「エラいこっちゃ」は、フイに訪れる・・・

 まぁ、昨日も少し触れたんですが、せっかく涼やかな朝だったんで、「ちょっと光が丘公園でも回って、ついでに散髪にでも行くか・・・」というホンの出来心が、こんなにもメンド臭いコトになるとはね。

 キック一発、エンジンは軽やかに回り、いつものように走り出しましたが、早朝でメイワクなんで、暖気はしませんでした。「ヴお~、ヴお~」と、暖気が済むまでは、ダマしダマしアクセルをヒネりつつ、時にクラッチを切ったり繋いだりします。300メートルほど走った頃でしょうか、ようやくエンジンが軽やかに吹け上がるようになったところで、ちょっとリキんで加速してみたら、いきなり「ピキっ」っと排気音が聴き慣れない音質に変化したんです。最初は、文字通り我が耳を疑いましたが、どーも、ホントにヘンな音になっちゃってるみたい。とりあえずアクセルをヒネれば加速もいたしますが、気分的な問題か、コチラの方も本来のパワーが出ていないような気がします。そろそろと、デポに向かうコトとなりました。早速ヘルメットを脱いで、エンジンのヨコに耳を近付けてみますと、音源は、エンジンの内部ではなくて、前方方向に在るように聴こえました。「ひょっとして、エキゾーストボルトが抜けてるダケ?」と思い、カウルのスキマから覗いてみると、果たしてアタマが無くなっちゃってる一本を発見!代替のボルトを持ってきて、「コレで直ればワケは無いナ」と思いきや、穴にボルトを入れようとしてもどーにも入らない。「コレは、アタマだけがトンでるのか?!」と身の毛もよだつ想像を巡らせつつ、作業はズブズブ深みへと・・・

エンジン周りの様子を見るため、アンダーカウルをハズしてみたら・・・
・・・ちょっと分かりにくいですが、向かって右の“患部”を発見。
仕方がないんで、左側エキゾーストセットを丸ハズし(泣)。
エキゾーストの締結ボルトが折れて、ネジ穴に残った状態。中央、大きな穴の奥にはピストンが見えていますね。一見簡単そうに見えますが、エンジンをフレームに搭載したままで、折れて残ったボルトの除去を行うのは超絶難度。コレは相当な大ゴトだぞぉ・・・
残ったボルトを摘出するために、ドリルで揉まなきゃと、作業のジャマになるラジエターまでもハズすハメに・・・ぷしゅ~。嗚呼、鮮血にまみれて(泣)。
一旦、作業場所の床を拭き上げるハメともなりましたとさ。
患部周辺の油分を何度も拭い、シリンダー穴を塞いで養生します。
ドリルで開けた下穴に、エキストラクターって特殊工具を・・・
夕方から雨の予報だったんで、急いで塗装しなおしたマフラーを締結。
時間が無いのに、「せっかくだから」とラジエターにも耐熱塗装を。
・・・どうにか、雨がポツポツしてくる直前に組みあがりました。

 ↑・・・と、御心配をお掛けいたしましたが、どうにか昨日のウチにカタチにゃなりました(っつーか、ムリヤリにデッチあげました:笑泣)。想えば、ついでにマフラーやラジエターを耐熱塗装したり、LLCの全量交換も出来たっつーコトでヨシといたしましょうかね。車齢36年、まだ色々と出てきそうではあるなぁ(イヤイヤ、そんなコトは・・・)。

 それじゃー、また明日!

9 Replies to “「エラいこっちゃ」は、フイに訪れる・・・”

  1. 良かった‼️γさんに大事無くて‼️
    とは言っても結構なお手間…お疲れ様でございました。😅👍✨
    ところで、デポさんは頼んだらKHなんかも探してきてくれるのでしょうか?(笑)

  2. トラブルシュート、お疲れ様でした。
    たこちゃんだからこそ、的確なシュートが可能なのですね。
    素人には太刀打ちできない症状です。

  3. 休みの日
    バイクはぐずり
    即修理!
    めでためでたし
    さすがたこちゃん

    休みの日にバイク修理は、趣味のような、仕事のような、微妙な感じでしょうかね。
    今年の飛び飛びのシルバーウィークもこれで終わりですね、そして涼しくなり秋も深まりそうです。

  4. ユーザーを
    ふるいにかける
    コメント欄
    たこに迷惑
    申し訳ない

    でも、まあ。
    マイクロデポさんは、ワタクシのような低所得Pにも親身に接してくれますから。
    こちらが望まなくとも、困難で面倒な整備を行ってくれますから。
    ですから、それ以上の面倒を望む事は、商売を度外視した筋違いな望みですから。
    でも、たこちゃんは商売ですから、多少、面倒であってもクルマを売らなければなりません。

    なので、デポさんで買ってあげて💕

  5. ボルトも36年で疲労骨折でしょうか…
    よく頑張った?(予防的に全交換した方がいい?)

    それにしても、バイクのことはよく分からないのですが
    シリンダーが見えるということはエギゾーストであり、サイレンサーまで短くて…触媒とかはない?(それともあの太い部分にある?)

  6. 調べたら太い部分をチャンバーというのですね。
    中学生の頃は「チャンバーつけると速くなる」とか誤解してました
    正確には「チャンバーを社外に変えると速くなる」なんですね。
    「後部の細くなった部分で排気ガス圧力の一部をエンジン側にはね返し、燃料ガスと一緒に外に出してしまおうとする混合気を燃料室に押しもどす役割を果たしている。」
    汗)…よく分かりませんが
    触媒なんてものあるはずない!のはよく分かりました。
    そもそもオイル燃やしながら走るのですし…

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