マセラティ228のメインヒューズボックスとエンジンルーム内のリレー類を取りハズす

 今日は、やっぱり上天気。ジックリとコシを落ち着けての作業には好適です。早朝は寒いので指先がかじかむところダケがツライんですが、昼頃になれば思い存分にカラダも動かせますんで、全身のややこしい筋肉を動員する「あぁ~んなポーズ」や「こぉ~んなポーズ」をとりながらの作業も、老体にムチ打ち、どーにかこなせるコトに感謝、感謝!

「朝だよぉ~!」今日も元気よく、中腰がイタいシゴト(泣笑)をいたしましょうね。
まずは、バッテリーのマイナスターミナルをハズしつつ、工程を考えます。
本丸の手前には、幾多の壁が文字通りに存在します。コレもその一箇所。
ついでに反対側のフェンダーに装着されているリレーも御覧ください。あちゃ~!コイツは純正オリジナルのダメダメなリレーだわ。もはや却ってお懐かしゅう存じます(笑)。
コッチのリレー群にはブレードヒューズタイプのリレーが付いています。
アタマにヒューズが載っかってるモノ同志は、カタチは違えど同じ用途のリレー。
リレーはハズすとベースも色分けされています。黒いのは、アタマにヒューズが載らないタイプのリレーを差し込むべきところです。この時期のビトゥルボ系マセラティの場合、ヒューズ有りと無しとでは、電源の足の出方が異なりますので互換代用は出来ません。
インテークダクトもハズしておきましょうね。
コレで、本丸を遠くに望めるようにはなってまいりました。
でも、片腕を突っ込むためには、まだまだ。ソレノイドバルブもハズします。
さぁ、ようやく外堀くらいには到達。ハーネスカバーをハズします。
とにかく、このストラットタワーが恨めしい存在です。
とりわけ、228の場合には、タワー頭部とバルクヘッドの間にツッパリ補強板が溶接してありますので、この画像左手側からの一切のアクセスは拒まれています。
「さぁ、本腰入れてくゾ!」ボディに養生を施しまして作業再開。
黒い樹脂製ハーネスカバーをハズしますと・・・
ようやく、本丸付近でのチャンバラ(笑)を開始出来ます。
あ、ちなみに、リレーベースはこのツメを画像向こう側に押し込んでハズします。
相手となるボディ側のベース板はこのようになっています。
樹脂と樹脂との結合も同様です。先の尖った工具で、こじるようにハズします。
そうすると、このような感じでリレーベースを落とし込めます。
こうした寄りの画像で見ますと難なく出来そうですが、キツイです。
ヒューズボックスの固定は、ボディバルクヘッドパネルを貫通したボルトをナットで締結しています。4本のボルトはヒューズボックス本体から生えています。
カメラアイしか入れない禁断領域はこんな感じのカオスです。
ようやく、すべてのエンジン側カプラーを抜き、大ラスは固定ナットの除去。
室内に回って、助手席側ダッシュボードのグローブボックスをハズします。
コレが、室内側から見たメインヒューズボックスの全容です。
ややこしいハーネスとカプラーのカオスをハズしますと・・・
メインヒューズボックスは、こうして室内側から抜き取れるという寸法デス。
ハズしたメインヒューズボックスを開けての再ハンダ作業と併行して・・・
エンジンルーム内と、各ハーネスやカプラーの本格的な清掃を行います。

 ↑ま、いつも楽し気に書いてますが、実際ヤッてみたらヂゴクロードですから(泣笑)。とは申しますモノの、「藤沢のO」さん号は、わざわざドイツのケルンから持ってきた実走2万キロ、完全車庫保管車だけあって、素体の状態がとっても良好なのが大いにサイワイしております。ウチにしちゃ、サクサクと作業が進んだ一日とはなりましたヨ。

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “マセラティ228のメインヒューズボックスとエンジンルーム内のリレー類を取りハズす”

  1. クルマのハーネスっていつ見ても魑魅魍魎です。
    それぞれの信号は大したものではないので
    「もうUSBケーブル1本でどうにかならない?」
    と思ったりもします。
    命を乗せる確実性を考えれば物理的に配線するのが正しいのでしょうが…
    そういうえばテスラ3で走行中ではないもののイキナリフリーズとか国内でもあるそうで…
    走るスマホにまだまだ命は預けられませんね。

  2. りゅたろう先生もすごいけど、こちらもスゴイ。
    2月は今のところ暖冬なのが救いか。
    明日も陽気がよさげなので、サクサク進めちゃいましょう。

  3. 電気系統トラブルは、イタ車の持病と言われますが、デポ謹製では、地獄の神経系リフレッシュ大手術により持病の発症を極力抑えているんですね。接触不良はいつ起きるかわからない怖さがありますからね。有難いことです。

  4. 228のメインヒューズボックスのメンテナンス作業、ここで日頃、であごすてぃーにの作製で培った忍耐力を発揮するのであります。
    たこちゃん、充血した眼を細めて基盤を凝視。
    震える手にハンダゴテを握り、イモハンダの除去&再生作業に着手したのであった。
    もはや眼と指先の疲労は限界に達しながらも、たこちゃんは呟いた。
    「ああ、なんて楽しいんだ」

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