あひるんちょのスターターモーター交換

 今日も、せっかくの日曜日だと云うのに、早朝から天候がなんだかハッキリしない様子。雲の切れ間からお日様がチョビっと光を差し込ませてくれると、パラパラと雨が落ちてきます。それでもなんとか、本日午前中のミッション完遂に向けて踏ん張ってみたところ・・・

今朝も朝食後には参詣し・・・
「♪右わぁ越後へ行く北の道っ、左は木曽まで行く中山道(なかせんどっ)続いてるぅ~コスモスのぉ道がぁー」な、街道沿いの秋らしい風景を愛で・・・
帰宅して、ソッコー作業に取り掛かります。まずは、降ろす必要は無いケド、ターミナルをハズすついでにバッテリーも降ろしちゃいます。この際、バッテリーベースのサビも落としておきたいところですが、時おり雨がパラつくんで、先を急ぎましょう。
室内に温風を送るヒーターダクトをハズします。
分かっちゃいるケド、室内モロ見えなのね。あまりにもそのまんまだワ。
スターターモーターの締結ボルトをハズす前には・・・
3本の電線をハズしておく必要があります。
太い銅ボルトにはバッテリープラスターミナルから直撃のメイン電源と青緑線の2本、下の細いボルトには黄色いのが1本繋がってました。
初めにバッテリーをハズしてみたりはしたものの、結局向こう側からはブレーキマスターなどが邪魔して手が入らなかったんで、左サイドのボルトも車体右側から工具を入れて緩めます。
やっぱ、フレキシブルジョイント付きの長~いエクステンションバーも持って来ておいてヨカッタわ。
中腰はコタえましたが、2本のボルトを緩めるのに成功いたしました。
重たいスターターモーターを片腕で取り出しまして・・・
取り寄せていた新品のスターターモーターを見てみましょうね。どうやら、車外品のようです。
いちおう、性能評価表らしきモノが入ってました。
中身を見れば、ずいぶんと小さいモノですね。
ホレ、こんなにサイズ感が違います。まるでビトゥルボ系マセラティの新旧スターターモーター比較みたいです。旧型の理念(ケースにコイルをネジ留め)の方が、磁石落ちが無いから長持ちなんだよなぁ。新品の方は、見た目からしてヴァレオの系統くさいので、経年でケースに接着剤で貼り付けられている永久磁石がトレて、モーターが逝ってしまう懸念を感じずには居れません。ま、時代の流れだから仕方がないですけれどね。旧いマセラティに比べて熱源から離して取り付けられてはいるので、コレで大丈夫と信じるしかございません。正規ルートの純正品より高価だったんだから、ホントに頼むよ(泣笑)。
でも、何の問題も無くポン付け出来ました。
一番時間が掛かったのは、スターターモーターがハズれているスキに行った、トランスミッションケースとブレーキキャリパーの清掃。30年分の油ヨゴレもスッキリとキレイに落とせました。
時間が来たので歯医者さんへ行き、帰ってきてエンジン始動の儀。無事に始動成功です。気になっていたモーターの引き摺り音もまったくしないので、精神衛生上の価値は有ったナ。
ついでに、網の中で踊っているのが気になったファンベルトも、オルタネーター固定位置をズラして調整いたしました。切れる前に気付いてヨカッタ。
ヒーターダクトを元に戻して、完成デス!
こうやって覗き込んだ時の景観が飛躍的に向上したのも副次的効果ですね。
コレで少しは安心出来るかナ、あひるんちょの冒険も。

 ↑やっぱナメずに、様々な種類の工具を持って帰ってきてヨカッタと、胸を撫で下ろしております。30年モノのボルトを緩めるには、生半可な工具じゃ役に立ちませんからね。ボルトや工具が途中で折れちゃったりナメちゃったりしたら、リカバリーには30倍(泣笑)の手間が掛かりますのでね。コレで毎度エンジン始動時の盛大な異音ともオサラバ出来ました(喜)。早朝から気兼ね無くお出かけ出来るようになったあひるんちょで、来週はプロヴァンスでも目指すといたしましょうか(笑)。

 それじゃー、また明日。

6 Replies to “あひるんちょのスターターモーター交換”

  1. 2CVを堪能する優雅でスローな休日を過ごされているようで何よりです。
    生活の一端に2CVだなんて、とってもお洒落です。
    先日、お客のクルマ屋さんを訪問したところ年配の社長さんから「2CVはクラリスが乗ってたんだよ(←カリオストロの城で)」と教えていただきました。
    そのアニメは何回か観ていたはずなのですが、知らなかったなあ。

    1. ↑「Sm」さぁん、その映画で一番有名なシーンじゃないっすか、クラリスちゃわんがウエディングドレス姿のまま2CVで峠道を爆走して逃げ回るシークエンスって。ワタシなど、主題歌流れたあとの本篇なんかほとんど覚えてないわ(笑)。

  2. スターターモーターの交換、効果絶大ですね。
    あのエンジン始動時の盛大な異音は、確かに響きましたから。
    もう止めることはないでしょうが、これで練馬の元駐車場の隣のオヤジに文句を言わせません(笑)。

  3. こういう作業をそつなくこなす技量に感嘆です。
    社外品の作りも喝破して素晴らしいです。
    classic quarityってちょっと前の自分なら
    「古風な品質」と訳してツッコミいれてしまいそうなところですが、傑作品・品質と訳すのですね。
    純正品より高いのも頷けました。

  4. 休日も
    趣味が仕事に
    朝飯前

    スターターモーターも新品交換で、ますますあひるんちょは、充実しました。年末の九州までのロングツーリングに耐えられますねぇ。

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