アルファロメオ159 3.2JTS Q4、色々ヤッタ

 師走に入ると、ホントに日々のシゴトに追い立てまくられる様な気分となりますけれど、いつものようなヒト月を、可能な限りの平常心で過ごしてまいりたいと思っております。アセる気持ちは当然の様にございますが、急げば作業のクオリティが保てないのが少人数で行うアナログシゴトの宿命とも云うべきところ。その葛藤と闘いながら、ホルモン月例会兼忘年会の行われる12月21日(土)17:15までは断酒しつつ万全の体調で臨む所存(笑泣)デス。昨日のネタでは、あたかもワタシもビールを呑んでいるかの如くに書いておりますが、実はワタシ、一滴も舐めておりませんのです(ホント)。今夜で断酒も丸一週間続いたコトとなります。お待たせしているお客さんが数多くいらっしゃいます。なんとか年内に一台でも多くのメドを付けてまいりたいと願っておりますヨ。「ハヤくスッキリした気分でホッピーが飲みてぇ~!!」

今日はいつもと気分を変えて、店舗前で左側面を御覧に入れましょう。
昨日は「稲敷のK」さんに磨いて頂き、ガラスコーティングも完了。
アナログシゴトの最たるもの。ウインドー周りの滓を除去する作業。
新品のカッター刃を短く折って、こうして削り取ってまいります。
今度は、毎度おなじみの右側面を。
デポ2階では、ネタネタ除去作業。分解してサッパリと落としました。
こういった複雑形状のヤツは、一気に落とせないので時間が掛かります。
今度はいつものフィニッシャーさんと一緒にデント作業。難しい部位デス。
ドアの内張りトリムとスピーカーをハズした状態がコレ。
近代的な設計にはなっておりますが、工場で組み立てる時の利便性しか考慮されてない。この防水シートを兼ねたアルミ板の裏側に、ウインドーレギュレーターが丸ごと固定されているのヨ。ボディ内部の状況を確認するために、アルミ板の周囲に貼られたシーラーをカッター刃で切りながら浮かせて行きました。
ココで、一旦運転席シートの皮革表面補修作業に移ります。
表面のスレた部分に、皮革補修用のパテを入れておきます。
またもデント作業に戻り、超絶難度の作業を行って頂きました。
間近で拝見していると、息が詰まりそうな緊張感・・・
患部の中に白くポチっと見えるのが凹みのコアだった部分。あとで筆差し。
で、並行して、まだコレやってました。一向に作業は捗らない。
前後のウインドーシールド四辺をこんな状態に戻すまでは・・・

 ↑ああ、やっぱり今日も匍匐前進で日が暮れましたか・・・「こんな夜は、ビールも飲みてぇ~!!(ココはガマンガマン:笑泣)」

 それじゃー、また明日。

 

6 Replies to “アルファロメオ159 3.2JTS Q4、色々ヤッタ”

  1. んんー
    毎度のことながらここまでやってもらえるクルマとオーナーさんは幸せですね。
    自分ではやろうと思いませんし、やれる技術もありません。

    デントリペアも神業ですね。

  2. 他人事ながらもアルファ159Q4の仕上げが楽しみです。
    本日の仕事、終了。
    早速、ひとり部屋飲みしております。
    たこ師匠が断酒して、顧客のために頑張っていると言うのに。
    たこを師と仰ぐシルバートライデント仮面は、毎晩飲んだくれております。
    たこ師匠、すみません。
    そして、ありがとうございます。
    毎晩、美味しい酒が飲めるのも、たこ師匠のおかげです。
    では、おやすみなさい。
    今晩は、バド・パウエルが奏でる、素肌にビトルボを羽織るクレオパトラの夢が見れるかも。

  3. ササッと納車と行きたいところですが、細かな修繕ポイントがありますね。
    でも、一つ一つ丁寧に仕上げることで、超絶個体が生まれる。
    有難い限りです。

  4. 凄いの一言!
    アルファロメオ のしかも159を(大変恐縮ながら)、ここまでやるか!!と言った心境です。
    30年にわたる元アルフィスタの末端構成員としてはコウベをたれずしていられません。

    このような匍匐前進の積み重ねこそ「デポ謹製」たる所以ですねえ。

    たこちゃんの日々に感謝です。

  5. 黒アルファ
    デポ謹製に
    あと少し

    師走です、焦っても、焦らなくても師走です。
    着実にいきましょう!

  6. これぞデポの真骨頂「匍匐のための匍匐」
    師走ならぬ師匍匐。
    ここまで細部にまで仕上げられるとなれば、オーナー様もさることながら、クルマも幸せですね。

    本日より二日間、岡山へ出張。
    しばらくご無沙汰していたホルモンの会についてもスケジュール調整してまたご連絡差し上げます。

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