感染症が蔓延する世界で暮らすって、どうすべきなんだろなと、今さらながらに考える。

 もはや東京や大阪には、3度目の緊急事態宣言も出されてしまいましたが、とりわけ関西圏では最前線の医療現場でも極めて切迫した状態が続いている状況であると日々報道されております。その一方で同じテレビの画面からは、息を切らせて走る聖火リレーランナーの様子が映し出されたりもしています。初めての緊急事態宣言から一年。いよいよ国民の厭戦気分も高まってきているのは、今次緊急事態宣言初日たる、おととい日曜日の繁華街に於ける人出の多さにも顕れているように思えます。開き直っているのかアキラメてしまったのか。そりゃ厚労省のお役人たちが会食してクラスターになってるなんてハナシを聞けば、「いー加減にしてくんないかなぁ」と思うのも仕方のないところでしょうね。

 そんなワタシ自身も「新型コロナウイルスから自らを護り、拡散しないようにするためにはどのように身を処せばいいのだろう」と思った時に、あらためてネット検索をしておりましたら、こんなサイトを見つけましたので、この際コレを参考書にしながら自身の考えを整理整頓してみようと思った次第です。以下の画像は、その浜松医療センターの公式サイトよりスクリーンショットにて抜粋させて頂きました。簡潔にして明快な筆致なので、ワタシのようなシロウトにも理解し易かったです。

↑まずは、一番気になる感染の経路と感染症状、宅配や郵便荷物への配慮の仕方が分り易く解説されております。
↑日常生活上のギモンへの回答が続きます。屋外でも油断は禁物である旨や、万能ではないもののマスク相互着用と併行した頻繁な手指消毒がキモであると説いています。
↑喫煙やマスクに関する、さらに突っ込んだ質問が続きます。
↑残念ながら、コレを読む限りではスポーツジムでの安全性担保は、事実上難しく思えてなりません。
↑世間で騒がれているホドには感染力が強くないと説いています。しかしながら、昨今蔓延中の変異株の方ですと、そのあたりがどうなんでしょ。
↑ワタシ自身の経験でも、旅先のホテルやレストランなどで身の危険を感じたコトはありません。むしろ外食屋さんでは、マスクをしない幼児が大騒ぎしていたり、その親も制御出来ていなかったりといった場面や、食後にノーマスクで大声のおしゃべりを続ける主婦軍団はいまだに目にいたします。電車やバスで手すりや吊り革を掴まずに乗車するのは事実上不可能に近いので、公共交通機関には昨年2月以来乗らない様にしていました。目がイタくなるコトの多いワタシは、ついつい手指が目にイッてしまいますので、自己防衛のためには正解だったと思っています。
↑旅客機は全日空も日航も、かなり丁寧なウイルス対策の消毒作業を行っている風景を数日前のテレビ報道で観ました。しかしながら、やはり除菌ウエットティッシュがマストなのですね。
↑コレは帰省する家を持たないワタシには無関係となりましたが、高齢な親御さんを思いやる方々にとりましてはヤリ切れぬモノがあろうかと存じます。
↑空気感染と飛沫感染の具体的な特性の違いが、この文章に拠ってようやく理解出来たように思います。ここでは意外にも換気の有効性は低く見積もられ、屋外に於いても密集と密接すればアウトであろうと説いています。
↑その証拠にアウトドアでも集団感染の危険性があるという米国のキャンプ場での事例は、結構衝撃的な数字です。その一方で、当初(特に諸外国で)軽んじられていたマスク相互着用の有用性が際立つ論調です。
↑こういった論を見ると、乳幼児がマスク非着用であるコト自体を責められませんが、感染症対策の観点からは、少なくとも宣言期間中に公の席には連れてくるべきではなかろうと。
↑仕切りはビジュアル的には“やってる感”を出せますが、やはり自衛と感染拡大防止のためには、やはり充分なソーシャルディスタンスというコトになりそうです。
↑こういうのを見ますと、受験生やその親御さんにとっては切実な問題であるのが分かります。こんな分野こそ、リモートでやるべきモンだと思われますが、不正を防止するのは難しかろうなぁ。でも、授業の方は当面リモートで行うべきだとワタシは思います。
↑近頃では、ワクチン関係に興味の対象が移りつつあるのが分かります。医療事務のシゴトをしているワタシの義姉も昨日打ってもらえたそうです。一般ピープルのワタシなどは、仮に「打ってもイイよ」という気持ちになっても何時のコトやら。
↑これだけ、ワクチンの有効性を説かれると、少々グラっとキマすね。全世界では10億本のワクチン接種が行われたと聞き及びましたが、我が国では一向に進んでおりません。発展途上国にも劣るスピード感なのだそうです。この国は何かが根本的に間違っているように思えてなりません。
↑変異種やアナフィラキシーショックと、心配の種は尽きません。
↑やはり、有用性と危険性を秤に掛けて、よぉーく考えないとイケませんね。

 ↑如何でしたか。Q34~Q37は、限定的特殊事情に関する問いへの高度に専門的な答えなので、当ブログの主旨から若干逸脱するため割愛させて頂きました(御興味のある方は、原典にあたってください)。

