インタークーラーと排気管残留水のハナシ

 週が明けて月曜日となりましたが、相変わらずに今日も寒いですね。「♪オ~レが、居たんじゃ、おヨメに行けぬ・・・」アタマの中じゃ昨日の寅さんがグルングルンといまだに旋回(笑)しておりますが、定休日らしからぬ“本ネタ小ネタ”を怒涛の2連発で(とは云え、軽ぅ~く:笑)お届けいたしましょう。

一昨日のネタで出てきたマセラティギブリⅡ最終型用に、中古のインタークーラーを準備します。
一旦、洗剤と水流で丸洗いしたあとに、パーツクリーナーで再洗浄してコア表面を清浄な状態といたします。
数日乾かして、コアのダメージを観察いたします。飛び石や甲虫を高速走行時に吸い込んで、コアの各所に変形が見られます。
ダメージのある部位を、出来るだけ旧に復するように戻します。
金具に発生していたサビには転換剤を塗り、コアは全体的に耐熱塗装。
コレは右側のインタークーラー。2連ホーンとともに締結されます。

 ↑コレで、一昨日のフォグランプAssyとともに、マセラティギブリⅡ最終型の修理に必要な部材を揃えるコトが出来ました。フロントバンパー左右のダクト内を、ムリヤリ屈んで覗き込まない限り、まず見えない部分ですが、「だからこそヤラなきゃ」といった気分でした。

 続きましては、時節柄お伝えしておきたいネタ・・・

特に真冬の時期ともなりますと、始動時にエキゾーストから派手に水蒸気を噴出させる、第一次フィアット時期製造のビトゥルボ系エンジン搭載マセラティ車群。
数分アイドルしながら、時にカラ吹かしを続けますと、雲はハレます(笑)。

 ↑御覧の風景は、マセラティクアトロポルテⅣV6前期型(「新潟市のY」さん号)のタイミングベルト交換などを済ませた後、再始動時のモノです。ビックリするくらいにエキゾーストからは水蒸気が立ち上ります。特に複雑で長大なキャタライザーシステムを持った、マセラティギブリⅡ(全型)とマセラティクアトロポルテⅣV6(非エヴォモデル)に於きましては、エンジンやインジェクションシステムのセッティングが良い(常に完全燃焼)個体ほどサブマフラーやメインマフラー内に水が溜まりやすく、都市部の市街地走行が多くて常日頃ノロノロ運転を強いられていると、そのマフラー内部の残留水が排出されぬまま乗り続けるといった按配となります。エキゾーストから大量の水蒸気を発している場合には、多くの場合温泉のような匂いを伴います(この個体でも10分くらいアイドルさせつつ、断続的なカラ吹かしを続けて水蒸気となる残留水をトバしました)。時には高速道路に連れ出して、この匂いが無くなるまで、内部の残留水をトバしておきたいものですね。エンジンにこれと云った不調が無いのにチェックエンジンランプ点灯が頻発する(一旦エンジンを止めて再スタートするとランプが消える)のは、大概コレが原因となっていると思われます。どうぞお試しあれ!

 それじゃー、また明日。

7 Replies to “インタークーラーと排気管残留水のハナシ”

  1. 素晴らしい!!!!
    こういうネタが大好きです❤️

    ちょっとした事、金を使わず時間と気を使う、これ秘訣也。マイクロデポはだから素晴らしくて、やめられないんですよね!!

    たこちゃん、ありがとう!^_^

  2. 水蒸気の件。
    都市部の市街地走行だけでは残留水もストレスも溜まります。
    高速走行で、両方解決しましょう。

  3. クアトロポルテⅣのエキゾーストから吹き出し立ち込める大量の水蒸気。
    ドライアイスを仕込んでいるかと見まがう程に。
    もしくは、デポさん近くの白煙立ち込めるホルモン屋さんかのよう。
    まさに、イリュージョン。

  4. 昔は無知で、マフラーから出る水は何かの異常だと思っていた時期がありましたが、あれは完全燃焼の証だと知って、
    そういやガソリンの組成は主に炭素と水素で、それが燃焼で空気(酸素・窒素)とくっつけば…
    「二酸化炭素(一酸化炭素)、窒素酸化物…あとは…H2O⇒水
    ピコーン!
    理科の勉強は大切だと改めて考えさせられます。

  5. 寒空に
    ギブリ マフラー
    白煙を

    マセラティに乗る時はなるべく渋滞ノロノロ運転を避けるようにしてあげていますが、都内に住んでいると、なかなか願い叶わずです。

  6. 水蒸気ドバドバゆえ、マイクロ・デポ仕様のおクルマでは○○○○にアレやコレの細工を施すとか、施さないとか…

    というお話を先日のホルモン会で聞いたような気がしますが、冒頭から失神していたので空蝉の声だったのかもしれません。

  7. 久しぶりのコメントてます。
    あああ、我が家のQP様も同じです…
    気持ちよく走らせてあげよう!!

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