激闘!カンパーナ(その10)

 「♪ はぁ~れたそらぁー、そーよぐかぜー」と思わず鼻歌も出てしまうよな秋晴れの東京練馬。一年を通してこんな気候だったらどんなにか人生も楽しかろうと思いますが、四季があるというのも折々の季節感が楽しめるんで、暑さ寒さや風雪に耐えるのもまた、人生の彩りだと達観していかねばなりますまい。本格的な真冬の前に、もうヒト踏ん張り!

昨日は、無事に3度目の産声をアゲられたギブリカンパーナでしたが・・・
このスキマで勝負せねばならぬクラッチ油圧ラインのホース交換は難儀を極め・・・
油圧ラインに噛んでるエアも、なかなか抜けてくれないんで、ヒト晩放置プレイに。
そして、室内では御持込のアト付けグッズの数々を取り付けての配線廻し作業を開始。
こうして、数ある物品の配置を決めてから、動作確認をば・・・
すべて正常に起動したものの、ACCに繋いでるのが常時作動になっちゃってる(泣)。
金時計も、電気は来てるケド動かないんで、交換しないとイケませんね。
さぁ、クラッチ油圧ラインのエア抜きを開始、「1・2・3・ダァ~!」
続いてブレーキラインの方も「1・2・3・ダァ~!」この体勢はキッツイのぉ。

 ↑「1・2・3・ダァ~!」は、掛け声を出しつつクラッチやブレーキのペダルを踏んで、「ダァ~!」のタイミングでそれぞれのバルブを開き、途中に噛んでるエアと劣化フルードをピュっと排出する古典的な技法。経路内のエアブリードをしながら新鮮なブレーキフルードで劣化成分を押し流しつつ経路内にフルードをくまなく満たすというワケです。もちろん負圧で抜く器械も持ってますが、旧いヤツには原始的なやり方こそ一番です。その代償として足腰パンパンとなりますが(泣)。

しばし天井を眺めては、来し方行く末を想ったり(泣笑)します。
さぁ、リフトを降ろして、エンジンの冷間始動試験にイッてみましょう。
予備のイグナイターを用意して、点火系の検証をしています。


 ↑で、コリャあっけ無く無事に掛かりました。「ヨカッタぁ~!」

 ↑一番初めには、微動だにしなかったクラッチペダルでした(憶えてます?:泣笑)が、マスター及びレリーズシリンダーと油圧ラインホースを交換の上、同様にマスターシリンダー交換を受けたブレーキの油圧ラインとともにエアブリードを済ませて蘇りました。とまぁ、“小ネタ叩き”とは申しましても、ソレが1000本ノックだと結構キツイですね。

 それじゃー、また明日。

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4 Replies to “激闘!カンパーナ(その10)”

  1. いやー!スバラシイ匠の技ですね。
    それにしても、シートのない状態のノンアシストペダル踏みはとんでもない体勢を強いられさぞかし大変なご様子。ご自愛ください。
    いよいよ大団円間近!?(それともまだまだ茨の道でしょうか)

  2. 一歩一歩確実に前に進んでいます。
    動画の手動アクセルの「ギュイーン」の音が痺れますね。
    とてもカッチョイイです。音も作業風景も。

  3. 毎日の匍匐前進を、固唾を飲んで見守り続けて参りましたが、ついに(その10)!
    いつの間にやら、匍匐前進が大躍進に。
    これも、マイクロデポさんの日々の努力の積み重ねの賜物。凄い!
    ブレーキラインの中のフルードが、綺麗なものに入れ替わって心地良さげであります。
    1000本ノックの日々、まことにお疲れ様です。
    では。

  4. とうとう「その10」に入ってしまった。。。たこちゃんの寝転んでの「1、2、3、ダァー」がこれまた辛そうで、、、まさに地獄の修行になっちゃてます。1つ1つクリアしているものの長い道のりです。

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