超高速!参勤交代な、ソコソコ高速ドライブ(その3)

 今日も、晴れたり曇ったり雨降ったりと分単位で目まぐるしく変化する天候だった東京練馬。マセラティギブリⅡ後期型(「あきる野市のK」さん号)のタイヤ交換と継続車検は、その間隙を縫ってなんとか無事に済ませるコトが出来ました。あ~、この天気はどーにかならんか。

 はい、今日もゲンジツトーヒで御馴染の旅ネタですヨ。御自宅のリビングでポン酒でもチビリチビリ飲りながら、お楽しみ頂きますよう。

街道沿いに目立つ看板を発見。「ドコにお店が?」と思いつつ、アレヨと通り過ぎ・・・
看板を右手に見てたらその裏の高台に店舗が。後ろ髪を引かれ、Uターンで戻りました。
右手奥には鳥鍋を始めとしたトリ料理を供する本来の店舗が。でも、準備中でした。
この文面からは、「トリの唐揚げを発明したのはウチである」とも読み取れますが・・・コレがホントなら、ちょっとスゴイことだぞ。ナンっつっても創業が昭和元年だからナ。
ホントは、鶏めし付きの弁当を所望、でも直前のBBAに買われてジ・エンド(泣)。
タレ味と塩味の雛鳥唐揚げ。持参してきたノンアルコールビールとの相性は抜群でした。
コレだけ入って驚異の200円!皮のみ唐揚げ、コリコリっ!!ふぅ~、ハラいっぱい。
ようやく天気も好転してきた様子。続けてハラごなしにまいりましょう。
湯長谷藩九十九折街道。つづらおりとは良く行ったモンで、スゲー急勾配のワインディングロード住宅街って感じ。延々と上り坂がクネクネと。ガイドブックにゃ、この九十九折街道を散歩コースに入れてましたが、まームリムリ。この急坂を延々と上って行くのは難行です。レンタサイクルもお奨め出来ないワ。実際自転車の人々は、みんな降りてたし。
ソレに立派な黒塀が続く街並みは圧巻なれど、交通量が多くて降車も出来ないの(泣)。
そのような中で、お目当ての酒蔵前にもようやく辿り着けましたが・・・
ココで一瞬ロド丸から降りて、写真を数枚・・・「うわぁ、またクルマ来ちゃったヨ!」
太平桜酒造さん。酒蔵直売はヤッてないので、地元のタイヘイ酒店で買いましょう。
次の目標はドコにあるのか・・・「このヘンだよなぁ」と中学校の前を行ったり来たり。
クルマを路肩に停め、校庭の中を覗けば「こぉ~んなところに在るのか!」
で、ようやく見つけた湯長谷藩館址の石碑。こりゃハードル高し。
湯長谷藩は、一万石から後に増えても一万五千石という小藩。にも関わらず、おそらくは災害や飢饉など種々の危機を乗り越えて、廃藩置県となるまでの199年のあいだ独立性を保って存続したのですから、コリャ歴代の殿様が如何に優れていたのかを物語ります。このような来歴から、映画の原作小説「超高速!参勤交代」も着想されたのでしょうね。
もう一箇所。一度はうしろのクルマに急き立てられて通り過ぎましたが戻ってきました。
湯長谷藩御陣屋配置図と看板にあります。残念ながら、今では奥の方には入れない様子。
説明書きを読みながら、田んぼが広がる映画のワンシーンを想い重ねておりました。
続いて訪れましたのは、長徳寺というお寺。目的はと云えば・・・
ホントは、この一帯にカタクリの花が咲き乱れる場所とのコトでしたが・・・
既に見頃の時期を逸しておりまして、一面単なる雑草畑でありましたわ(泣)。
カタクリ群生地の奥には墓地があり、御寺は高台に建っているようです。
せっかくだからと、階段を上って御寺を詣でようというコトに。
御寺の本堂は開いておりませんでしたが、扉前にて手を合わせてまいりました。
次回に来る時は、カタクリの花が満開になる時期を狙ってみたいものです。
次に到着した長谷寺。格式高いお寺の案内看板にして、お坊さんイラストがキュート。
案内看板のお坊さんイラストは、すべてこの芸風で描かれているのでホッとします。
ワタシの停めた駐車場は重量2tまで。重量級車は、更に急勾配を上までアガらにゃ。
まずは右手にお地蔵さん方のお出迎え。
やっぱ、匍匐前進せよ、と(でも正直アセるよな、還暦も手前になってくると:泣笑)。
良く整備された庭園のような境内を歩いてまいります。
大きな駐車場の一番手前に停めたロド丸との位置関係はこんな距離感です。
宇治山長谷寺の本堂前に到着。此処でも懇ろに御祈念申し上げました。
東北古代史研究の第一人者と云われた日本史学者の高橋富雄元東北大学名誉教授が遺した「大師帰山」と題された一句の石碑。境内にはもう一つ同先生の石碑があります。
帰り掛けまで気遣いしてくれる可愛いお坊さんのイラストにはホッコリといたしました。
お次は、いわき湯本温泉街の中に鎮座する温泉神社さまに到着。ドアを開ければ温泉臭。
ココが駐車場だと書いてあるんで停めたケド、こっからアガればいいのかな?
なんか、いきなりワタシのココロをワシ掴みにする昭和30年代様式(笑)な物件が。
神官さんや巫女さんの控室というか詰所のよう。建てもの園級な素晴らしい保存状態。
周囲の眺めは、御覧のように温泉旅館が林立した風景。硫黄のニホヒがまたイイ感じ。
時節柄、手水処は使用不可。右手の大国様の温泉でお清めをと・・・
あ、コレか。下のお湯に手を浸します。「あぢぢぢぢ~」な温度で殺菌バッチリ(泣笑)。
あ、本殿の前にはまたまた茅の輪くぐりが在りますね。
またまた八の字にグルグルと回ってから本殿に正対。手を合わせてまいりました。
にしても、本日コレだけ色んなところを回ったケド、まったくヒトには会いませんねぇ。
境内に在る小さなお稲荷さん(常磐城稲荷神社)にもしっかりとお詣りし・・・
石碑を撮影していると、その後ろには、ナニやら大仰そうなタンクが見える・・・
神社のスグ隣には似つかわしく無い化学プラントのようですが・・・
どうも、温泉のお湯を各戸に供給するための基地である様子でした。
足元の排水溝?からは、時にそこはかとなく蒸気を発し、温泉独特の雰囲気が出ています。
ときに、此処の石碑は、どういった由来のモノでありましょう。よく読めないのよねぇ。
この、いわき湯本の温泉街に宿泊し、浴衣着て参詣すれば風流かも知れませんね。
駐車場の方に降りて行く途中、ようやく一人の御婦人が参詣にいらっしゃいました。
ヤケに真新しい造作の部分と、モーレツに旧い部分が混在しているのはナゼ?
ナゾを探るべく周囲を徘徊。ホド無く見つけた、野口雨情記念湯本温泉童謡館。
でも、残念ながら、時節柄の長期休館となっておりました。
と、ワタシの背後をそのまま振り返れば、なんとコッチが表参道だったみたい。
なるほど。左側の「修理固成」と右側の「光華明彩」の石柱は、東日本大震災時に倒壊した本来の大鳥居の土台部分だったのですね。だから修理再生した真新しい部分が目立っていたのかとようやく得心。いわき湯本の温泉街自体も、20数年前に訪れた時とずいぶん雰囲気が変わっているのは、街が再生しつつある証と捉えるべきなのでしょうね。
さぁ、そろそろチェックインタイムなので、今夜の宿に向かいましょうかね。

