バラとモンシロチョウと模型屋のオヂサンと冷凍イチゴ

　怒涛の一週間のあと、弛緩しっぱなしの休日を送らせて頂けるのは、本当に有難いコトです。庭のバラを眺めておりますと「コレずぅーっとココに植わっていたのに、こうして咲いてるのを見られるようになったのは、つい最近になってからだモンなぁ」なんて感慨に浸ります。脳内ＢＧＭはとーぜんの如くにバラが咲いた。浜口庫之助先生のリリカルな旋律が、心を和ませてくれます。そんな平穏な日曜日・・・

　数年前に大きな手術をしたと聞いていた模型屋のおじさんも元気でした。「コロナでプラモ作るヒトが増えたんじゃないですか」と伺ったら、「テレビで派手にヤラれたものだから、もう翌日から東京ナンバーの車でわんさとお客が来ちゃって・・・もうコワいから、次の日からほとんど休んでたんですよ」と、休の字で真っ赤になっている４月のカレンダーを見せてくれました。「自分もホントはココに来たかったんですけどね、却って御迷惑かなと・・・」「いや、それはいいんですけどね。このへんは（感染者が）出てないじゃないですか。だから少しは安心だったのに、テレビで煽るもんだから。とにかく東京の（模型）店が開いてなかったでしょう。ソレでインターから出てスグに来易いウチをスマホで検索してわざわざ来てたみたい。そんな時に来るのもね、やっぱりニワカのヒトばっかりで（苦笑）・・・」でも、今日も従前より繁盛してました。前に入っていたヒトのカラーの物色が済むまでは、ワタシはオモテで待ってましたモン。マスクをしないで入ってきた常連客には「マスクはしてくださいね」と促してました。自身が高齢者の持病持ちながら、このような状況下でも商売は続けねばならないというジレンマを絵に描いたようなヤリトリでした。

　近所で話題の冷凍イチゴかき氷も、新コロ騒ぎで出荷出来なくなった地元農家の高級イチゴを、泣く泣く冷凍保存していたモノだそう。美味しいに決まってるから、今は繁盛してるけど、一時凌ぎ感は否めませんね。それでも、皆なんとか生き抜こうとしています。新コロを徹底的に避けて籠るのも、共生せざるを得ない生活を選択するのも、どちらも生きるため。これからは、バランス感覚を試される人生となりそうです。コリャいよいよ臨機応変に、朝令暮改も厭わず進むしか無いか・・・

　それじゃー、また明日。

新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言は５月２５日に解除となりましたが、いまだ感染防止の観点から、各県を跨いでの移動に関しては継続して自粛要請が出ております。その日本国政府方針の主旨に鑑みまして、当面は近隣にお住いの方からの修理要望にのみお応えするというスタンスを６月１８日迄は続けてまいります。皆様方には引き続き御不便ををお掛けいたしますが、何卒御理解の程お願い申し上げます。

当店の当面のスタンスについて、詳しくはコチラを。