マセラティ3200GTの天井ボードを降ろしたり、工房棟の場内をシャッフルしたり。

 今日も春を越えて初夏の陽気となりましたメカトリエ界隈。Tシャツに短パンの出で立ちでも、車内での作業は汗ビタビタになるような気温まで上昇しておりました。しかしながら、つくば名物(泣笑)の強風は影を潜めまして、一日中ホントに穏やかでしたので、日カゲに居れば微風も心地よく、絶好調の作業環境と云えましょう。「さぁ、ヤルぞ!」

朝一番で工房棟内のマセラティたちを数台オモテに出しましてね・・・
3200GTの商品化作業の再開です。先日ハズされたドアトリムの無いドア。
トリムはトリムで、ウレタンフォームを張り替えるための脱着でしたが・・・
ダッシュボードの天面は、革の縮みを補修するための脱着でして・・・
で、しまいにゃ天井のボードも降ろさにゃならんと、こういうワケです。
フロント側のルーフ裏側にはインシュレーターが貼ってありますが・・・
リア側の方には貼られていません。このあたりデ・トマソ期と芸風が異なります。
「いちおう、コレもハズしておくか・・・」
助手席シートを土台ごとズラすコトが可能となるように、ボルトをハズしておきます。
コチラは主役の天井ボード裏側。ハーネスはガムテープで這わせてあります。
このあたり、デ・トマソ期ではボディ側に貼られてたんですが、却って処置が面倒です。
コレで、ルーフを車外に出すに際して、干渉する部分は無くなりました。
特設作業台(笑)の上に、どうにか車外に引きずり出したボードを載せます。
表皮のアルカンタラ部材をハガしてみますと、いつものようにモロモロです。
ボードに貼られていても、サスガに20年以上の経年には耐えませんね。
まずは、アルカンタラ表皮の裏側に残った劣化ウレタンフォームの処理から。
とは申しましても、掃除機でひたすら吸い続けるコト小一時間って感じ。
この段階で8割弱を吸い込んだ感じですかね・・・結構、ウデがプラプラよ。
マラソンランナーも30キロを超えると目の前の道が垂直に立って見えるという。
そんな、残り2割も掃除機を労わりつつ、どうにか完遂出来ました。
そして、今度はボードに残った劣化ウレタンフォームとの闘いが・・・
途中で作業場所が炎天下になっちゃって、暑いのなんのでした(アホ)。
朝のうちにフォーメーションを弄っていたのは、途中で作業を中断されないため・・・
鈑金塗装屋さんのローダー車が、車輛の入れ替えに来る予定があったんです。
スッカリ生まれ変わったクアトロポルテを仕舞うために場所替えしたのでした。

 ↑好天にも助けられ、どうにか無事に天井ボードを降ろす作業が完遂出来ました。ソレでも、ムカシのジャガーサルーンみたいに、「ナニをどうやっても天井が車外に出せないのよねぇ~(泣)」的なシンドさは無かったんで、この作業に初めてチャレンジしたワタシ一人でもなんとか出来ましたケド、断続的に足掛け二日(正味は丸一日)掛かってしまいました。明日も色々ヤラねばならぬコトがテンコ盛りではあります。

 それじゃー、また明日。

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5 Replies to “マセラティ3200GTの天井ボードを降ろしたり、工房棟の場内をシャッフルしたり。”

  1. 天井ボード降ろし作業、お疲れ様でした。
    暑かったでしょうが、晴天で作業が捗りました。
    明日以降天気が良くなさそうですが、段取りを考えててきぱき作業を進めましょう。

    1. 冬は筑波嵐の寒風吹き荒び、春になったら早炎天下。
      土支田も筑波も変わらず過酷でございますね。
      いやいや。

  2. 独り天井背負い投げ!お疲れ様です!
    土支田に比べれば、メカトリエは広いスペースがあり、邪魔する車も、人も、イタ電するヒトもいないし、最高ですね!

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