今さらながらの旧車入門講座(その2)

第一章:購入動機の深浅についてを考えるのココロ

 アナタのココロの中に「旧車を手に入れたい」というヨコシマな願い
が芽生えてしまった(泣笑)ら、まずは、よぉ~く自問自答してみましょう。で、その願いは単に一時的な気の迷いなのか、御自身の後半生を捧げるに足るモノなのかを、冷徹なまでに掘り下げてみましょうね。

 自動車趣味には、原則的にある程度の素養が必要です。もちろんソレは、御自身の指向性に沿ったモノで一向に構いません。例えばワタシの場合、そもそも自分で興味を抱けない事象に関しては記憶装置が働かないタチなので、欧州車の名前でしたら、どのように難しく長ったらしい名称でも、ほぼ一発で憶えられますが、レクサスのようにアルファベットと数字の羅列系車名は、何十年経っても憶えるコトが出来ません(不思議なコトに、ソレがフェラーリとかだと365GTB/4なんて長いのが憶えられたりします)。そんなトヨタ車にしても、トヨダAA型から始まり、トヨペットマスターライン、トヨペットクラウン、トヨペットコロナ、パブリカ、センチュリー、カローラ、トヨペットコロナマークⅡ、セリカ、カリーナ、スプリンター、パブリカスターレット・・・なんてな具合に、アッパーグレードからロワーレンジまで、戦後に登場した車種が時系列でアタマに入っているのだから不思議なモンです。

 ソコで、旧車御購入の動機には、そうしたパーソナルな指向性というのが重要なファクターとなると思います。要するに「どういった方向の、何を、どれぐらいの勢いで欲しいのか」という明確なベクトルを御自身の中に持つコトが肝心だろうと思われるのです。この時、このベクトルがアッチャコッチャに向いているコトもあろうかと思いますが、ソレはアナタのパーソナリティーですから、どのベクトルも看過出来ない性質のモノです。そうなってまいりますと、当然「ドレにしようかナ」とプライオリティーを付けようというハナシになってまいりますよね。勿論、経済的に許されるならば全指向性に立っても構わないワケです。

 しかしながら、実際の御購入に際しましては、このようなロジカルな思考のモトで車種を選定したりはしないモノであるコトが多かろうとも思います。例の「ヒト目合ったその日から」ってヤツです。ですから、いきなり電撃的にこの境地(笑)へと辿り着けた場合には、寧ろ大いにラッキーなのかも知れません。「ドレにしようかナ」の理由付けが御自身の内面で不必要となるからです。後述いたしますが、旧車の購入動機は“ピュア”である方が、“趣味”の対象物として好ましいモノですから。

 そして、冒頭のハナシに戻りましょう。「その(クルマが欲しいという)願いは単に一時的な気の迷いなのか、御自身の後半生(老後の生活を含めて)を捧げるに足るモノなのか」・・・ちょっと重たいですかね(笑)。でも、ココはスゴく大事なトコなんでお付き合いください。

 旧車には、ものスゴくザックリした分け方をすれば、社会的に“価値が有る”と看做されるモノと、“価値が無い”と看做されるモノがあります。コレには地域性の違いや経年による価値観の変化、社会経済の動向という要素も加味されてまいりますので、その時点で(経済的な価値という意味での)将来性を判定するのは、なかなか一筋縄ではいかない考察と云えます。当然、手にした旧車を維持するに当たっては、相応のコストも掛かってまいりますので、将来的に経済的な価値が上がった方が好ましいにキマっております。フェラーリの各車が国際的に人気があるのは、もちろんクルマ自体の魅力が大きい(と感じるヒトが多い)からなのではありますが、こういった経済的価値を維持し易い、若しくは経年に拠って更なる経済的価値の向上が見込まれるといった要素が存在するためであるコトは否定出来ません。また、実際に止むを得ず現金化したい場合にも、欲しいヒトビトが全世界に大勢いらっしゃいますので、容易く望みは叶うでしょう。実はコレ、あらゆる意味で安全牌なのです。

