たこちゃんズ、北へ。(その4:善寳寺③)

 きょぉ~も、ホントーに暑かった!デポの目の前マンションでは足場工事が相変わらず続いており、店舗周辺ではまったくシゴトが出来ない状況となっているため、チャリ漕いで春日町の置き場での炎天下作業を敢行いたしました。よりによって、今日の東京練馬は最高気温35℃!

 そんな夕方、“みちのくの夏休みネタ”で少しは涼んで頂けるかな?

比較的最近の年代に修復されたという参道。「貝喰之池=かいばみのいけ」と読みます。
参道の階段を上り切ったところに久住門という門が在ります。
「貝喰の池(人面魚など)」・・・“など”がテキトーな感じでイイですね。
参道の途中には休憩所もありましたが、ココも何しろ暑いんで、先を急ぎます。
解説文が無いんで、この句の謂れが分かりましぇん(泣)。
おっ?いよいよ池っぽい雰囲気になってまいりました。
と、人面魚に関する説明文の記載。ブームは平成2年(1990年)だったのか・・・
この広くてバスクリンみたいな色(笑)をした池のドコに人面魚が居るのか・・・
鯉の群れを目で追いつつ、結局は一番奥までヤッてくるコトに。
ああ、このシルバンなヤツはアヤしいんだけどなぁ・・・潜水してる。
やっぱ、アッチで待ってた方がイイのかな・・・
カメさんダケが、なんとなく涼し気にしております。オモテはムンムンよ!
あ、またメタリックなヤツが泳いでおりますが・・・
おおっ!只事ならざる佇まい。「ホレ、コッチをお向き!」
で、コッチを向いてくれましたが・・・
この状況で一体何枚の高速シャッターを切ったコトでせう。
コレは人面魚ってコトでいいんですよね。
コッチのヤツ(手前)も、やっぱシルバン人面魚なのかな?
とにかく、こうしてスグに群れたがるんで、撮影できたのは超ラッキーでした。
龍神様にも懇ろにお詣りをいたしまして・・・
もう一度、人面魚方面にアタック!
あ、ゴールデンがコッチ向いてる!
シルバンの方はと・・・コイツはあんまり人面でも無いような。
再びゴールデンの単独航行(笑)を発見!
うん、コイツは間違いないと確信するショット。
そのムカシ、東スポやフライデーに載った顔そのものですね。ヨカッタぁ!
この池に、ブーム当時は一日一万人(!)も押し寄せてきたというんですからね・・・
今では、周囲の農村地帯もスッカリ静寂に包まれています。
こうした旧い蔵も、そのうち無くなっちゃうんでしょうかね・・・
赤く錆びたトタン屋根が周囲の緑や青空に映えて、むしろ美しいくらいです。
懐かしい雰囲気の消火栓。脇役の捨て置かれたオ〇ナミンC瓶にも昭和の香りがします。
かつては、この狭い生活道路に行列が出来ていたのかと思うと笑みがこぼれます。
「♪夏が過ぎぃ~風あざみー」と脳内の陽水サンが歌います(笑)。
きっと冬になれば、雪に閉ざされてしまう期間もあるんでしょうケドね。
再度バス通りに出て、御寺の方向に向かいましょう。
午後の一番暑い時間となって、観光客はほとんど居なくなりました。
もう一度ゆっくりと、素晴らしい建築物の数々を堪能いたします。
ここにも寄付を募る看板が出ておりました。
これがその五百羅漢堂です。五百三十一体の羅漢さまは20年掛けてレストア中です。
北前船の航行に際して、当寺は海の守り神として信仰を集めていたのでしょう。
クルッと回れ右すれば五重塔。ヒトも居なくなった様なので、近付いてみましょうね。
国指定「重要有形文化財 五重塔」。コレは相当見事な建造物です。
なんとか、その威容をお伝えしようと、ほとんど地面にスマホを置いての撮影。
塔廊にアガって周囲を眺める。ココはグルっと歩いてもいいというコトになっています。
山上の白い建物が宿坊みたいです。此処は観光宿坊では無く、れっきとした修行用です。
少し曇り空となって、幾らか暑さも和らいできたようです。
見事な彫刻に目を遣っておりましたら・・・
今さら、干支の彫刻がある方向から拝むとよいと・・・拝みなおしました(笑)。
コレは寅でしょうかねぇ・・・
コレは・・・ネズミさんかな?
少々ツカれたけれども、時節柄ベンチに腰掛けるのは遠慮して・・・
休憩所内の掲示をなんとなく眺めています。日が当たらないダケでも少しはラクだな。
「善寶寺の今と昔」とありますが、宿坊部分を増築した以外、あまり変わりないのでは。
京都や奈良の仏閣とは、また趣の違う良さがありますね。グリーンの縁取りがステキ。
本当に名残惜しくはありましたが、そろそろ娑婆世界にもどりましょうかね。
滞在数時間で、ほとんどすべてを廻って歩くコトが出来ました。感謝、感謝!
と、御寺の目の前に、見るからにスゴいオーラを放つ物件が・・・
「善寶寺 鉄道記念館公園」と看板に。
その隣に位置する食堂に入って、チョットお休みいたしましょう。
200円のカキ氷でリフレッシュ!店を開けていてくれて有難いコト。
店のおばあちゃんに「隣はムカシ駅だったんですか?」と尋ねたら、「庄内交通の駅だったんです。昭和48年くらいまでかなぁ。そのアト記念館になって、ソレも2・3年でヤメて・・・そのまま公園に(お国言葉のヒアリングが出来ないモンで要旨抜粋:笑)」
おばあちゃんの御託宣に従って、線路が在ったという方向から覗くも、良く見えない。
公園とおばあちゃんのお店はこんな位置関係にあります。
コレが往年の善寶寺駅の駅舎。見るからに気合が入っております。
善宝寺鉄道記念館」・・・営業していてくれたら、さぞや面白かったろうに。
中を覗いてみれば、往年の鉄道車輛が荒れるに任せたままの放置プレイ(笑泣)に。
それでも、日本鉄道史の一端が垣間見えるようでした。ちょっと感動的です。
中には入れないケド、駅舎の建物自体が歴史を感じさせてくれますモンね。
この公園は、水をモティーフにしていたらしく、噴水の他、やたらと蛇口があります。
今は無くなって久しい鉄道の代わりに、庄内交通のキレイなバス停があります。
往時を偲んで、冬場にバスに乗って来てみるのも、楽しいカモしれませんね。

