(鯛焼きをモグモグしながら)「今日はね、電車乗って来たのヨ、つくばから。ホイで今さぁ、中野駅から歩いて来たんだケドさぁ、もう外国人観光客しか歩いてないのな、日曜日の昼下がりなのに」「そーなんだよ~!平日なんか、もっとヒドくて、ナンで日本人は買い物しなくなっちゃったんダロって思うくらいだヨ。やっぱりお金が無いのかなぁ」「ホントにダメなんだろーなぁ・・・」「きっと、あの増税メ◯ネ(笑)がイケないんだ!貧富の差がヒド過ぎるヨ」「まぁ、そんな中でも、こうしてお互いナントカ生きて暮らして来られてるんだから有難いコトだよなぁ」「ホントだね・・・まだまだ続けなきゃね・・・ところで、今日はナンで電車で来たの?」「ソレ話すと長くなるんだケドいい?・・・実はねぇ、カクカクシカジカで買っちゃったのよ・・・」「えー、ホントに?!」
↑そもそも、ロータスヨーロッパと云うヘンなクルマ(笑)が世の中に存在する事実を教えてくれたのは、現在ブックガレージ店主となってる「しんちゃん」でした。中学一年生の夏頃、漫画「はだしのゲン」を全巻揃えてると云うんで、ソレに惹かれて放課後に彼の家へ赴き、ソコで初めてロータスヨーロッパのミニチュアカーを見せられたのも出会いの一つだったと記憶しております。その渋いブルーメタに塗られたミニチュアカーは、現代の精緻なモノとは違って、あくまでコドモの玩具然としたモノ(後にマテル社に買収されたイタリアのメーベトーイ製)でしたが、同時にその部屋には、1960年代の自動車を網羅したカラーブックス(保育社刊)も在って、同時にカラー写真までも見るコトが出来ましたので、一発でハマった(ハメられた、か:笑)と云う感じでした。世は、狂乱のスーパーカーブーム前夜でしたんで、教室でクラスメイトたちが口々に発する「ボクはカウンタックが好きだ!」「オレならトヨ2だね」「いやいや、世界最速なんだからBBでしょ」的な会話が周囲から否応なしに耳に刺さってくるのが常でした。5才の時から自動車研究家をヤッてた(笑)しんちゃんにとっては、却って、そんな降って湧いて来たような当時の状況が歯痒かったようです。なぜなら彼は、入学式の日に最初に教室へ入って窓のソトを見つめていたワタシの肩を叩きつつ「ねーねー、シトロエンって知ってる?」って訊いてきたヤツなんです。「ナニを今さらスーパーカーだなんて騒ぎやがって・・・」と云う気分だったのに違いありません。そう云えば、その時「知ってるヨ。ブリキのバケツみたいなヤツ(2CVと云う名前までは知らんかった)でしょ」と当時としては精一杯の知識で応酬したのは、このワタシ。ですから、しんちゃんとの付き合いもソコから48年間と云うコトになります。「想えば、フロンテクーペから始まってねぇ~。紆余曲折あったケド、ついに双六もアガリだね!」って云ってくれたのが嬉しかったデス。結局、全然買おうだなんて思ってもいなかった2CVも、先に「あひるんちょ」として具現化してますんで、つくづくワタシの深層に食い込んでるんだなと思います、しんちゃん。ちなみに、立体物としてのロータスヨーロッパを初めて手に入れたのは、英国コーギー社製コーギージュニアのラインナップに在ったミニチュアカーでした。当時の段階でも、ライバルであるレズニー社のマッチボックスを始めとして、一様に絶版となっておりましたから、しんちゃんに連れて行かれた成増のオモチャ屋で買った売れ残り品、グリーンメタのボディにユニオンジャックのステッカーと黄色い樹脂製エンジンフードを湛えたインチキ臭い(ソレでも当時としてはマシな出来だった:泣笑)ミニチュアカーが、ある意味で「ワタシの自動車趣味&ビジネス」の総源流と見て間違いありません。ホントは中野ブロードウェイ内のまんだらけにでも行って、そんな絶版ミニチュアカーでも物色しようと思ってましたが、麗しい青春のキオクが、令和の現実を見たら霞んでしまいそうなんでヤメておきました。ロータスヨーロッパに始まった我が自動車趣味道が、ナンでマセラティに行き着いちゃった(笑泣)たのかは、ハナシがメチャクチャ長くなります(笑)んで、またの機会に、ね。
それじゃー、また明日。
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ブックガレージ、中野からも歩けるのですね。
成増のおもちゃ屋、川越街道を斜めに入って少し歩いた左側でしょうか?
みどりや(後のダイエー成増店)の2階にも模型&おもちゃの店がありましたねぇ。
そういえば、中野駅にもリモーネちゃんが来ましたね(E231系)。
あ、久しく中野に行ってないな。れふ亭でチーズあんこの今川焼き買って、ブロードウェイで、時計みて。。。
2階にモデルカー屋さんはあったな。
いつも楽しくブログを拝見させていただいておりますが、昨日と今日は、新鮮且つノスタルジックで。
なんだかとても感動的で。
小学校の頃はスーパーカーブームで。
四つ年上の兄の方が熱心で、当時、流行っていたスーパーカーショーに、両親に連れていってもらった記憶が。
家には、サーキットの狼の5巻と17巻だけがありました。
でも、子供心は移り気で、好奇心がクルマに集中する事は無く、クルマに関する知識を深く掘り下げる事はありませんでした。
ですから、子供の頃の、たこちゃん&しんちゃんのクルマ談義が子供らしからず。
さぞかし楽しかった事と察します。
そして時を経て。
子供の頃の憧れを手にした、たこちゃんに乾杯!
すごい、ブックガレージにロータスの総合カタログが。
しんちゃん、やりますね。
鯛焼き食べながら、大いに盛り上がったことと思います。
ちょうど今日、2Fのまんだらけでチェックしてました。
ロータスヨーロッパのミニカーはなかったですよ。
クルマにその人の歴史アリですね。
48年…ほぼ半世紀ですものね。
後出しコメント:たこちゃんの上がりの車が、2CVとロータスヨーロッパなんであるとすると、私の上がりの車はなんなんだろうか?!憧れは、シャマルだったが、一度所有して売ってしまった。。。なんだ、デルタか?ストラトス?クンタッチ?ミウラ?F40?911、アストン?ミニ?アバルト?なんだろう。