検索エンジンの曲がり角

 今日は、ガラにも無いハナシでお茶を濁そうという次第です。近頃はドライブのお伴がスッカリとスマホとなってらっしゃる方々も多かろうと推察いたします。ドライブ中のBGMもスマホから、ナビ代わりには各社のマップ。これでは月々のデータ通信料は嵩む一方ですが、ベンリなコトこの上なしなので、自身も時流に遅れまい(スマホに慣れたい)との一心で、深く考えもせずに利便性を享受する昨今ではありました。

 そんな快適なBGMを流しつつのドライブを続けるうちに、今さらながら、あるコトに気が付いたんです。スマホにダウンロードしていた“YT MUSIC”というアプリを立ち上げて、当初は気に入りそうな自らの知ってる曲を数曲流してみました。すると、Youtube動画で云う“関連動画”のノリで「こんな曲は如何でしょう?」ってな感じの曲が次々と自動的に選曲され、スピーカーから流れる様になってきました。

 初めのウチは、「懐かしいねぇ~!グーグル先生のAIも、なかなかヤルねぇ~」くらいの気持ちで笑っておりましたが、そのようなBGM付きドライブの回数を重ねるウチに、「コレって、オレがハタチの頃にカセットテープに録音してヘビーローテーションしてたメンバー(曲)じゃん(しかも、ほとんどパーフェクトに)」ってなコトになってまいりまして、自らの恥部(若気の至り?:笑)を覗かれたような、こっぱずかしさで一杯になってまいりました。初めて貸レコード屋で借りたボズ・スキャッグスとか、アースウインド&ファイヤー、シャカタク、アンテナ、シャーデー、阿川泰子、バーシア・・・トシがバレバレですね(泣笑)。今のところは若い頃に横〇銀蝿とか聴いてなくてホントにヨカッタと恥をかかずに済んでますが、コレって日毎に精度がアガってるのが分かるんで、本当にブキミです。AIというのは、想像以上に恐ろしいモノだなぁと今さらながらに戦慄を覚えました。もはや個人情報(あるいは、もっともっと深層の部分までが)的なコトは、すべてGAFAを始めとする世界各国のIT企業に持って行かれているのか・・・

 インターネットの黎明期には、我が国では代表的なサーチエンジンとしてInfoseekってのとYahoo!が挙げられておりました(もちろん他にも在った)。今では信じられませんが、いわゆる今で云う「ググる(キーワード検索)」という在り方は限定的にしか存在せず、ディレクトリ検索と呼ばれる「階層を掘り進んでようやく目的地に到達する」理念のモノが主流だったコトと思います。ですから、ホームページ作りの入門本には、「ホームページを作ったら、世間の人々から検索して見て(辿り着いて)もらえるように、最低でもInfoseekとYahoo!への登録は必ず行いましょう」的な文言が必ず記載されていたモノです。ウチのホームページにも、例えば「自動車→外国車→イタリア車→マセラティ→専門店」と掘り進めて行けばようやく(しかし必ず)到達出来たという按配です。今では「マセラティ中古車専門店」と、ここまで限定条件を付けてググっても、ウチの公式サイトはトップに躍り出るコトは無くなりました(泣)。課金が必要となるビジネス上のサービスを受けてないゆえです。こりゃボンビーだから仕方のないところ。しかしながら、本当に必要な情報が検索の上位にヒットしてくれなくちゃ、サーチエンジンの名も泣くというもの。一方で、我々が日々検索を重ねた結果、AIはその指向性(嗜好性?)を自動的に判断し、「こんなのは如何でしょう?」ってな感じで要らぬ広告を表示するようになってからも幾久しいモノですね。コレこそ課金サービスです。

 で、Youtube(現在はGoogleの子会社)動画の広告が、ここ数年の間に実用性の限界を超えるホドに表示される傾向にあったため、新コロ感染症禍で巣籠もりも多くなったコトだし、ついにワタシは課金してプレミアム会員となりました。広告は出ないし、スマホでバックグラウンド再生が出来るようになったので、前述のドライブBGMにも起用出来るようになったというワケです。「ベンリ=ブキミ」であるのをどこまで許容出来るのかが問われているような気持ちで居ります。

 ここで、極めて“コロンブスの卵”的な発想にいたったワケですが、「ひょっとしてGoogleの息が掛からぬ、非ブキミな(笑)検索エンジンが存在するのでは?」と素朴なギモンを持ったのが、つい三日前。チョビっと調べてみたら、ソッコーでワタシの欲求に近いサーチエンジンを見つけました。その名は“DuckDuckGo”・・・いきなりパチモン臭のする胡散臭さが漂ってますね(失礼)。早速使ってみました。「マセラティ」でウチの公式サイトが35番目・・・ま、こんなモンでしょ(泣笑)。「マセラティ専門店」ではマップによる案内を除けば、一位!「マセラティ中古車専門店」では完全に堂々の一位! って、まだまだ日本じゃドマイナーな検索エンジンでの結果ですから安穏とはしておられませんが、コレが主流になってくれんダロか(笑泣)。

グーグルの草創期を思わせる画面。今、ホントに欲しい情報にたどり着けるカモ?!

 ↑このDuckDuckGoって、三日前まで知らなかったんですが、先鋭的な方々や、トラッキング追跡を嫌う方々には、既に結構名が通っている模様です。まさか巨人グーグルの虚を突いたサーチエンジンが十三年も前から存在してたなんて驚きでしたが、「ニーズ在るところには商機有り」って感じですかね。ニッチも次第にその独自性が評価されるようになれば、一定の顧客を掴めるといったところでしょうか。

 同じキーワード群での検索結果が、場合に拠っては大きく異なるんで、今までとは違った世界も見えてきそうです。ワタシもさらに研究を進めて、個人情報を護りつつも真実を探求し易い環境を構築出来るように改善していこうと愚考しております。ちょっと試してみては如何?

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “検索エンジンの曲がり角”

  1. 世の中知らない事ばかり。
    でも何とかやっていけると思ってます。
    すみません、あくまで持論です。(笑)。

  2. 検索エンジンの闇のようなものは他の方からも聞いています。
    検索結果を恣意的に操作しているというのは有名です。
    SEO対策という奴でしょうか、どうも不透明で気分が悪いです。
    商売ネタならまだしも、政治ネタ思想ネタまで操作されているとか。
    (米大統領選の不正投票ネタはなぜかヒットしない時期があったり)
    「便利で無料」の裏腹にはこんなものがあるのですね。
    しかし、グーグルでマセラティ専門中古車で上位にこないのはおかしいですね。(「マセラティ 全裸」では1位なのに…)

  3. イオタTよ、そなたはさぞかし全裸ネタが好きなのであろう。
    しかしながら、おぬしは真相を見誤っておる事に気付かぬのか。
    そなたの目は節穴である。
    なぜならば、素肌にビトルボを羽織っているから、なのであります。
    マイクロデポとは。
    旧車を再生し超絶オーラを放つデポ謹製車両をプロデュース。
    孤高の芸術家、岡本和久先生が究極のお洒落をコーディネイト。
    キャッフレーズは「マセラティを羽織りませんか」
    ですから、「マセラティ 全裸」で検索してマイクロデポがヒットするわけねえだろ・・・あっ、ヒットした!

  4. 「マセラティ Sm仮面」、「ビトルボ 全裸」でもデポがでてきますね、さすがに「マセラティ Sm」では、シトロエンSMが出ますが。。。。

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