 こうして、ホントはアフターコロナ時代の到来を強く希望していたハズのワタシが不承不承ウィズコロナ時代を生き抜こうとの決意に立って、あらためて新型コロナウイルス感染症に関しての“おさらい”をする中で、感染メカニズムの中核を成す“飛沫感染”について、ようやく腑に落ちたのが最大の収穫でした。また少なくともこの先生の論では、意外にも換気の有用性は薄いという部分も軽い衝撃でした。「そのうち屋外でなら限定的にリアルなダメ男の集いを開催できるかも」というワタシの抱いていた淡い希望は打ち砕かれた格好です。初めての国内感染から1年以上が経過して経験値も蓄積され、あくまで想定であった事象も次々と既定となり、今やこれだけの精度で感染のメカニズムが明らかとなっているにも関わらず、今次緊急事態宣言にしても、休業要請対象の的が合理的とは云えないズレズレの内容(リンク先見ると「何なの、コレ?」って笑いますヨ)なのは、一体どうしたコトでありましょうか。

 昨年の初回宣言時には、ワタシも「蔓延拡大がコレで止められるなら(そしてこの一時的なガマンに拠ってアフターコロナ時代を迎えられると信じて)」と、事実上営業停止に近い状態を維持いたしましたし、今年初めの2回目も宣言期間の長期化に拠って大きな痛手を被りました。

 正直申し上げて、もはや諸々のガマンも限界値を突破しております。

 今後ひとつのターニングポイントとなるであろう事象は、東京オリンピックの処遇に尽きると思われますが、ワタシは即時開催延期(さらに願わくば中止)の決定をするとともに、少なくとも三週間の完全停止(鎖国含む)をしなければ、本当にヒト桁もフタ桁も違う罹患者の蔓延を呼び医療は崩壊、経済活動は更に沈滞の一途を辿るモノとなるコトを大いに危惧しております。各種飲食店もさることながらワタシの如き零細企業主は、一日も早い“収束(そして終息)”しか望んでおりません。

 ワタシがそのような戯言をホザいておれるのも、増えた増えたと大騒ぎしてはしているものの、まだまだ諸外国に比べればケタ外れに感染者数が少ない本日現在の状況があらばこそ。そもそも国の云う「正しく恐れる」などというのは感染症のシロウトにとりましては無理難題です。それでも、上記サイトのような専門家の論を閲覧して「正しく恐れよう」という人々も、また数多くいらっしゃるコトでありましょうね。

 為政者達がチャランポランでは、真面目に生きづらい世の中デスね。本日は自身の備忘録にお付き合いくださいまして有難うございました。

 それじゃー、また明日。

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9 Replies to “感染症が蔓延する世界で暮らすって、どうすべきなんだろなと、今さらながらに考える。”

  1. 連休中にキャンプ場、予約していたのですが・・・・
    おそらく遊びに来た人々は、羽目を外すだろうし、子供にマスクなんかさせないだろうし、洗い場は密なうえに蛇口のノブは何となくややこしいだろうし、シャワーや日帰り温泉もやはり何となくややこしいだろう・・・

    ということで、キャンセルしました。その4日後、緊急事態宣言発令。
    家族で庭先のバーベキューで憂さ晴らしします。ホームセンターも混んでるんだろうなぁ。

  2. 都民が越境して川崎が大賑わいだとか、もう無理って感じなのでしょう、やっぱ動く人からワクチン打った方がよくない?。

  3. ↑御両人様、いつもコメントを有難うございます。
    「テツヲタ」さんは賢明だし、「一松」さんや先日の「練馬のH」さんが仰る若年層へのワクチン接種を先にとの御意見には全面的に賛成です。そして職務上リモートワークが不可能でオモテに出回らなきゃならん職種や、それこそ接待を伴う飲食店従業員などにも優先的接種をすればイイのにと思っております。元から絶たなきゃダメ!

  4. 浜松医療センターの矢野先生って感染制御の世界ではとても有名な先生なんです。とても参考になる情報ありがとうございました。

    1. ↑あ、プロから褒められて、チト嬉しい。この情報に辿り着かせてくれたグーグル先生にも感謝しなきゃ(笑)。

  5. しっかし、一年前から相変わらず上から目線で帰省するなとのたまうタレント知事の要請には応じられず、今回ばかりは断固として帰省させていただく所存でございます。
    ワクチンの優先順位は、現状のままで致し方無いと思いますが。
    あと、諸外国に比べて日本にワクチンが行き届くのが遅いのは、過去にメディアがワクチン被害を過剰に煽ったツケが回ってワクチン後進国になってしまったから、なのでは。
    分断を助長するマスコミと政治家が、いかがなものかと。
    与党や官僚は健闘しておるかと。
    まあ、じめじめと不快な梅雨が来ればコロナも少しは落ち着くのでは。
    ああっ、緊急事態宣言発令下において、必要不急のビトルボの車検を、どうしたものか。
    ああ。

  6. とても分かりやすいサイトで参考になりました。
    GW中感染者が減るといいのですが。
    うがい手洗いマスク着用アルコール消毒で徹底防御です。

  7. 浜松の病院のサイト、読み続けていくとだんだん専門用語が溢れてきてギブアップしました。
    ま庶民には最初の方だけで十分ですね。
    ワクチンについては、多くを語る術は持ち合わせていませんが、効果は半年ほどとか?最初の方に摂取した高齢者たちは年末には効果がなくなっているような…(杞憂でしょう。

  8. しかしなかなか終息の糸口が見出せない感じになっていますね。ワクチンも管理の問題があり、他のワクチンのように行かないため、いつまで経っても接種が始まらないと、、、

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