マセラティクアトロポルテ最初期型のリアトレーを分解修理する(その2)

 もう、いい加減に災害は起きないようにと願っておりましたが、今朝起きてテレビを点けると、沖縄の首里城が、漆黒の闇の中で劫火に包まれている映像が飛び込んでまいりました。ちょっと息を呑む程に凄惨な光景で、沖縄をこよなく愛するワタシは、朝から胸が詰まる思い・・・

 実は、以前に行ったたこちゃんズ沖縄旅行記の中でも、ちょっとダケ首里城が出てきております。

たこちゃん、三たびの沖縄行き(その2)
http://cyutako.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-8948.html

 実は首里城自体も内部まで見学したコトがあって、そんな記事が当ブログシリーズ内にあったハズだと思っていたのですが・・・見当たらないんで、その時は旅行記をオミットしてたのかなぁ(泣)。どうも2015年の暮れに行ってるみたいなんですが、その旅行記は(その4)まで書いて未完のまま時が過ぎちゃったようです。かなり大量に首里城周辺は撮影しているハズなんですが、ドコにその画像ファイルを格納したかを、まったく思い出せないのであります。そのうち落ち着いたら、アップいたしますね。

 世界遺産内の建造物も大事な人類の文化的財産ですが、旧い自動車を大事に保存しておこうとするのも、世界中のクルマ好きにとっては大いなる文化活動であるのだと信じて、今日も、這いつくばってシゴトをいたしましょうね。

 前回は、サンシェード周りを出来るだけ真っ直ぐに接着して放置プレイ(笑)したところまでをお届けいたしましたが、本日はソレの続きからです。

皮革部の浮き上がったり縮んでしまったりした部分を、一旦ハガして、接着剤を塗布し直し、ガッチリと貼り付ける作業には、足掛け三日間掛かりました。
出来るダケ、この接着作業ですべてのアラをツブしたかったんですが、やはり、そう簡単には許してはもらえない様子です(泣)。「あ~、ツカれたわ」
画像の手前は、リアウインドー下端部のブラックアウトされた部分に隠れてしまう部位なので、皮革の硬化による縦ジワがユルく残っておりますが、そのうち多少は馴染むと思われます。何度もヤリ直してみましたが、コレが限界でした。
オリジナル部材をなんとか生かしての補修作業は、困難を伴います。
続いてアルカンタラトレーを作り直します。まずは新しいステンレス製ビスをユルく接着固定します。
オリジナルのアルカンタラ生地をナゾって、切り出し線を描きます。
ウレタンフォームの外周を採寸線に沿って切り出しておきます。
先に、アルカンタラ生地とウレタンフォームを圧着させておきます。
こうして比較しますと、色のヌケ具合が一目瞭然ですね。
接着剤を打って、端部を折り返しつつ貼り付ける作業です。
生地の貼り替えが完成したアルカンタラトレー部材。
オモテに出して、トレー部材をナット固定いたしました。
アルカンタラトレーの表面が新品になるダケでも見違える様に・・・
あとは、小さいながらも散見されるアラたちと、どう闘いましょうかね。

 ↑というワケで、縄文式土器の破片をくっつけて再生するよな作業が地道に続くのでありました。世界自動車遺産に登録されるコトは金輪際なさそーだけど(泣笑)、ね。

 それじゃー、また明日。

7 Replies to “マセラティクアトロポルテ最初期型のリアトレーを分解修理する(その2)”

  1. 9枚目の写真で、「新しい生地の色」の色が、経年変化で「元のオモテ側の色」になるということなのでせうかね。
    「元のオモテ側の色」は、もう元からこういうグレーなのだと言われればそうも思ってしまうくらい完膚なきまでに変色しておりますが、さういへばどうしてこの皮革色でトレーが斯様な別系統の色なのだらうと不審に思った組合せが過去にありましたが、あれは劣化した色、ということだったのでせうかね。
    すごいなぁ。

  2. デポマジック
    経年劣化
    蘇る

    リアウインドに紫外線カットフィルムすれば、リアトレーのアルカンタラの変色は多少とも避けられるのか?どーなんだかな?そーだといいが。

  3. クアトロポルテのリアトレー修復作業はまさに考古学。
    岡本和久先生のお仕事は、遺産どころか、まさに現代の偉大な財産です・・・世間の皆様、その価値を、もっと認めてあげてくださいませ。
    マイクロデポは、素敵な御店です。

  4. 首里城、まだ見たことが無かっただけに残念です。。昨年のフランスといい、正に心にぽっかりと穴が開いてしまう心境、当たり前の様にあり目にしていたものが無くなるのは、辛いですね。

    諸行無常とはいい、我々も白骨ですが、なんとも。。。

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