ときわ路パスで行こう(その2)

 先日「稲敷のK」さんことボディライン小林さんがメカトリエにお越しの際、「オレね、関東鉄道にいっぺん乗ってみたいんですよね。そもそもアレ、どっからドコまで繋がってるんですかね?」「取手から始まって、確かモーカの方まで行ってたんじゃないかなぁ・・・」「モーカって、栃木県の真岡?」「そです、そです。モーカ」と県内御出身の小林さんからお伺いした情報から、昨日の小さな旅が始まりました。秋の紅葉シーズンだし、何かスペシャルな乗り放題系のフリーキップが出てないかしらと検索してたら、確かに関東鉄道の公式サイトにその手の情報が幾つか出ていて、ソレをどうやってドコで入手すればよいかを電話でたこヨメが尋ねてみたワケなんですが、良心的な関東鉄道のヒトが、「JRさんのときわ路パスの方がお得です」とその買い方まで御教示くださったんで、旅の可能性がグッとワイドになったという感じです。まぁ、どっちにしても一日で全部回るのはムリなんですケドね(泣笑)。

運転席を覗くと、巡行速度は70km/hってトコ。「♪鉄橋だ、鉄橋だ、楽しーな」
車輌の最前面で見る複線ホームでのスレ違いも、迫力があります。
そのうち、目的地に到着いたしました。
真岡鐵道の益子(ましこ)駅デス。
いつものように、駅にくっついてる観光協会へ。
このカッチョいい(ジュニア用?)電動アシスト自転車は借りられるのかな・・・
さっそく申し込んだら、ママちゃり型(泣)のヤツが2台、宛がわれましたわ。
初めての電動アシスト体験ですが、どんなモンかな・・・
「あちょ~!こりゃスゲーぜ、グングン進むゾ!」想像以上の威力デス。
大きな交差点のカドに、何やら立派な建物が・・・
栃木県指定文化財の日下田邸だそーです。
この城内坂という交差点まででも、駅から結構な距離があります。電動チャリが有難い。
益子での第一目的地までは、アト420mが全部上り坂(大泣)。
しかしながら、電動チャリの素晴らしいアシストで難なく到着出来ました。
益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
門を抜ければ、まずは目につくこの建物。
笹島喜平館
敷地内の木々が紅葉しているのが、とっても美しかったです。「ザ・ニッポンの秋」
一応、益子と云えば益子焼なんで、フムフムとおベンキョーいたしました。
でもね、ぶっちゃけ陶器と磁器の違いも良く分かってないワタシ(泣笑)。
展示物のある渡り廊下を進んで行けば、さらなる立派な門構えが・・・
門を潜れば、100年タイムスリップしたような空間になっておりました。
整然と切り揃えられた薪が幾何学的な美しさを湛え・・・
真新しく見える窯も、良く手入れされているようです。
コチラの建物では陶芸教室も行われているようでしたが、昨日はやってませんでした。
そして、見事な登り窯。当地に移築復元されたモノらしいです。
後ろから見ますと、こんな感じ。
さらに寄って見ますと、なにか生物感すらを漂わせる有機的な造形です。
まぁ、日本遺産に認定されてる逸品ですからね、素晴らしいワケです。
そして、日本遺産の本体は、この益子で没した陶芸家で人間国宝の濱田庄司氏旧宅
人間国宝たる御方の住処は、どのようなお住まいだったんだろな・・・
「あら?全開になってる。コリャ入ってもイイってコトか?!」
かなり早い時代に電話も敷かれていたらしい・・・
おずおすと靴を脱いで、御邪魔してみます。
「おおっ!コレは素晴らしい座敷・・・」
・・・さっそく寝る(笑)。
目線の先の風景(その1)。
目線の先の風景(その2)。
ムカシの和風建築って、空間の取り方や採光がステキです。
清潔な台所からも、煮炊きする香りが立ち上ってくるようです。
囲炉裏を囲んでの一献も、また佳きかな。
オモテに出ますと、御製の碑が建ってました。
人間国宝の揮毫か・・・やっぱ、字も上手いんだな。
この施設全体の白眉とも云える益子陶芸美術館
でもねぇ、入らなかったの(笑泣)。時間が無くなっちゃうからな。
次に訪れたのがココ。益子の市街地で最も駅から離れたあたりですが・・・
電動アシストチャリのお陰で、ストレス無く到着いたしました。
現地の案内図で見ると、こんな感じです。
さぁ、さっそく入ってみま・・・「アレぇ?門が閉まってる・・・」
ナゾの9803km。
閉ざされた門と受付・・・
「閉館(大泣)」以上、益子参考館からのレポートでしたぁ(泣笑)!
とりあえず、参考館の建物ダケを垣間見まして・・・
「ここ面白そうだから見てみたら?」「じゃ行ってみる」と、陶芸村みたいな場所に。
なんか、みんなヤッて無い(泣)。日曜日なのに、ドボして?・・・
ちょうど駅までの帰り道となるんで、少しハヤ目のランチといたしました。
湯呑みも、此処のマスターが焼かれたモノとか。
十割そばがお奨めだと仰るんで、くるみのツユをつけて・・・
シェアするために大盛としました。コレは素晴らしいお蕎麦です。
そして湯葉の載った蕎麦。コレは珍しいので、どんなモノかとヒト啜り・・・
湯葉も蕎麦もツユも、サイコー!ちなみにツユ全飲みしたのは云うまでもありません。
これから数キロ駅まで戻りつつ、ハラごなしをしてまいりましょう。

 ↑というワケで、ようやくコレで昨日午前の部まで。こっからがまた、ムダに長くなりそーなんだよなぁ(笑泣)。

 それじゃー、また明日。

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9 Replies to “ときわ路パスで行こう(その2)”

  1. 「ときわ路パス」で鉄道乗り通しと思いきや、しっかり観光されてます。
    電動ママチャリで行動範囲広し。
    益子の街並みも、風情ありますね。

  2. 腹ごなしというと、電チャリのバッテリーを外して重くしていただいて…
    でもせっかく電車で動いたのに「蕎麦+お酒」ができないのはちと残念ですね。

  3. あああ
    おぐさんも書いていましたが「バス」ではなく「パス」だったのですね(苦笑)また田川陽介とか出てくるアレ系かと思ってました。。。。
    結局アイドルの始球式での「ノーバン」と一緒でした!!老眼です。

  4. レンタサイクルも電動なんですね、確かに楽だ。電動自転車は乗ったことないけど、皆さんスイスイ走ってるから。
    焼き物の街、益子には行ったことないですね。あちこち休みなのはちと残念、また、来なさいということか?

  5. 昔々自分が幼稚園だから半世紀前、家に漫画が2冊あって、一冊はのらくろでもう一冊がスポーツマン金太郎。色々よくわからず読んでましたが、田河水泡、懐かしい。

    あと昨日テツヲタ師匠が描かれていた関鉄ビール列車、いいなあ。今度の土曜はきびしいですが、これ毎月やってるのかしら。

    それにしても、畳に寝っ転がりたい。青畳とかじゃなくて、こういう枯れた風情のやつがよいです。

  6. 1枚目は、リアル電車でGo!
    昔、TVゲームで流行りまして、電車を操縦したかった大人たちが結構、いたのです。
    間近でレトロな電車の運転者さんの操縦技術を眺める事は、興味深げです。
    そばも、美味しそう。

    愛宕のSさまは、老眼では無く心眼で。
    深層心理がそのように捉える若気の至り、なのであります。
    おぐさんちには、すすめパイレーツが・・・。

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