マセラティクアトロポルテⅣV6エヴォルツィオーネ、仮降臨(笑)。

 今朝は5時前に目覚めてテレビを点けたら、九州の鹿児島とか宮崎とか熊本などに“超ヤバいですよ警報”が発令されているとの由。アナウンサーは真剣な眼差しをコチラに向けつつ「命を守る行動を!身の安全を確保してください!!」と連呼しておりまして、土曜日の早朝らしからぬ切迫した雰囲気でしたが、関係地域での被害が甚大にならぬのを祈っております。近頃云われるようになった“線状降水帯”の発生っつーのもホントにヤッカイなモンです。一方でところ変われば、東京練馬は早朝から天候が回復基調となり、お昼過ぎには目も回るホドの猛暑日となりました。久しぶりの青空ながら、昨日より一気に10度くらいは体感気温がアガった感じがして、炎天下での作業はクゥ~ラクラでしたヨ。

 あ~ヨカッタ。涼しかった昨日中に集中力を発揮できて・・・

近頃、都市部での自然の猛威は、ウイルスとともにカラスの組織的行動軍。
電線やマンションの屋根に一羽居たら、その下の集積所はグシャグシャに荒らされます。
そんな風景に心荒みつつも、ココロ踊るマシン(笑)の方にイッてみましょーか。
雨の中を自走して来られなかったのには、ちょっとしたワケがございまして・・・
運転席の窓がおっこっちゃってるんだよ~ん(大泣)。さぁ、どーする。
雨がアガったスキに、ドアトリムをハズし、ウインドレギュレーターも降ろしました。
アイヤ~、もうハカマ部分が完全に脱落しています。コレじゃ窓もオチるわなぁ。
すべての原因は、コイツ。樹脂製アウターケーブルサポートの折損にあります。
「こんなん、直るんかなぁ」と思いつつ、気を鎮めるために全体をキレイに清掃。
モーターをハズして見れば、リールがヌケてきません。コイツは大ゴトだぁ。
2本あるワイヤーの、リールに取り付けられた端部がグシャグシャに(大泣)。

 (ココから、しばらくの間はキギョーヒミツ、企業秘密、きぎょうひ・み・つ!)・・・はい、直ったぁ(スゲー難儀でした:泣笑)。

 ホントはヒミツでもなんでもなくて、手先がグリスまみれだわ、途中で雨が降って来たわで、写真撮ってる場合じゃなかったの(泣笑)。

 グシャグシャにカタチが崩れていた2本のワイヤーは、各種形状のラジオペンチの先を使って本来の“巻き”に近いところまで整えましたヨ。

 ・・・と、簡単に書いてますが、実際にはもう(大泣)・・・どーにかリールに巻き直せたのはミラクル級。神様の御加護だと思ってます。

アウターシートを張る準備をします。両面テープを定位置に貼り巡らせて・・・
あ、そうそう、ココも小ネタながら重要。経年でネタネタ黒いモンが出てくるハーネスに巻かれたテープには、その上からビニールテープで覆っておく必要があります。
作業中、こういった具合にインナーノブへハーネスをハサんで逃がしたり・・・
時には、室内側に逃がす場合もあるから・・・テープはカーペットをヨゴしますんで。
両面テープの台紙をハガして、インナー防滴シートを正しく張り直します。
ドアトリムは裏側までキレイに清掃しておきます。ネタネタも除去しました。
で、ドアトリムを取り付けて、ウインドーレギュレーター修理は完了です。
ちょうど5万キロを超えたばかりのハイコンディション車です。
インテリアも御覧の様に美しさを保っております。
希少なライトグレー革装は、本当に粋なセレクトですね。
そのまま外観の写真を撮り進めようと思いましたが、色目がチャンと出ないのヨ(泣)。
曇天時に撮ったローダーから降りてくる画像と比べますと、かなり違って見えますよね。
実は、この色、単純なシルバーではないところが被写体として難しいんです。
グリジオツーリングメタは、周囲の色を吸収するように映ります。
今度こそ、アナタにチャンスが回ってきたのかも知れませんヨ!

 ↑このような感じで窓の開閉不良は完全に直りました。このウインドーレギュレーター、一時期は正規ルートで税抜き38万円(!)もしてたんです。交換工賃と消費税込みなら45万円ってトコ。このウインドーレギュレーター修理芸(笑)、「磨いておいてヨカッタぁ」。夕方になって降って来た雨に打たれつつもホッと胸を撫でおろしたのでした。

 ・・・はい!売りモンです(商品化も完了:笑)。詳細は、今度ね。

 それじゃー、また明日。

-------
愛車を御手放しになりたい方は、コチラ:車輛売却時にも、当店に持ってくるのが結局ラクでお得ヨ。マセラティじゃなくてもね。をどうぞ。

-------
マセラティでイッてみよう!Part2・Part3・V3(ヴイすりゃ~)・ア~マ~ゾ~ン(笑)!!を通したすべての過去記事への一気到達用ページへはコチラ:マセラティでイッてみよう! 過去記事月別アーカイブ(ア~マ~ゾ~ン新版)からどうぞ(ヒマつぶしに最適!)

9 Replies to “マセラティクアトロポルテⅣV6エヴォルツィオーネ、仮降臨(笑)。”

  1. あー毎度のことながら、どつかれさまでございます。
    窓落っこち直すのにも神の御加護(ポセイドンか縣神社か)が必要というのも、ハーネスのテープの上に更にテープ巻きが必要というのも、まあまあそういうふうになってるのならば仕方ない、というところでしょうか。
    ポセイドンというと海を行けのイメージですが。

  2. あのこんがらがったワイヤーをどうにか復旧させる!?
    毎度のことながら信じられません。
    そして折損した樹脂パーツも復元する…
    神業ですね。
    時価45万円の価値はあるでしょう。確かに
    それにしてもQPⅣはいいですね。いいですね…

  3. ウインドレギュレーター修理、お疲れ様でした。
    素晴らしい、ウィンドー上下動作が速い。
    匠の技ですね。

  4. そろそろ車検をお願いしなきゃと思ってHP見てたら、嬉しいことにエヴォの記事が!
    こういった海の神の奥義は、経験を積むだけではきっと無理で、頭の中が常に整理されていないと不可能なのだと思います。
    いつもブログで感心している記憶の引き出しも含めて、たこ様はほんとに頭脳明晰でスバラシイ!!
    そうそう、Tipo 8月号「セダンに乗るならイタリアン」にもクアトロポルテ特集(FORZA STYLE武田さん)を見つけて今月超嬉しいでーす Ψ(^^)/

  5. 内外装、ともに貴重なクアトロポルテⅣであります。
    かっこいいなあ。
    また、ライトグレーの内装はもう格別に御洒落であります。
    ああ、このクアトロポルテを着こなせるオトナのヲトコになりたひ。

  6. お久しぶりでございます^^
    このカラーの組み合わせを拝見して
    もしかしたら、2015年6月に初めて光ヶ丘の爽やかな空気に触れ、
    帰りに駅まで送って頂いたクアトロでは…と思い出しました^^(違ってたらごめんなさい)
    先に、ご紹介のあった初期のマニュアルギブリⅡも
    自分が乗っていたときに、ゲトラグミッションが都合悪くなった事を思い出し、でもあの頃のイタ車は楽しかったな〜と懐かしいです^^

  7. クアトロポルテIVはカッコいいですね。この外装、内装の色使いも素晴らしい。欲しいですがぁ。

練馬のH へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です