メルセデスベンツEクラス(W124)のヘッドライトを分解して水滴を除去する

 昨日は完全防護体制を敷いて、寒さに耐えられる服装で出掛けましたが、本日は、朝こそ昨日同様の扮装が必要だったケド、一転して平年並みに24℃くらいには気温が上がろうと云うんで、Tシャツと短パンも持って行っておりました。実際カラダを動かしておりますと、9時前には暑くなってまいりましたんで、結局は真夏の恰好となって夕方まで。

昨日までは毎日の天候が思わしくなかったんで、懸案だったコレを直さなきゃと・・・
右のヘッドライトレンズの中に、結露して水滴が溜まってしまいます。
サイドマーカーレンズは工具も要らずにワンタッチでハズれますが、コッチはねぇ・・・
ヘッドライトウォッシャーのホースを抜いて、ヘッドライトロワーパネルをハズす。
今度はヘッドライト本体ユニットをハズすんですが、ボルトのアタマが干渉す(泣)。
ちなみにコチラは反対側(左ヘッドライト)の同じヤツ。コレなら何でもないのに。
ヘッドライトユニットを傾けると、レンズの中に豪快な池が出来てるのが判明(泣)。
バンパーに養生をして、知恵の輪のように抜き取ります。ワイパーモーターがジャマ。
あーでもないこーでもないと、ようやくユニットを出すのに成功いたしましたが・・・
床に置いたら、「ブシャ~」っと中から水が出てまいりました。コレじゃ乾かんわ。
ラジエターコアサポートの下では、こういった取り回しとなっておりました。
ヘッドライトに接続されたカプラーは、先に取りハズすコトが出来ますが・・・
ワイパーモーターのカプラーは底面に刺さってましたんで、ドーヤッテ組むの?
さぁ、いよいよ本丸の検証に。レンズパッキンの絶対防衛線を水滴が越えてます。
原因はコレ。ヘッドライトレンズを固定する上部フックの根本が割れておりました。
そして、もう一方も。両方がダメじゃあ、雨水も入り放題(泣)と云うモノです。
オモテの雨が強くなってまいりましたんで、主戦場をプレハブ小屋に移しました。
まずは、ヘッドライトユニットの筐体を隅々まで清掃する作業から始めました。
ざっと清掃が済んだところで、ランチタイムになっちゃったくらいの手間は掛かる。
昼メシが済んだら、細部の清掃作業に移ります。ややこしい造形しとるなぁ・・・
コイツ、結構丈夫で薄いんで、こういった時にも活躍の場が出てまいりますヨ。
水分除去の作業は、こういった厚手のペーパータオルでドライバーの先を使って。
「コイツは欠損してるんじゃなくて、引っ張られてもって行かれてるな・・・」
ルーペを掛けてよぉ~く見ると、確かにチギレたように切断面がササクレています。
とりあえず、充填接着を試みる。クランプで固定して丸一日置いてみよう・・・
そして本日は絶好の“乾かし日和”。完全硬化したのを確認の上、ピンバイスで穿孔。
昨日生き別れてた部位はくっついておりますが心許ない。で、もうヒト手間をと。
少々硬めの2mm径ホドの針金を用意いたしまして、「コ」の字型に曲げると。
ソレを先ほど穿孔した穴に入れ、なんとか引っ張り強度を保てるようにしようと・・・
この加工を4箇所すべてに行うコトといたしました。さらにもうヒト手間掛けねば・・・

 ↑といった感じで、足掛け2日に亘って断続的に作業を行ったワケですが、昨日は超寒かったんで、接着箇所の硬化が通常の何倍も掛かる雰囲気でした。そもそも構造自体が樹脂の引っ張り強度のみに期待した設計なので、チギレたフックを単純に接着してもソッコーでバリっとハガれてしまうコトが想定されます。さりとて、新品は無さそうだし、中古を手に入れても同じように経年していればスグにダメになりそうだし。

 ま、今晩は、このアトのエア ホルモン月例会には、つくばのアパートから参加して、一夜明けたらメカトリエに行って地道に作業を続けたいと思っておりますヨ。また天気が思わしくない方向になりそーだけど。

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “メルセデスベンツEクラス(W124)のヘッドライトを分解して水滴を除去する”

  1. ヘッドライトユニット、取り外すだけでも難儀です。
    確かに、新品は厳しそう。
    たこちゃんは大変ですが、対策頂くととても嬉しい工程です。

  2. メルセデスも、古い車はもう部品がないから再生するしかない、ここで、たこちゃんの本領発揮! ないならしっかり直して再利用!時間掛かって、匍匐ですが、なにか!?ガンバレたこちゃん、負けるなたこちゃん、てか、メルセデスも古い自車の人気車については製品を再生産して、認定するクラシケしたらどーかな。

  3. いっそ、マイクロデポ社がドイツ機EクラスW124専門店になってしまったならば、それはそれで業界屈指、唯一無二のオンリーワン店になりえたはずなのですが。
    それは、有り得ず。
    軽からロールス、までをキャッチフレーズとしたマセラティ専門店が、超リキ入れてW124を仕上げているので、たこちゃんは凄い、と言う事を再認識した次第。
    話題になった、ナンバー付きのギブリオープンカップについても、運転席がレカロシートなのに、ロールゲージ入って誰も座れない後部座席のお洒落なソファーシートを再生し、マセラティ的な酔狂を忠実に再現する、マイクロデポさん素敵。

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