マセラティクアトロポルテ最初期型のリアトレーを分解修理する(その1)

 昨日の夜にね、シャワーを浴びて、風呂場から出掛けにバスタオルでアタマを拭こうとして、何気なく右腕を持ち上げたら「あれ?あれれ?・・・あれれれれぇ~」って感じの大いなる違和感を頸椎に感じると、数秒後に激痛で首が回らなくなりました。ああ、こりゃたいへんだと思いつつ、痛みの質が、経験したコトのあるギックリ腰とかギックリ背中(泣笑)同様のものだったんで、「ギックリ首」ってググってみたら、やっぱ、そーゆー言葉があるらしい。とにかく、揉んだり圧したり回したりしちゃイケないと、諸々のサイトには書いてある。かといって、固定もしちゃならないのだそーで、これから先しばらくの間は安静にせよとの由。就寝しようとしても、ポジションがキマらないし、寝返りも打てないんでマイリました。睡眠が浅かったモノで、一日中、ボーっとしてましたが、仕事柄とーぜん安静になんかしてられんので、益々イタみが増長しそーなネタを仕込んでおきましたです、ハイ。

まあね、天下のマセラティクアトロポルテⅣなれど、24年も経過すりゃ、このくらいにはなりますって。リアトレーを降ろして皮革表面をまずは清掃完了の図。
リアトレー裏側はこんな感じ。テキトーな型で作ったようなFRP製ベースに、アルカンタラ部分がナット固定、リアシェードAssyがタッピングビス固定されています。
問題点は、おおよそこんな感じデス。こりゃハードル高けぇーな。
早速アルカンタラ部分をハズしに掛かりますが、ボルトの長さがマチマチです。コレは、締めこんでみてから、真鍮ボルトの先端を切って、ボルト先端の干渉(リアトレーAssy搭載時:車内側の設置面との干渉)を防ぐというトンデモ工法で、旧いマセラティ車の得意技(泣笑)であります。何しろ、FRPベースの裏側は厚みも均一ではないし、波も打っておりますんでね、現場にて現物合わせシロという御無体なモノです。
なんか、ナットをハズすのが見るからにハマりそーなんで、先にコチラを・・・
・・・で、いよいよナットを。ああ、やっぱクルクルと供回りしちゃってる(大泣)。
先端が長く残されている7本はバイスプライヤーで咥えつつ、メガネで取りました。
タップ部分に、ゴッテリと接着剤が塗ってあるんで、一個とるのも一大事。
格闘するコト幾星霜(笑)、ようやくアルカンタラ部材を分離出来ました。
さらにアルカンタラ表皮をアルミ板のベースから引きはがします。
1995年の5月2日製造なのでしょうか。マジックでのマーキングも御約束。
ハガしたアルカンタラのオモテ(左側)とウラ(右側)。退色の具合が一目瞭然デス。
色んな種類のハンマーを持ってきて、アルミ板をスッ叩きます。
頭部をちょん切られたボルトが入っていた穴には一応マーキングしておきます。
・・・格闘するコト幾星霜(また出た:笑)、だいたい真っ直ぐになりました。
今度は、皮革表皮の一部をハガします。今すぐハガしたいところは、思いっきりガッチリと着いていて、小型のプライヤーで摘んで引きハガすホドの力を必要とします。
で、サンシェード出口の開口部を本来の位置に出来るだけ合わせて接着します。
この状態で、一旦完全乾燥を待たねばなりません。急いては事を仕損じるってね。

 ↑途中で、何でアルミ板を叩いているのかと云えば、フチにコテなどを突っ込んで、ムリヤリにアルカンタラ部材を取ろうとした形跡がアルミ板のアチコチにあったゆえです。おそらくアルカンタラをどーにかしてラクに張り替えようと考えたんだろうけど、そぉ~んなにアマくないんだよよよよよ~ん(泣笑)。コレ、皮革表皮を清掃したのは昨日の夕方で、分解作業は本日の午後から日没まで掛かっております。7mmのナットをたったの10本ハズすのも、皮革表皮を一部のみハガすのも、一見簡単そうなヤツから、ものスゴたいへんな目に遭わされるというのが、旧いイタリア車、中でもマセラティの宿業(笑)。もう、「あー、分かりました。ハイハイ。」といった気分で、ユルく立ち向かうしかないのでありますヨ。

 それじゃー、また明日。・・・は、起きたら首がいよいよ回らなくなってたりして(泣笑)。

6 Replies to “マセラティクアトロポルテ最初期型のリアトレーを分解修理する(その1)”

  1. お大事に!
    夏からの疲れに加え、先日の豪雨関連でダメ押し3ランですね。
    ごゆっくり・・・といいたいところですが、無理?

    でも急がば回れでゆっくりして直した方がいいと思うわけですよ。

    そのあたりは専門の先生に解説を(笑)
    今頃は紀伊新庄?

  2. どうか、お大事に。
    安静に。
    神経使う肩凝る作業の毎日で、たこちゃんは大変です。
    たまには、都会の喧騒を離れて、外部との連絡を遮断し、温泉で湯治でもしてはいかが?

  3. ギックリ首、初めて聞きました。
    こちらもユルく立ち向かうしかない気がします。
    たこヨメさまと共に、どうぞ大事になさってください。

    しかし今回のリアトレー修繕も、困難極めますな。
    お疲れ様です。

  4. 愛車を
    末永く愛す
    デポ頼り

    なかなか手強いですね、作って売ってハイ終わりって考えているような作り方をされているから、治す時になって苦労しなくてはいけないという事例ですね。。。ギックリ首お大事に!!お願い致します。

  5. 首の痛み、心配してます。
    ぜひ早めの受診を。

    それにしても内装パーツ、ビスを少し残しておいてもらえれば…
    イタリア人はもう少し補修のことも考えておいてくれないのでしょうか…

  6. この記事でほほう、と思ったこと。
    その1、ビスの先端を切って干渉を防ぐ技。で同じ「先端が切られた」ビスでないと元に戻せないのね。
    その2、アルカンタラの褪色。
    その3、ぎっくり首にびっくり。(ああ。。。)

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