佐原がオレを呼んでいた(笑):その2

 本日はツユの晴れ間。天候が一日中穏やかだったので、納車するクルマたちの仕上げ作業も捗りました。だけど最近、一日が長いよな。朝の4時から起きると、三文どころか三円くらい(三億がいい:笑泣)はトクをしそうですけれど。はてさて、日曜日の佐原行ネタを続けますヨ。

 「水郷佐原あやめパーク」の裏口(?)から、「千葉県立中央博物館大利根分館」へと寄り道してみました。

裏口みたいな通用門で、こんな立て看板を見つけてしまいました。本日最終日にヨワい。
嗚呼、文化の日には、このようなイベントも開催されるらしい・・・久しぶりに11月3日が日曜日なのでイケるんだケド、入間航空祭とカブるんだよなぁ、ナヤむなぁ・・・。
というワケで、一旦あやめパークを出まして、「千葉県立中央博物館大利根分館」へ・・・え?手前の銘板には「千葉県立大利根博物館」とあるケド、コチラは旧い名称なのかな?
ま、とにかく、日の丸の旗と千葉県章の旗が翩翻と翻る博物館内へと入ってみましょう。
開館時間は9:00~16:30。ビミョーにハヤく閉まるので御注意ください。
一般オトナの入場料は300円と安価なモノ。企画展がワタシ向きの内容でラッキー!
メインエントランスを入れば、いきなりコレ(笑)だ。懐かしいワープロ機に触れます。
ところが展示機は、全部カナ変換となっており、ローマ字変換への変更方法が分からず。
引いて見ますと、こんな感じ(笑)。後ろのシカはナニ?パラダイスのカホリが仄かに。
この古めかしいラジオからは全国こども電話相談室の音声が流れてました。
この懐かしいダイヤル黒電話で、超小ネタを仕込みました。インスタを御覧くださいね。
この東芝の電気炊飯器(右側)は、こういったイベントには必須の逸品です。ウチには無かったケド。一方、左隣のガス炊飯器こそがウチで使ってたヤツに似てる。ワタシが高校生の頃まではプロパンガス(LPガス)だったからな。
あ~!左端のランチジャーは、ワタシが高校生の時に学校に持って行ってたヤツだぁ。暖かい味噌汁まで装備されてるんで、他のクラスの知らないヤツまでが、好奇の眼でワタシの昼食風景を見に来たモンです。今は亡き親爺がドコかのゴルフコンペでブービー賞として貰ってきてたランチジャーを、相当時代が経ってから実用に卸して使用してたというワケです。
このテントウムシ型の卓上レコードプレーヤーはコロムビア製だったっけ?グリーンのモデルが存在するのは知らなんだ。やっぱフツーは赤いヤツだよなぁ。このプレーヤーで「アマゾンライダーここにあり」を聴いてみたい(もちろんコロムビアの正規盤で:笑)。
サスガにお父さんがカメラ小僧であった御宅以外では、2眼レフカメラが自宅に存在するコトは無かったでしょう。
ましてや、戦前ともなれば、超が付く高級品だったのではなかろうかと。
8トラックの家庭用カラオケ機が博物館の展示品になる日が来るとは、想像外です。
あ~、アコガレの8ミリ映写機。ウチには遂に導入されずに終わりました。いいなぁ。
何気ない日常品であったカセットテープも過去の遺物となってしまったようです。
昭和20年代のテレビジョン草創期には、秋葉原のアヤシゲなお店でこういったテレビジョン組立キットを買ってきて、腕に自信のあるお父さんは自作テレビを拵えたそうです。
このへんのヤツは、家具調の走りなのかな。このあと大仰な和風ネーミングの家具調カラーテレビが流行ったりしました。中身もさることながら、筐体の豪華さや壮麗さを競っていたのです。
今では、動画の撮影や編集、そして現像(コレはもはや無い)も簡単にデジタルで出来ますが、ムカシは長ぁ~いフィルムを現像してたのかと思うと感慨無量です。
コチラはビデオ。日立マスタックスって響きが懐かしい。ザ・ベストテンを思い出す。
壁面左の写真は、共同購入した洗濯機を、主婦が背中に担いで隣家へ運んでいるシーン。
この壮大なジオラマは結構見ごたえがありました。大ムカシの佐原の風景再現です。
一方で常設展示の方は・・・ま、ナウマンゾウから始まって、発掘された土器の欠片やムカシの農機具展示に終始するという、ドコの民俗資料館に行ってもありがちな展示がメイン(ぶっちゃけ、興味が無い)。ココはサラっと流して、そろそろオモテに出てみましょう。
博物館のオモテには、大物の展示物があります。往年の渡し船であるらしいです。
後方から見ますと、キャビンに開いた丸窓がソレっぽくてカワイイですね。
蒸気機関のような、戦時中の秘密兵器のような・・・この物体はナンだろう。
前方からみると、いよいよアヤシゲな佇まいデス。
どうも、コレ、排水口らしい・・・
昭和十七年に設置され、約半世紀に亘って使用された大型排水機なのだそうです。
その1:ジュゴンブロック!
その2:三柱ブロック!
その3:標準型アクモン!
その4:三連ブロック!
その5:コーケンブロック!
その6:クリンガーブロック!
その7:六脚ブロック!
その8:テトラポッド!
その9:中空三角ブロック!
・・・全部まとめて、「根固めブロック」って云うんだって。こういうのは、すべて「テトラポッド」だと思ってましたワ(皆さん、知ってました?:笑)。

 ↑こういった企画展は全国的に流行りなのですが、色々な場所から“レアな昭和物件”が良い状態のままで発掘されるのが大事なコトです。皆さんの御宅で“断捨離”する時には、こういった昭和B級コレクションに賛同する博物館を見つけて寄贈するのをお奨めいたしますヨ。

 それじゃー、また明日!

5 Replies to “佐原がオレを呼んでいた(笑):その2”

  1. 身近な道具のものがたり展、楽しいですね。
    昭和にトリップで、懐かしさ満載です。
    ランチジャーを持参する高校生、それは注目の的です(笑)。

  2. モノに対する思い入れ、
    どんどん薄れていくのでしょうね。
    ガラケーは懐かしいと思えますが
    スマホになるともはや外観の変化が乏しすぎて、、、

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