マセラティクアトロポルテⅣ用のパワーウインドーレギュレーターを分解修理したハナシ

 だからさぁ、アタマがワルいんだから、ややこしいコト考えるのイヤなのよね(泣笑)。とかなんとかホザきつつ、ソレでもヤラなきゃ先に行かんので、瞬間的に色んなコトを考えながらゴールは目指すのですけれど。このマセラティクアトロポルテⅣ用のパワーウインドーレギュレーターって、設計したヤツと一度ヒザを突き合わせてお話してみたいモンです。あ、その機会が与えられるならば、ドアインナースキンパネルの図面引いたヤツも同席させてね。喝入れたるから、喝をば(笑泣)!

ブッ壊れたパワーウインドーレギュレーターをソッコーでハズし、ドナーと見比べます。
ああ、インナーワイヤーがこの位置でホツれたヤツは、簡単には再生不可能です。
びんびろびぃ~ん(泣笑)、ダメだコリャ!
底部ストッパーラバーが欠損してるのも、良くない影響があったかも・・・
用意出来たドナーは左右反対の品なので、ワイヤーを正対称に組まねばなりません。
アタマがこんがらがってきたので、レールでも洗ってよ、っと。
コレで、とりあえず組立の準備は出来ました。
アウター&インナーワイヤーセットを省けば、なんとまぁシンプルな構成。
ドナーからの移植を開始。予めA~Dと附番しておいた通りに組んでまいります。
コレで、アウターワイヤーの正対称移植固定は完了。
「さぁ、モンダイはコイツだヨ・・・」
あちゃ~!また随分とハードなこねくり回され方しとるなぁ。
でも、製法特許(笑)のワイヤー直し芸によって、ヨリを戻すコトが出来ました。
ところが、リールケースにウマく収まらないという大問題が発生。左側がドナー品ですが、樹脂(PA66=ポリアミド66、いわゆる66ナイロン)製リールと、モーター嵌合軸部の金属製ギザギザパーツが別体となってました。一方右側の黒い方はギザギザ部分まで樹脂で一体成型となっていたんです。旧い型の金属製の方がモチが良さそうだなと思って採用しようとしてたんですが、結局元々付いてた黒い方を採るコトになってしまいました。
ちょっと分かりづらいですが、こんな感じデス。
そんな艱難辛苦もありましたが、リールの再構築も完遂し、動作実験の図。
あ~、どうにか無事に動いてくれました。毎度ながら心身ともにクタクタだわ。

 ↑コレだから、なかなかドナー品も捨てられないのよねぇ。今回のケースみたいに、その時ナニが必要となるかは分からないモンで。ソレもコレも、もはや安価な純正新品が望めないからなんですケドね(泣)。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “マセラティクアトロポルテⅣ用のパワーウインドーレギュレーターを分解修理したハナシ”

  1. ドナー頼りの命…
    持続可能な社会!とか世は叫んでいますが
    ビトゥルボ期マセラティこそ世界文化遺産的に持続させてほしいものです。

  2. 昨日に続き、イオタTさまに同感。
    ドナー品活用はエコでもあると思います。
    頑張れたこちゃん。

  3. 窓の開閉構造の解析、これは大変な作業です。
    インナーワイヤーがほつれたりするんですねえ。
    「設計したヤツと図面ひいたヤツ、出てこい!」にも、うなづけます。

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