 ↑こうして、マイクロ・デポを20余年支えてくださった善寶寺さまへの初参詣が叶いました。まさかアノ人面魚の御寺だったとは、ホントにこの旅で初めて知りましたヨ。目の前に在る鉄道記念館跡は、以前のコメント欄で「練馬のH」さんの御知り合いの父上がやっておられたなんてハナシもございましたね。地元食堂のおばあちゃんとの会話(御記憶の年が若干史実とズレてはおりましたが)で往時の状態も詳しく伺うコトが出来ました。1000年以上前から昭和中期ときて、平成初期を象徴する人面魚と、なんだか色々あって楽しいパワースポットでした。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “たこちゃんズ、北へ。(その4:善寳寺③)”

  1. つい廃線跡探訪のHPを探して読んでしまいました。モハ3。。。

    それにしても、かの御方は、JR全路線DVDコレクションに行かれるのですかねえ。

  2. 人面魚~!手を合わせずにはいられない。
    Wikipediaによると
    >庄内交通湯野浜線の駅(廃駅)である。湯野浜線廃止に伴い1975年(昭和50年)4月1日に廃止された。
    >善宝寺鉄道記念館は、湯野浜線廃止後、当駅に設けられていた鉄道保存展示施設で1978年に開館した。当駅の駅舎を利用し湯野浜線の資料を展示していたほか、毎年5月5日には鉄道模型大運転会を開催していた。また構内には以下の車両が保存されていた。
    庄内交通モハ3形
    蒸気機関車 ※動輪のみ
    しかし、駅舎や施設の老朽化及び入場者が減少したために土休日のみの営業になった後、1999年頃に閉館となった。現在も施設や車両は残されているが、手入れがなされていないため、荒廃が進んでいる。
    その後、湯野浜温泉の「庄内クラフトステーション」に資料の一部が移されて公開していたが、併設されていたホテルが廃業となり、現在は見ることはできない。ちなみに「庄内クラフトステーション」は松ヶ岡開墾記念館に移転しているが、湯野浜線の資料はない。
    …………
    なんか切ないです。

  3. 話題になった人面魚の子孫がまだいたんですね!びっくり。
    善宝寺鉄道記念館のテレカを持っていたんですが、たこちゃんブログみて探したんだけど、ない。。。ウォーリーを探せ(古!)のテレカと一緒にしていたんだが。

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