佐原がオレを呼んでいた(笑):その8

 本日の午前中は、あたかも台風襲来のような雰囲気でした。それでも、午後になったら次第に雨もアガり、半屋外モードにて作業を続行出来ました。ソレにしても、カラダのフシブシがイタくなる日々が続きます。真夏の暑さじゃないところは、有難いコトですね。

先日の“イカさん”号に似た、おそらくはドゥカティ900SSイモラレプリカでしょう。
りゅたろう先生が感銘を受けたという、“ガソリン見え~るタンク”も付いてます。
MVアグスタも、スーパーカーコーナーと日産その他コーナー間の通路に展示。
このコーナーでも、いきなり呆気にとられました。ニッサンR382、モノホン!
20番のR382、北野元(もと)/横山達(たっす)乗機は予選1位、本戦2位車。
ホントはモノポストにしたかったところを、レギュレーションに従い2座なんでしょね。
1969年当時、日産(旧プリンス)はV12の48バルブユニットを作れたのです。
タコ足エキゾーストパイプが美しい。きっと手曲げ&手溶接なのでしょうね。
キズだらけになって歴戦の厳しさを示すシュラウドは、エアを送る整流板なのでしょう。
最後尾中央にエンジンオイルクーラー。英国ヒューランドのギアボックスも見えます。
日産プリンス系レーシングカー搭載のGRX型エンジン(R381)は単体展示も。
GR8エンジンは後のS20(GTーRとZ432に搭載)となった直6エンジン。
サーキットの狼の劇中に出てくるマシンを展示するというのが、当ミュージアムの原則的なキマリなのだそうです。「んじゃ、こんなR382なんかも出てるワケ?」といった御批判は、ちょっと待った(笑)!・・・出てくるんですよ、コレが。公道グランプリの中で、トヨタ2000GTを駆る隼人ピーターソンに、日産フェアレティZ432をフルチューンした男が挑みかかるバトルシーンにて、「それは まさに 日本を代表する トヨタ ニッサンの シンボルカー的 傑作車・・・・・・一時代まえの トヨタ7と ニッサンR382で きそわれた 日本グランプリの 対決が 再現されたかの ようであった!(原文ママ)」という、ナレーション(笑)付きで、日本グランプリでの両車バトルシーンがイメージ画として描かれているのです。しかも、描かれている個体は、なんと、このゼッケン20番なのですヨ!
ホイでもって、コレが日産スカイライン2000GT-R 2ドアハードトップです。GT-Rは、初めに4ドアセダン型が売り出され、2ドア版の方はあとから追加されました。
素気ないホドにスパルタンな、いわゆる“男の仕事場”然としたコックピット。
そして、コチラは、プリンススカイライン2000GT。コレは市販バージョンのS54Bをベースに日本グランプリ出場車を模して造られたレプリカであるとのコト。
1964年の日本グランプリ。ゼッケン39番は砂子義一の乗機で、GT-Ⅱクラスの2位入賞車。ちなみに、優勝はポルシェ904GTSで、欧陽菲菲のダンナさん、式場壮吉の操縦でした。ちなみに、このレースでは、2~6位が、このスカイライン2000GTでした。3位に入った車番41の生沢徹が、レース途中でアクシデントに遭った式場のポルシェを一瞬抜いて走ってきたというのが、今でも語り草になっている有名なレースです。
日産が続くな。フェアレディ240ZGも、サーキットの狼には、随所に登場します。
このマルーン色には、中一の頃にすごくアコガレました。ホントにイイ色だなぁ・・・。
ああ、屋根切っちゃってる(勿体な:泣笑)。マツダコスモスポーツのオープンカー。
シートは、オリジナル生地の上から、ビニールレザーのカバーを掛けてある様子です。
ホイールは、オリジナルではド鉄にホイールキャップといった構成です。
サーキットの狼の劇中では、ナチス軍総統、早瀬左近の自称カノジョで幼馴染の山岸みのりちゃんが、赤いの(もちろんオリジナルの屋根ありクーペ)に乗って出てきます。
トヨタスポーツ800は劇中で、元警察官の沖田が、まだ警察官になる前、故郷の秋田に居た頃に、クルマの運転が楽しくなるキッカケを作ったとされているマシンです。
ホンダS800も・・・きっと、ドコかに出ているんでしょう(笑)、モブとして。
コレは、スーパーカーとは対極にありますが、日本が生んだ名車、スバル360。
関連商品の展示コーナー。黄色っぽいヤツは、バンダイ1/20のロータスヨーロッパ(S1)。その左側のヤツはクラウン1/24(後方に箱が見えてます)。どっちも、当時のワタシも作ったプラモデルです。多少モールドがマズくても、想像力で補完(笑)。
ホレ、懐かしいでしょ。日東1/24ロータスヨーロッパのサーキットの狼パッケージ。元々S1だったのに、強引にストライプをイレて堂々の発売(コドモなめんな:笑)。
まぁ、レーシングスペシャルのモデルも、こんなにたくさん存在したんですね。上段の黄色いのダケは、ディーノ206プロトティーポですね。後方の黒箱が定番でした。
後ろ髪をヒカれるとは、まさにこの想い。帰り掛けに館長さんと会話する中で、「実はワタシ、若い頃に、このカムシンに乗ってたんですヨ」とヒト言云ったら、「スペアタイヤ、ドコから出てくるか分かります?」「館長さん、ワタシを試してるでしょ(笑)。ホレ、ここからこうやって・・・(と、フロントバンパー下のスリット部分パネルを下げる動作)テンパータイヤが出てきますヨ」「(得心したように目を見開いて)コレに乗ってたってヒトは初めて来ました。ワタシがここに居るのは、このカムシンこそが大好きだからなんです!ミウラもカウンタックもストラトスも目じゃない。同じ70年代のガンディーニデザインでも、このカムシンが一番ですよ。あのテールの素通しガラスなどは最高です。」
「カムシンに乗ってたなんて珍しいヒトが来たから、記念品をお持ちしますよ。」「(恐縮しつつ)あ、有難うゴザイマス!」・・・そうして、当館のパンフレット(通常は販売品)を頂きました。もちろん、ワタシの素性は隠し通しましたケド(笑)ね。

 ↑といったところで、池沢早人師サーキットの狼ミュージアム篇は本日で完結。あ、佐原篇自体は、あと少し続きますヨ。・・・ああ、ツカれた(泣笑)。

 それじゃー、また明日。

8 Replies to “佐原がオレを呼んでいた(笑):その8”

  1. ここまでのカムシンヲタ
    日本中で何人居るのでしょうか?
    おそらく両手で足りる数では、、、

  2. カムシンのエピソード、貴重です。
    館長さんとシンクロして、とてもいい思い出になったと思います。
    それで、いろいろとご利益があったのかな。

  3. 最近読み返しているのですがね、なかなかストーリーに集中できない。
    平均して三ページか四ページに一度、なんかかんか突っ込まずにはいられなくて、つい叫んでしまうわけです。心の中で。

    そうそう、やはりカムシンが最高です。異論があれば悉く却下です。

  4. 裕矢とミキのエロい(いま見ると、どってことないw)シーンにドキドキした小4の僕。(笑)

    戻りたい
    戻れるならば
    あの頃に

    1. みのりちゃん
      セリカの男
      モミモミす
      故障したのは
      ここじゃないのか?

      ・・・分かるヒトだけ分かってください(艶笑)。

横浜のS へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です