マセラティシャマルの心臓移植

 ま、表題のように、本日は20日の記事の続篇なんですケド、その前に。一昨日は皆々様方より暖かいコメントを拝領いたしまして心から感謝いたしております。今後とも顧客の皆様の御期待に沿えますよう精進を続けてまいります。前向きな御言葉からはチカラを頂けます。本当に有難うございました。で、早速、昨日も今日も25年目に向けて匍匐前進を続けております。“本ネタの大ねた”をお届けいたしましょうね。

千里の道も一歩から。まずはヘッドライトベゼルからハズしましょ。
ハズしてみたら、いきなり四角い方がズッこけてる。あとで直さなきゃ・・・
インジェクションユニットやエキゾーストシステム、さらにラジエターを始めとして、エンジン&ミッションとボディ側を結合させているすべての配管・配線・金具類の締結を解きながら、エンジン&ミッションが繋がったままのセットで摘出します。
先日用意したドナーセットをトラックの荷台から降ろしておきます。
エンジンフードは、まるっとハズして、階段の手すりに縛り付け(泣笑)。
フロントバンパーをハズして、コアサポートの締結も解き、いよいよ勝負!
少しずつ、少しずつ、慎重にチェーンブロックを操作します。
途中でコアサポートとエアコンコンデンサも前方にズラします。
見事に釣り上がってまいりましたヨ!エンジン&ミッションの一本釣り。
で、御覧の様にエンジンルーム内が、がらんどうとなりました。
珍しいカットなので、コチラからもどうぞ。
そして反対側からも御覧ください。
で、ドナーエンジンを載せました。搭載作業にはワタシも加わっての3人掛かりとなりますんで、とても写真を撮ってるヒマなどございやせん(笑泣)。
それでも一発で、真っ直ぐに位置決めがキマったのでヒト安心です。
コアサポート周辺や、埃にまみれたハーネスたちを清掃しながら組み立てています。
コレでフロント周りも、だいぶんスッキリといたしました。
シャッターを閉めてみると、ホントにウチの手狭さを痛感(泣)いたしますヨ。

 ↑というワケで、大手術の一端を垣間見て頂きました。こういった大きなフロントエンジン車の場合には、エンジンを吊るためのクレーンとチェーンブロック、そしてリフトも必須です。今回は、三男の「練馬の師匠」にもお手伝い頂きましたが、タイミングを合わせながら阿吽の呼吸で作業が出来ないとなかなかウマくはまいりません。広ぉ~い工場があれば、もっとスマートに少人数でもエンジンクレーンの操作は出来るかも分かりませんが(やっぱ広い作業場が欲しーよー:泣)。それでも、どうにか搭載に漕ぎ付けるコトは叶いました。あとは、清掃・復元・調整・給油などの付帯作業を織り交ぜつつ、組立に邁進しようかといったところです。本日も、丸一日がソンキョの姿勢。チカれたび~。

 それじゃー、また明日。

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7 Replies to “マセラティシャマルの心臓移植”

  1. うわっ、シャマルの眼ん玉、飛び出てってんじゃん、キモす!
    しかし、これがマイクロさん屈指の再生術の過程なのですから、凄いです。
    心臓を失ったシャマルに、どうかワタクシメのタコラティ・アルマジロ(←ダイハツミラ)の心臓を移植してしまえ。
    狼の皮を被った子羊なのであります。
    そんなシャマル、いやだあ。

  2. シャマル…問答無用に格好良い。
    大仕事、お疲れ様でした。
    充分腰を養生してあげてくださいませ。😉👍️✨

  3. 昔、「欽ちゃんのどこまでやるの」という番組がありましたが、今回の写真を見て「デポさんのどこまでやるの」というフレーズが頭をよぎりました。
    ホントにスゴイ。
    気合入ったデポの実力をまざまざと見せつけられました。

  4. また走れると思えば、シャマルさんだって嬉しくって目ん玉も飛び出そうというものですよ。

    走れ、負けるな、力の限り。

  5. >エンジンフードは、まるっとハズして、階段の手すりに縛り付け(泣笑)。
    最初どうみていいのか分かりませんでした。それにしてもシャマルのドナーがあるって、そもそも普通じゃないですよね。

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