 今日は、気合とコンジョーの写真61枚!こーでもしないと、この“いわき探訪ネタ”、断続的にいつまでも続いちゃいますからね(泣笑)。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “超高速!参勤交代な、ソコソコ高速ドライブ(その3)”

  1. 湯長谷藩、初めて知りました。
    日本の歴史は奥が深いです。
    いわきとはまるで縁がない…いやそういえば、大昔に工場の棚卸にいったことがありました。そこで社長のセンチュリーに乗せてもらって感動した記憶が…

  2. 長谷寺のお坊さんイラストはほっこりしますね。
    本日も気合入った61枚。
    堪能させて頂きました。

  3. 雨の間隙をついてギブリⅡのタイヤ交換と車検とは、充分に超高速参勤交代であります。

    ↑写真61枚を無駄にするコメント、スミマセン!

    お坊さんのイラスト、1つ目小僧に変身してもかわいいかも…

  4. 昨日今日で100枚越えの写真での湯長谷藩探訪紀行は、読み応え、見応えがありました!
    「いわき」ってなかなか行かないところですからね、とくに東日本大震災以降は避けられているでしょうし。

  5. からあげは天才であります。
    子供の頃から大好きでしたし、酒飲みになってからも酒には唐揚が定番で。
    ましてや、鶏皮の唐揚なぞはビールとの相性極まり破壊的な美味さであります。
    いわきのレトロな風景に癒やされますね。
    良い休日の過ごし方であります。

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