 翻って、1960年代の軽自動車に傾倒する旧車道というのも在ります。スバル360を筆頭株として、マツダR360クーペなどもマツダ100周年の広告に引っ張り出されたおかげで注目を浴びていると思われます。仮にこういったメンコイクルマたちに心が惹かれたとしても、まあまあ整った個体を手に入れようと思えば150万円以上、場合に拠っては200万円から300万円は掛かってしまいます。部品の調達もままならないので、クラブ活動などのヨコの繋がりでどうにかパーツの受注生産を行い、命脈を保とうと努力を続けているのだと思います。ワンオフ的に作られるパーツ群の価格は、当然本来の軽自動車というカテゴリーからはホド遠い価格設定となるコトは云うまでもありません。今後は3Dプリンターの発達やコストダウンに拠って、自らパーツを作ろうと云った“豪の者”も現れてくるのでしょうが、老後の楽しみとするには相当ハードな趣味となりましょう。但し此処に於いて、決してワタシはこういった向きを非難しているワケでは無く、寧ろこうした指向性こそ自動車趣味の王道を行っているとお伝えしたいのです。フェラーリのような国際的市場性も持たず、将来的な経済的価値(あまり好きなコトバでは無いですが、レストアの“費用対効果”)もアヤフヤな上、皮革の豪奢なシートやウッドパネルも持たない往年の軽自動車に大いなる情熱を傾けられるという、自身の持つ揺ぎ無い絶対的価値のみに力点を置く指向性には心底敬意を表します。ビジネスにはなりませんが(笑)。

 というワケで、実は一時的な気の迷いで旧車が欲しくなったアナタには、フェラーリこそがお奨めだったりします。まるで清水センセーみたいなコト申しますが(先生、ゴメンナサイ:笑)。んなこたぁワタシだって35年も前から気が付いておりましたのに、実践出来なかったのは生来のビンボー性(で、実際に富裕層ではない)から。で、マセラティが“大穴”に見えちゃったモンですから、こうして道を踏みハズした(泣笑)というワケ。後半生を捧げる覚悟は出来ましたかな(笑)。

 それじゃー、また明日。

14 Replies to “今さらながらの旧車入門講座(その2)”

  1. そりゃやっぱりフェラーリは高いよね。
    でもその中でも比較的手が出しやすいのは、モンディアルや348でしょうか。
    マセラティのように値落ちはひどくないので、モンディアルでもある程度のリセールバリューも期待出来ます。
    フェラーリに乗って、モチベーションを上げて、仕事頑張って、お金貯めて、次なるフェラーリを目指しましょう💖❣️

    でもフェラーリに無理やり行かなくっても、他にも安い味わい深い旧車はいろいろあります。
    英国車は手を出しやすいと思います。
    MGBとかバンデンプラとか、ミニだって立派なクラシックです。
    ピピっときたら「いつかは」なんて思わず、頑張って買う。いつかはなんていつまでも来ません❗️

    周りに決して理解されないかもしれませんが、楽しい趣味だと思います。

  2. 加えて、旧車のオーナーって、車のことをを聞かれるととても嬉しいんです。
    イベントなどでオーナーは難しい顔をしていますが、みんなに見られているので、ちょっと緊張したりカッコつけているだけなんです。
    今まで車の事を聞いてけんもホロロなあしらいを受けた事がありません。
    私の事ですから、相当馬鹿な質問などあけすけに聞いちゃいますけど、みなさんすぐにニコニコして、難しい顔のままの人もいますが、嬉しそうに話してくれます。
    そうすると横のつながりも出来るし、意外と俺も持てるかな❓と思えるし、単純に楽しいし。
    車っていいよ。
    もう俺なんかジジイなので、お姉さん達よりいいや。
    MGなんかに乗って帆を上げて、ジミヘンをかけながら走っていると、なんかすごくいいよ💖💖💖💖💖💖

