【詳細版:完結篇】ロド丸連れて、GO TO IBARAKI (その9:東国三社巡り③~香取神宮)

 嗚呼、想えばこのハナシは、11月2日(月)の連休中日だったんですね。もはや三週間以上も経過いたしまして、オツムの方にもキオクが残って無かったりしたんですが、ビジュアルのチカラって、スゴいですね。こうして自ら撮影していた画像を順送りに見ますと、記憶の糸が繋がってまいりますから不思議なモンです。で、メデタク完結篇デスよ。

というワケで、千葉県に戻ってまいりましたが・・・
またも訪れたのは、少し懐かしい雰囲気のこの風景。
参道沿いにある商店の間を通り抜ければ・・・
正面には朱塗りの鳥居が見えてまいりました。
東国三社のひとつ、香取神宮に到着いたしました。
当時の世間を騒がせた“よど号事件”も、詳しく知る御仁は高齢者(泣)に限られてまいりました。幼少期ではありましたが、ワタシのキオクの中にはテレビ中継の映像が鮮明に残されております。帰国後に「男山村新治郎」と評されましたが、今なら“漢”の字を充てるコトでしょうね。
その後若くして不幸な最期を遂げられましたが、御地元の香取神社の鳥居の脇で顕彰されている姿を見て、せめて安らかならんことをと想いを馳せました。現代の政治家に、「国民の安全と生命を守る」気概は果たして存するのかと思いつつ、心の中で手を合わせました。
コチラにはタイムカプセルも。来年で40周年、まだ開けないの?
鳥居を潜り抜けて、香取神宮内に入りましょう。
参道の脇に居並ぶ燈籠に灯が入った夜の情景を想像するのも楽しい。
そしてまた、鳥居。
鳥居の先、階段を上れば朱塗りの門。
朱塗りの門を潜れば、目の前に本殿が。
日本書紀と古事記では、記述内容に違いがあるんですって。
ともあれ、懇ろに手を合わせてまいりました。
昭和48年とありますから、昭和天皇皇后両陛下がお出ましになったんですね。
周囲に在る建造物の美しい造形にも目を見張ります。
コチラにも神殿が。
やっぱり、この日は菊大会をやってました。
謂れのある建物が次々と・・・
朽ちるコトなく立ち続けております。
三本杉。香取神宮内でパワースポットの誉れ高い場所。
後冷泉天皇御宇源頼義公が参拝して「天下太平社頭繁栄子孫長久の三つの願 成就せば此の杉自ら三枝に別れん」と祈願したところ一株の杉が三枝に別れた以来これを三本杉と云う・・・後冷泉天皇が登場するって、ほとんど1000年前のハナシだもんなぁ。
境内に在る神社にも参拝。
昨今話題(泣笑)のアベ元首相が寄贈した石碑らしい。「大和心」、か・・・
本殿の裏側までグルッと拝観させて頂きました。
どの位置から拝んでも、荘厳な雰囲気を絶やすコトはありません。
あ、コチラには鹿島新宮も。
で、この地味な看板を見つけました。“茶店”の文字に惹かれて行くと・・・
イイ雰囲気となってまいりましたが、その向こうには・・・
「ぢゃ~ん!」・・・って茶店、コレ?(笑)
う~ん、良くもワルくもスゴい(笑)。昭和30年代テイストの逸品。
物干し台のような“見晴台”から、春は桜が見えるのでしょうね。
コワくて、なかなか近寄りがたいんですが、思い切ってイッてみると・・・
やっぱ商品も、物干しグッズに吊るされておりましたワ(笑)。
イイもん見せてもらったので、ウキウキしながら戻ります。
元来た道をそぞろ歩けば・・・
また本殿の裏手が見えてまいりました。
今度はコッチ通ってイッてみよう・・・あ、看板が。
元禄13年と云えば、西暦では・・・え~っと1700年ジャスト!320年前!!
時節柄、何処の神社でも手水舎の在り方が変容しています。
朱塗りが黄色い葉に映えて美しい情景です。
門を潜りまして・・・
今度は、前回参詣時に通らなかった道を行きます。
なかなか趣のある林道です。
分かれ道。右手には階段が見えています。
あ、この階段をアガれ、と。
そして此処にも、要石。
ヒト大杉(笑泣)で、肝心の石の写真が撮れなかったの。
今度は一旦境内敷地のオモテに出る感じで奥宮を目指します。
香取神宮の森、心願成就の処とな。
天真正伝香取神道流創始者にして剣聖と称された飯篠長威斎(飯篠家直:いいざさ いえなお)のお墓。室町時代に102才まで生きたんですって。ソレだけでもスゴい。
坂東武者 八人の武者たちの矜持なんて本もあるらしいです。飯篠長威斎さんもフィーチャーされているらしいんで、今度読んでみようかな。
そして奥宮の参道まで辿り着きました。
此処も宮内でハイパーパワースポットであると目されている場所。
鳥居を潜って振り返ればこんな感じ。
そして再び振り返れば・・・
此処が奥宮です。懇ろに参詣させて頂きました。チカラ頂けたモノと信じます。
奥宮の前にも、真新しい御朱印所が建っていました。
ああ、こういう風に参道に戻れるのかぁ・・・
で、いきなりヒョコっと鳥居前のスタートラインに戻れました。
改装中の店も多くて、少し寂しげではありましたが・・・
参道入口のお店は盛業中だったので、遅い昼食を摂ろう・・・
ワタシが選んだシャモの親子丼。ちょっと甘すぎが千葉らしいっちゃらしい。
前回参詣時にも立ち寄ったお隣のお店では、御団子草餅セットを買いました。あ、昼食代も、このお土産も、涸沼のホテルで頂いたGOTO地域振興クーポンで賄えましたヨ(喜)。
という感じで、このたびの旅行記は完遂でございます。以前の記事「佐原がオレを呼んでいたシリーズ」も組み合わせて御覧になると、この周辺での観光にお役立て頂けるのではないかと思っております。新コロには気を付けて、GOTO!いたしましょ!!

