」の看板しか記憶にございません(笑)。。

    尚、僕は飲むのは「柏派」でした(苦笑)。

  2. 松戸駅周辺はラーメンで盛り上がっているそうで、その辺はラーメン大魔王のコメンテーター様に譲るとしまして、常盤平ってすごかったのね。
    新京成電鉄は地味なのに・・・

  3. 松戸市立博物館、なかなか凝ってますね。メモしました。
    しかし、20世紀梨は鳥取じゃなかったのか!と驚き。

  4. 昨日までの偕楽園に続き、こちらも見ごたえありました。
    常盤台団地の再現室内展示が超絶。
    デザートのスイカにスプーン(フォーク?)、おまけにドリンク付き。ビンボーな昔のウチではあり得ません(笑)。

  5. 展示物が盛沢山ですね。
    この松戸の地形のディオラマに、戦車のプラモを並べて写真撮影をしてみたいのですが。

  6. この類の博物館、行ってみたいですねぇ…。
    しかし、そもそも場所をあまり理解していないもので…。

  7. 茨城生まれとしてコメントしようと思っていたら、水戸編終わってました笑
    社長のブログにかかると見慣れたところも素晴らしいものに見えますね!

  8. 後出しコメント: 松戸、柏近辺には用事がなく訪問したことがありませんので、ラーメン情報なし(泣)です。
    松戸市立博物館は優秀ですね、さすが博物館マニアたこちゃんならではのセレクトです。常盤台団地の実物大の展示がサイコー!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です