ようやく、聖地にたどり着けた気がする。

 今日はいよいよ暖かな一日でした。実は昨年の暮れにE湖師匠と池袋の焼鳥屋さんで呑んだ折、ワタシが「国内のシート張替業者さんでドコか巧いところは御存知ありませんか」と御相談を持ち掛けていたのですが、正月の海外遠征(笑)から御帰還されたタイミングで再度「御紹介を乞う」とお願いしまして、本日ソレが実を結んだと云うハナシです。

昨晩は、茨城特産“デカいなめこ(笑)”の味噌汁で元気を貰いましてね・・・
早朝にメカトリエへ。しろラムちゃんに荷物を積み込みまして・・・
ほぼ2時間、100キロちょっとか・・・安全運転で行こう。
あー、走った走った(笑)。茨城県→千葉県→埼玉県→東京都→神奈川県と・・・
で、無事に到着。「アレ?・・・」
まだ、お越しになってないみたい。
ワタシがワルいの。御約束より100分はハヤく着いちゃったモンで(泣笑)。
電話を差し上げたら、スグに代表の佐藤御大がヤッて来てくださいました。
横浜の聖地、マーニデゼーノさんの工房です。
早速、マセラティギブリⅡ(Yさん号)の左右シートと肘掛けを見て貰いました。
そのような中、ワタシは素晴らしい工房内をキョロキョロするばかり。
此処で見るモノすべてが、ワタシの脳内に鮮烈な刺激を与えてくれました。
大量に在庫された皮革生地に驚嘆。特殊な生地は歩留まりが難しいですよねぇ。
フェラーリ用の皮革生地サンプル。
マセラティ用コノリー銘のサンプル。イイなぁ、コレ。
往年のマシーンをレストアするための生地を作ってくれているらしいです。
カーペットへの悩みも打ち明けまして、色々と解決策をお話してくださいました。
一緒に持って行ったマセラティ3200GT用ダッシュボード天板の色合わせ。
壁に掲げられたのは、ヒョショージョー?
チガいました。コノリー社から一台一台にシリアル番号入りで発行される認定証です。
コノリーレザーでシートを張り替えると、こうしたサイン入りで頂けるそうです。
桃源郷での対話は尽きるコトがありません。
「ウチのブログに載せたいんで記念写真を・・・」御快諾頂きましてパチリ。
「お昼なんで御一緒に御蕎麦でも如何ですか」と有難いお話。
いそいそと、図々しくも御相伴に与るコトにいたしました。
「創業百参拾年」・・・なんかスゴそう。
御蕎麦を啜りながら、ウチのあひるんちょのコトをお話いたしましたら・・・
「ええっ、私は(シトロエンの同類)アミ6持ってるんですヨ!」「ええっ!!」
超絶に美味い御蕎麦と鰻を堪能しつつ、楽しくお話させて頂けました。
あらためて工房に戻りまして、奥にあるミシンを興味深く見せて頂きました。
「ロールスロイスなんかは、重ね縫いの厚みが1センチあるんですヨ」「うわぁ」
どのようなオファーにも対応するには、高性能なミシンが不可欠なのでしょう。
近頃のミシンはコンピューター制御も入ってまして・・・
このドイツ製アドラー社のミシンは、フェラーリの縫製工場に在ったモノそのものだそうです。
イタリアで培われた最高の技術力を拝見するチャンス。出来上がりが楽しみです。
またまたグーグル先生の指し示すまま一気に帰還。早くココも桃源郷にしないとね。

 ↑マイクロ・デポでは、従来より内外装をリーズナブルなコストで可能な限り高次元の仕上がりに高めんとするのを旨としてまいりましたが、素体車の経年に従って、部分的な加修ダケでは満足出来る仕上がりとはなり難いと云う現実に直面して居りました。もう一つの問題は、例え安価に作業を請け負ってくれましても、イタリア車ならイタリア車、イギリス車ならイギリス車の持つ独特の“イズム”とか“マインドみたいなモノ・・・ん-、ナンと表現すればイイんだろなぁ。ま、“世界観”てヤツですかね、そういった部分をツーカーで理解してくれる(とりわけ外国車好きの)方って、実は居るようでなかなか居ないモンなんです。

 本日初めてお訪ねしたマーニデゼーノさんは、そういったワタシの抱いていた積年の悩みの大部分をスッキリと払拭してくださるように思えました。ワタシより三つ年長である代表の佐藤御大は、イタリアで腕を磨いた大職人なんですが、初めて訪れる新参者のワタシに対しても、極めて紳士的に御対応くださいまして、何も包み隠さずフランクに様々な内装に関する知見を御開陳くださいました(大感謝!)。「ウチのブログに出したいんで写真撮ってイイですか」とお願いしたところスグに御快諾も頂けました。昼食の御相伴に与りながら、空冷シトロエン噺に花も咲き、機会があれば、今度はあひるんちょに乗って伺ってみたいモノです。縁を取り持ってくださったE湖師匠にはアタマがアガりません。

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “ようやく、聖地にたどり着けた気がする。”

  1. 人とのつながりがいい結果をもたらすいい好例ですね。
    E湖師匠にマーニデゼーノの佐藤御大、どちらも素晴らしいお方です。
    工房内、品の良さが伝わってきました。

  2. お洒落で素敵な工房ですね。
    聖地マーニデゼーノさんもまた、大人の秘密基地。
    いつか、佐藤代表のメカトリエ来訪の回、がアップされたら楽しいですね。

  3. 後出しコメント:マイクロ・デポ×マーニデゼーノで、ビトルボ達はさらに蘇る!でしょう。

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