偕楽園に行ったコトある?(その2)

 昨日のトンデモなくハデ且つアツクルシーねた(笑)をハサみつつ、またも土曜日の本日は“たこちゃんズ水戸漫遊記”の続きデス。偕楽園の中に建つ好文亭の内部を探訪しているワケですが、ワビサビの世界に入り込んだようでチト地味かも知れませんケド、とっても涼し気ですヨ。

入るに際しては、色々と園内の掟(笑)があるようなんで、ちゃんと読みます。
・・・にしても、駐車場からこの東門までは相当遠かったデス。
ホントは数か所の門が在るみたいなんですが、季節ハズれには閉めている模様。
いきなり「バ~ン」と日本遺産。
まぁ、コリャ認定だわな。
今は、夏の陽気真っ盛りなんで、花はほとんど見られません。
2月だと、梅がモノすごいコトになって、ヒトもモノすごくなるんでしょうね。
まー、お殿様(徳川斉昭公)ったら、スゴい庭園をこしらえたモンです。
「余は満足じゃ、わっはっはのは!」・・・あぢい(泣笑)。
わざわざ高台を造成して作った園内からは、周囲の眺望が楽しめます。
樹齢がスゴそうな樹々も枝ぶりがイイですね。
「なんじゃ、コレ?」
ほー、碁やら将棋やらをこの眺望のイイ場所で楽しむとな。
コレはドッチなんだろ、将棋盤か碁盤か。
こっちにも。この上にさらに盤面を置いて使うのかな。
ココ、やっぱ春先に来るとスゴそうなんだケド・・・
今の時期は、ひたすら樹々のグリーンと空と湖の青で勝負ってところかナ。
あ、アレが例のヤツかナ・・・目の前に在るように見えるケド、結構遠そう。
コレは井戸ですが、中身は生きてるんでしょうかね。
思わず見落としてしまいそうな、苔むした石碑は見なきゃイケないヤツ。
斉昭公自らが定めた公園内での規範が彫ってあるそうです。
さらに、しばらく坂道をアガってまいりますと・・・
ようやく着いたヨ、好文亭。
この偕楽園に来たら、此処を目指すのがマストらしい。
本来の入園料とは別に、亭内への入場料を払って入ります。
さぁ、この好文亭、如何なるスポットでありましょうか。

木造建築でビミョーに三階建てってコトになってます。
残念ながら、オリジナルは水戸大空襲時に全焼し、戦後に再建されたレプリカです。
入る前には、玄関前の井戸の造作やら・・・
スリット入りのシャレオツな日除けなどに目を惹かれました。
靴を脱いで、ビニール袋に入れて持ち歩きます。土禁ちゃん(笑)デス。
縁側では、思わず摺り足したくなっちゃいますが、トゲが刺さりますヨ。
桃の間。隣の菊の間と同様に厨(厨房)として使用された場所。
ツツジの間。藩主夫人お付きの婦人たちの詰所だったらしい。
なんだか、似たような部屋ばかりで些か飽きてきた。中庭でも眺めよう・・・
絶妙な位置に日カゲが出来るのを羨ましく思うばかり。メカトリエはねぇ(泣笑)。
松の間。一間の入側(入りかわ)を有し、藩主婦人の座所及び奥対面室として使用された部屋。
この縁側、ホントに涼しそうでイイなぁ・・・
殿様にならないと、こんな御屋敷付き縁側にゃ縁が無いよな。
紅葉の間。松の間(奥対面所)に対する控えの部屋。
竹の間。「竹の間」「梅の間」「清の間」の三室は、明治2年に城下柵町の中御殿から移築したもの。 斉昭夫人の貞芳院が明治6年まで居住したモノ。
梅の間は、普段は入れないケド特別観覧なんだそうで・・・
襖に描かれた絵を、凝視出来るという寸法。
再建時に日本画の大家が画いたらしい。
・・・だって。
華燈口。太鼓橋廊下から東広縁(東広間)への入り口にある2畳の部屋。杉戸には古歌が色紙や短冊に描かれていたのを再現しています。
いったん休んどこ。カカシのポーズ。
ドコからともなく、イイ風が入ってくるんだよなぁ・・・
萩の間。藩主夫人お付きの婦人たちの詰所として使用された部屋。
桜の間。ココも藩主夫人お付きの婦人たちの詰所として使用された部屋。
太鼓橋廊下。好文亭と奥御殿とを結ぶ連絡路。廊下の左側に篠で作られた格子窓が、外からは窓であることが判らないように工夫されてるらしい。
東広縁。18畳の総板張りの広間で、斉昭公は藩内の家臣(90歳以上)と庶民(90歳以上)を招いて、ココで敬老の会を催したそうです。
「あ~ツカれた!」ホントにそのまま寝ちゃいそうな心地よさでした。即打ち首(笑)。
おお、なんと!斯様な場所にシャレオツなカフェが内蔵されているとは。
おそらく、絶妙に設計されているのでしょうね、吹き抜ける風の心地よさよ。
床をキズ付けないように、家具の足には靴下(笑)を履かせてあります。
ホントは、かき氷的なヤツを風流に頂きたいモノでしたが・・・
ところてん。あ、まだヒト口も喰ってないですヨ。「本体ドコよ」の700円。
コッチの方がまだマシか。わらび餅、コレも700円だったかな。
ま、この場所で飲食出来たって体験そのものはオツなモンでした。
ま、でもねぇ、こんな特権的な場所で営業してるんだからさぁ・・・
また立ち寄るコトは無いよな気もする(泣笑)ケド、量は増やして欲しいナァ。

 ↑夕方とは云っても、炎天下は日差しも強くてモーレツな暑さではありましたが、ムカシの木造建築の粋を凝らした好文亭の建物内は、風通しも良くてひたすらサワヤカでした。その反面で、電気による照明が無かった時代の日本家屋では、昼でも屋内は相当暗かったと思われます。現代人は明るさを簡単に享受しておりますが、室内の照明と云い、街の灯りと云い、クルマのヘッドライトと云い、スマホの画面と云い、きっとすべてが明るすぎるんじゃなかろうかと感じています。ホンノリとした灯りの中に身を置いて、ボンヤリと過ごす時間も大切な気がいたしました。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “偕楽園に行ったコトある?(その2)”

  1. 好文亭、いい雰囲気ですね。
    確かに寝っころがりたくなります。
    カカシに大の字のポーズが見られて安心しました(笑)。

  2. 偕楽園と好文亭で緩く過ごす休日のひととき、良いですなあ。
    〇〇の間って、和室に癒されそう。
    たこの間はサブカルチャーとプラモデルの部屋だったり。
    あ、好文亭の地下にはSmの間が・・・いやいやSmさんお気に入りの娯楽ネタの部屋ですから、誤解無きよう。

  3. 後出しコメント:偕楽園の中には、茶室とか休憩所がありそうとおもったらありましたね好文亭。好文亭は涼しい環境にあるようですね、しかし日本家屋、冬は寒そうだ。そして好文亭内のカフェは、オシャレカフェで、量少なめ、値段高めで、ちと残念ですが、利用者もそれほど多くないからなのか、昨今の物価上昇か!?

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