【詳細版】ロド丸連れて、GO TO IBARAKI (その2:旧上岡小学校)

 今日は、事前の予報通りに一面のドンヨリ曇り空。しかしながら、どうにか夕方まで一滴の雨も降っては来なかったので、屋外での調整作業や、試運転などのトライ&エラー項目が日没まで出来ましたので有意義な秋の一日とはなりました。夕方はチトばかり寒かったデスけれどね。

 さぁ、Go To 茨城の続きデスよ。皆ついて来てるかぁ(泣笑)。

袋田の滝から、程なく第二の目的地となった当地に到着。
旧上岡小学校。(Wiki)明治時代創建の木造校舎群が丸ごと残存しております。
所定の位置にロド丸を駐車いたしまして、まずは周囲を見渡します。
コレがメイン棟であるらしい・・・
コチラは別棟のようです。
国の有形文化財に登録されているらしい・・・
往時を偲んで校門から徒歩で入り直してみよう・・・
ま、廃校跡では御馴染の二宮金次郎さんが立っております。
20年ホド前までは、現役の校舎だったんですからスゴいです。
卒業生の方々には感涙モノの校歌碑も。
まるで時間が停まっているかのような空間です。
ドコから見ても、パーフェクトに昭和です。
赤い郵便ポストも、リペイントされずに自然な荒れ具合なのが素晴らしい。
オモテの手洗いスペース。まずはココだけでもヤラれました。
玄関を入ると、かつてのゲタ箱はリーフレット置き場に。
長く狭い真っ直ぐな廊下。文字通りに懐かしい香りもします。
さっそく、一部屋ずつ探訪してみましょう。
うおっ。いきなり昭和初期ムード炸裂の教室内。
サスガに、ワタシの小学校入学時にも、このノリは一年生時ダケでした。
教壇からの眺め。「サイタ、サイタ、サクラガサイタ」
続いて別の教室に。先ほどの説明ボードに拠れば、昭和38年に増築された第三棟部分なのでしょう。コチラは調度品(?)一式も昭和中期の雰囲気で纏められ、まさにワタシ世代にはジャストミートって感じでした。
そうそう。こういったスチールと合板で構成された椅子と机じゃないと・・・
懐かしいような、こそばゆいような・・・「岡本クン、立ってなさい!(泣笑)」の視点から。
廊下に出て見ますと、随分長いコトが分かります。
あ、ぶっきゃぶっきゃと足踏みしながら弾くリードオルガン。ヤマハの金文字書体に統一感が無い時代のモノ。保存状態も素晴らしい。
茶器室って響きもまた古めかしいですね。
今でも実用に供されているようです。
続いては、禁断の職員室(実際、見学者の立ち入りは禁止)。
ガラス越しに内部を撮影。確かにココも現役であるようです。
さらに、諸々の展示ボードを掲げたパブリックスペースに。
近年の茨城県内では、映画やテレビドラマのロケ地誘致が盛んな様子です。
この関係に疎いワタシでも、知っている作品が幾つかありました。
さらに、階段を上るようなカタチで廊下は繋がっております。
なにげない廊下からの窓越し風景も、やはり絵になりますね。
サッシ窓導入以前のカギが懐かしく思われました。
平成の小学生の中にも、この環境下で過ごした方々がいらっしゃったとは・・・
階段を上り詰めると、ソコには講堂が。
おおっ!これまた懐かしい雰囲気。ビミョーなピンクの色調も昭和。
ココでは学芸会や卒業証書の授与なども行われたコトでしょう。
最盛期には、300人弱の児童数だったとの由。入りきれたのかナ。
御約束の校歌歌詞ボードと、歴代校長先生の肖像写真も。
ちょっと校長先生の気分を味わってみようと・・・
演台に乗ってみました。う~ん、やっぱキンチョーするなぁ。
で、演題の脇から覗く裏手には控室的なモノは無く・・・
まずは目についた飾り棚。
棚の中には、何時のモノかも判らぬニスやらラッカーやらの瓶が。
そして、保健室セット(笑)。そーいえば、保健室無かったな、この学校。
そういえば、近頃測ったコト無いなぁ、体重。
まずは、身長からイッてみましょうか・・・
全盛期(20才くらい:笑)から1センチ縮んでてショック(泣)。
コチラは、今が全盛期のようで、またショック。
で、その横にあるのが音楽室。高台に建つ別棟の一番奥に配置されているのは、やはり防音上の配慮なのでしょうかね。
ちゃんとグランドピアノが装備されているのは素晴らしい。
1970年代初期のモノと思しきエレクトーン(はヤマハの登録商標)。
あー、木琴。コレは難しかったんだよなぁ・・・
鼓笛隊セットみたいなヤツ。ラメ塗装のアコーディオンも懐かしい。
壁に世界の楽聖の肖像画が居並ぶのも、音楽室の“あるある”ですね。
キリが無いので、階段廊下を降りて帰りましょう。
最後に、玄関に掲示されたパネルを撮影したり・・・
説明員の方から、周囲の見どころをレクチャーされたりと。左側の壁には、歴代卒業生の卒業記念写真がズラリ。戦時中に撮影出来なかった代の方々は入学時の記念写真で代用され、コンプリートしてたのがスゴいです。
タイムスリップの旅から帰還した心持ちで校庭に出ました。
振り返れば、往時の学び舎がソコに。卒業生じゃないケド(笑)。
まぁ、それにしても、これだけ完全なカタチで残されているのはスゴい。
オトナになって、何かを忘れた気分になった時には、訪れてみては如何でしょうか。
過去を知り、また認め、そして未来に立ち向かうというのは大事なコトだと考えています。また、数年経ったら訪れてみたいと思いました。

 ↑小一時間のタイムスリップ体験は素晴らしいモノでした。聖地巡礼オタク(笑)の方々にもお奨めのスポットです。何しろ、あのドラマやこのCM、あんな映画やこんなアニメにも登場するロケ地として著名な場所であるようです。ワタシは、この旅を敢行しなければ知らないままでいたコトでしょう。何だかお宝の鉱脈を発見した想いでした。むしろ第一目標であった袋田の滝より感動したかも(学校キライなのに、画像が65枚:笑)。さ、お昼前となりました。お次はドコに行こうかナ。

 それじゃー、また明日。

4 Replies to “【詳細版】ロド丸連れて、GO TO IBARAKI (その2:旧上岡小学校)”

  1. 竜神大吊橋じゃないかなぁとグーグルマップで目星つけていたのですが、ハズレでした。
    小学校ですか。これはいいですね。しかし、もうテストがない立場でみる学校はどこも素晴らしいものです。つまり諸悪の根源はテストなんですよね…

  2. 確かに昭和テイスト満載、しっかり保存していて、貴重な文化遺産です。写真沢山ですが、やはりその場に行かないと分からない雰囲気ありますよね、校舎内歩いたときの軋み音とか。

  3. 古い校舎の風景は趣がありますね。
    癒されます。
    たった20年前まで使用されていただなんて。
    たった20年と言ってしまう自分にトシを感じてしまうのですが。
    この教室の生徒になって、たこちゃん先生の有難い講義を聞いてみたいものです。

  4. 同窓会小旅行から帰還しました。
    ちなみに場所は箱根でゴルフ(初)+湯河原宿泊の、ウチからメチャ近の場所でした。

    小学校、いいですね。
    山田洋次監督の「学校」という映画を思い出しました。
    旧き良き時代の、人間臭さが感じられます。

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