【取説未記載?】ビトゥルボ系マセラティ、不可解なエアコンの正しい使用法について

 まぁ、只今の当店は連休を頂戴しているワケですが、新コロ自粛も若干緩和されて、“県を跨いでの移動”が可能にはなりましたので、この暑い最中に旧ぅ~いマセラティでドライブに出掛けようなんてツワモノ方(こんな時期にコワしてくるなよぉ~:泣笑)もいらっしゃるかと思います。しかしながら、アナタのマセラティさんは、この自粛期間中に長く乗らなかったため、エアコンが効かなくなってたりしませんか。バッテリーをハズしていて、久しぶりに乗ろうなんて場合にも、エアコンコントロールユニット内のコンピュータは、スッカリ以前の記憶をなくしております(笑泣)ので、故障を疑う前に、まずはコンプレッサーが動作するかどうかを、以下を御参考に確認してみては如何でしょうかと。

マセラティギブリⅡ後期型(「大阪のA」さん号)をお借りしての御説明デス。

イグニッションスイッチをONにしてのエンジン始動時は、OFFが点灯しています。
AUTOがONに相当します。押すと点灯し、その時の設定温度(画像では、最も温度の低いLOを表示中)に従って、ブロアースピードと、送風モードをコンピューターが勝手に選んで、只今の動作モードスイッチをそれぞれ点灯させつつエアコンの送風動作を開始します。
エアコン動作中に、ECONと書いてあるスイッチを押してみましょう。ECONはエコノミーモード。コンプレッサーを停止させて、ヒーター送風のみを行うモードです。もちろん、冷風は出て来なくなります。
ECONスイッチを押しますと、AUTOが消灯しています。この状態では、温度設定がLOにはなっておりますので、コンプレッサーは停止しているものの、(壊れてなければ)電動ヒーターバルブは全閉状態となっているハズです。もちろん、今の時期など夏場では温風となっています。
で、もう一度ECONスイッチを押しますと・・・アララぁ?AUTOは点灯していませんね。先ほど「AUTOはONに相当」とは御説明しましたが、厳密には違いまして、一度AUTO以外のスイッチを押してしまうと、勝手にマニュアルモードになるのです。例えば・・・
・・・こんな感じ。AUTOモードでコンピューターが選んだブロアースピードが強すぎると感じたアナタは“ブロアー1”を押しました。するとこのようにシンプルな点灯状態となっています。
もう一度AUTOを押すと、今度はRICスイッチが点灯しています。このスイッチが点灯中は、内気循環モードになっており、急速に車内を冷やそうとする場合に使われます。
たとえ、“足元に送風モード”のスイッチを押しても、一向に風が足元から出て来ない場合には、センターコンソールの左右奥、ダッシュボード裏側にある送風口の丸いフラップを開けてみてください。コレは手動で行いますが、取説には書いてありませんので、お悩みの方々は多かろうと思います。
運転席側で御説明しますと、この状態で中指がフラップを触っている感じです。

 ↑斯様に分り難いエアコンコントロールユニットなんですが、この理念を持ったビトゥルボ系マセラティは、日本仕様ではフューエルインジェクションを装備したビトゥルボSi以降で、唯一3200GTを除いたすべてのモデルが該当いたします。フェイスがタッチパネルのタイプ(デ・トマソ期)、フェイスが四角いメカスイッチのタイプ(第一次フィアット期)、フェイスが楕円形メカスイッチのタイプ(フェラーリ期)と、マセラティ社の親会社が異なるたびにフェイスデザインを変更してきてはおりますが、中身のメイン基盤には原則的に同じモノを使用しているようです。時代に拠って、送風モード変更スイッチの中に在る矢印マークの出方が異なるのですが、ソコはフラップ駆動のための空圧(負圧)経路を様々に繋ぎ変えるコトに拠って対処しているという・・・まぁホント、原始的なメーカーなんだよなぁ(ソコが可愛らしいワケですが:笑)。いずれにいたしましても、「ECONが消えてて、LOに設定してて、走行してて、送風したら→熱風(泣)」って場合には、ナンかコワれてます。連休明けにワタシまで御連絡くださいね(とはいえ、電気屋さんを取り合ってる状態なんですが:泣笑)。

 それじゃー、また明日。

7 Replies to “【取説未記載?】ビトゥルボ系マセラティ、不可解なエアコンの正しい使用法について”

  1. ビトゥルボSi以降のエアコンのスイッチ類のデザイン、お洒落ですなあ。
    ビトルボEのやつは、もっとクラシカルなデザインで。
    まあ、せっかくのお休みですから、ゆっくりされてくださいませ。

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