    1. ↑「もう俺なんかジジイなので、お姉さん達よりいいや。」の部分は、どー考えてもロッソ嘘(笑)ですが、大筋では同意です、りゅたろう先生。明日のネタに仕込んである内容(英国車のハナシ)に先手を打たれました(泣)が、書き換える必要も無いので、そのまま出します。

  3. まぁ、マイクロデポは高い。
    これは世間一般の認識だけど、当たっている。
    高いからにはそれなりの理由があるし、実はお値段以上だと思うけど、そりゃ後から分かって来るものです。
    だから最初は他んところでいいと思う。
    買ったりするのは。
    大体、儲けてたらあんなボロいオフィスじゃないし、綺麗なお姉さんもいて、コーヒー入れてくれたりするわな。
    オフ会が煙もうもうのホルモン屋ってありえないでしょ。どんだけ貧乏くさいんや❗️でも、死ぬほど美味いけど。
    そりゃいつか分かればいいの。ホルモン屋さんより高級焼き肉屋さんにまず行きたいよね。

    フェラーリだって清水先生が激安❗️って言ってるところがあります。
    そのうち、いつか分かるかもしれない、マイクロデポの価値が。最初は激安だったり、綺麗なお姉さんがこっちを微笑みながらじっと見てくれる車屋さんで車買えばいい。
    ああ、綺麗なお姉さんに会いたくなってきた。経済活動に出勤しようかな……

  4. 私は自分の車は高く無いと思ってますよ!だって、1度、動かない車を経験してますからね〜!😁

  5. 今や軽自動車の新車上位グレードが200万円近くする世の中、中古車は価格的に見てとても魅力的に映ります。
    中古車の中でも、旧車は特別な分類になり、年式が古くて万が一は止まってしまうというリスクはありますが、リスクを補うだけの楽しみがあります。
    フェラーリに限らず、自分の感性でビビッときたら好きな車に乗る。
    これが一番の楽しみではないかと思います。

  6. じっくり考えてたらマセラティ買ってないです。前に乗ってた車を手放したとき、しばらく車は乗らないって決めたのに一瞬で忘れちゃいました。マイクロデポ製クアトロポルテに乗りたい!って。車の知識全く無いけど車が大好きなんです。

  7. ところで私は最近ロータスエランがいいな💖と思っています。
    全然高くないし。
    シリーズⅣのスプリントのバックライト、ウインカーをシリーズⅠの丸いのににして。エランスプリントならツーリングカーとして使えそう。私はクーラー付けます。
    たこポンは実はヨーロッパが好きだそうな。うん、あれもいいけどね。
    今生き残っている英国車ならそう壊れないんじゃないかな。その辺はイタリア車とは違うよね。カニ目もいいなぁ。ジネッタも。

    しかし❣️イタリア車は置いて眺めているだけでも嬉しいから😆美しい❣️飲めない私も眺めながら酒が飲める。
    英国車で置いて眺めているだけで嬉しいってのは…まぁ、車(英国車)は走らせてナンボですから。
    英国車行ってみる❓

  8. 今回のブログは本当に興味深い。
    マイクロデポのホームページに出会った頃の初心を思い起こしました。
    そう言えば、フェラーリでは無くアストンマーチンを新車で買うのが真の金持ち、だなんて教えていただきましたっけ。
    貧乏サラリーマンの分際でアストンマーチン欲しいだなんて世迷い言を吐く後輩には、「オマエ、マイクロデポさんのフェラーリにいっとけ!」って、伝えておきますので。
    いや、フェラーリ様も畏れ多くて。
    何を薦めたら良いのでせう?
    超絶スタイリッシュなボクのデボ謹製ビトルボをあげる。
    シルバートライデント仮面の称号も差し上げる次第。
    嫌?

  9. 私は348とエスプリV8に憧れがあります。
    共通項はリトラクタブル、MR、フラットプレーンV8
    (もちろんV12も一生に一度は所有してみたいと思っていますが)

  10. 欲しい車を欲しい時に手に入れると、身の丈にあったもので。
    手が届かない車も欲しくなるけど、中古車になれば手が届くかもしれないし。でも届かないかな。

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