 ↑この茨城紀行文、「実は完結しねぇんじゃないのぉ?」とハラハラしていた方もいらっしゃるかと思いますが、もはや読者が7名くらいしかいらっしゃらない(泣笑)のを承知の上で、大ラスまで踏ん張って書き上げました(今朝も5時55分出社で雨上がりまで書いてました)。

 あらためて、このシリーズを第一回より順に見直してまいりますと、たった一泊二日の小さな旅ではありましたが、ワレながらなかなかよく巡ったモノだと、ヒトごとのように感心いたしますヨ(笑)。結局、「一度は“袋田の滝”にイッてみたい」という大目標をひとつダケ設定し、あとは流れに任せて漂うように鳥居探索の旅となった次第でしたが、二日目には鹿島神宮の東西南北“一の鳥居”巡りと東国三社巡りを完遂出来ました。伊勢神宮参拝と同等の御神徳に預かれるというハナシもございますが、こうして元気よく旅に出掛けられるコトそのものが、時節柄、文字通りに“有難い”コトではあるなぁと深く深く思うモノです。

 全国的に感染者数が増えてしまい、地域に拠ってはGOTO企画の存続自体が危ぶまれておりますが、「手洗い・うがい・脱三密・土禁・No手掴み食」の励行で、どうにか第三波を乗り越えたいモノですね。近年では旅行ダケが大きな楽しみのワタシ、今度こそ(この夏休みのように:泣)年末年始のチケットがフイにならぬよう、祈っておりますヨ。

 それじゃー、また明日。

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6 Replies to “【詳細版:完結篇】ロド丸連れて、GO TO IBARAKI (その9:東国三社巡り③~香取神宮)”

  1. 誰もハラハラしとらんわ!
    でも、ここまで書ききったたこポンはえらい!
    それは素直にこうべを垂れます。
    9回目だって!?
    全然憶えとらんけど、あっ、でもお宿はよかった。
    そんな時間を過ごしてみたいです。

  2. いや~大作ですね。写真もりだくさんで、なんだか自分が行った気分になってしまいますが、香取神宮も一度も参拝したことがないので、いずれ行ってみたいと思いました。
    それにしても歴史のスケールが大きくて唖然でした。(源頼義…よめませんでした。)

  3. ロド丸連れて、GO TO IBARAKI完結編、執筆お疲れ様でした。
    香取神宮の荘厳な雰囲気と寒香亭茶屋の昭和30年代テイスト(笑)が印象に残りました。
    前回も書きましたが、お団子美味しそうです。

  4. 中世から近代日本の歴史を網羅する、今回のブログはとっても勉強になります。なにしろ、情報の洪水に溢れた昨今の日本において、真に重要な情報を入手する事は砂浜から砂金を得るような奇跡でありますから。
    取り敢えず、たこちゃんの日常、素敵。。。

  5. 気がつけば、旅より疲れる旅ブログ(書き)。(笑)
    楽しく拝見させて頂きました。
    お疲れ様でした‼️

  6. 香取神宮で完結!久しぶりになかなか読み応えのあるブログでした!たこちゃんにとっては備忘録的なものかもしれませんが、それにしても写真も多くて、完全に旅行記ですね。

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