ウインドーレギュレーター、新旧2題。

 ・・・とは申しましても、今やドッチも旧い(笑)ワケなんですけれど、まぁ、マイクロ・デポ的にはフェラーリ傘下期のマセラティクーペなど、結構新しい部類に入ってしまうモンですからお許しくださいな。

 まずは、先週土曜日の夕方に始めたマセラティクーペカンビオコルサの右ドアウインドーレギュレーター取付調整作業のハナシから・・・

長らく、助手席側のドアウインドーが無い状態で保管して頂いていた「江東区のM」さん号。新コロの影響で現地からのパーツは遅れに遅れ、近頃ようやく到着。
内張のトリムをハズして、防水シートを丁寧にメクっておきます。
いっけん、ナンでもない様子のキレイな破損品。勿体無いですね。
コレが新品の支点軸部分。リターンスプリングの強いロードも受けています。
というワケで、何故かダイキャスト製の支点軸が折れちゃいました。
鋳物のパーツをカシメて留めてあるんだモンなぁ、ダメだよソリャ。
新品のレギュレーターを仕込みに掛かります。
ようやく、久しぶりに右側のドアウインドーが装着されました。
そして、やはり土曜日の夕方に持ち込まれたのがコレ。
今日の朝、オモテに出して、まずは洗浄作業から開始しました。
依頼してきた懇意の鈑金屋さんは、「ドコも折れてないッスよ」と云ってましたが、「いやいやいや、ゼッテー折れてるから、黒くて段々のヤツが」と返しました。果たして、やっぱソコが折れてましたヨ(泣)。
パーツクリーナーをドバドバ使っての洗浄は、指先が凍傷になりそう。
アウターガイドとリールケースを兼ねたカバーも洗い流しました。
内蔵されるリールにも、旧い劣化グリスが練り込んでありましたが、コンディション把握のために、徹底的な洗浄を繰り返して隅々までキレイにします。二本のワイヤー先端部を御覧ください。見事にねじくれ曲がっておりますが、コレを縒り直して出来る限り真っすぐにするという気の遠くなる作業も待ち受けております。
洗ってみますと、やはりアチコチが削れてしまっております。
ココがある意味第二の心臓部ともいうべきワイヤーガイド溝。崩れてます。
丸断面のダイヤモンドやすりを用いて、ガイド溝を復元するように掘り進めます。
御覧のように、ワイヤーガイドの溝を形成し直しました。
・・・んなところに、土曜日の続きがやってまいりました。
実は、取り付けよりも調整作業の方が10倍掛かるのです。前後・左右・中外・天地とすべてがバランス良く、全開時・全閉時・半開時のそれぞれで最適なアタりを得るのは、本当にドコンジョーを要します。調整法はヒ・ミ・ツ💛です。
ようやく半日掛かりの調整が済みましたので、防水シートを張り直します。
元通りに、内張トリムを装着すれば完成です!
で、そのまま継続車検にイッてしまいましたので・・・
朝の続きに戻ります。ワイヤー二本の縒り直しにもどうにか成功し、リールに巻き付けてケース内に収納してみました。ひとつのリールに、送り出しと巻き取り(その逆にも転換する)の機能を持たせてあるので、干渉せぬようにガイド溝がキチンと設けてあるのです。
ねじくれていたワイヤー端部もどうにか収まってくれました。この後、リールケース内にはグリスをたっぷりと注ぎ込み、本体モーター軸との組み立て固定をします。
とソコにクーペが帰ってまいりました。
どうにか無事に継続車検も突破した模様です。
日没直前に、ワイヤー式ウインドーレギュレーターの方も秘術を尽くして(笑)完成に漕ぎ着け、バッテリー直結による動作確認も無事に済みました。コレで、明日の納品直前にグリスをまぶせば完全に復元が済むというワケです。

 ↑ギア擦動式のクーペ用とワイヤーリール式のクアトロポルテⅣ用のドアウインドーレギュレーター修理を併行して行った風景をお届けいたしました。同じドアウインドーの上げ下げ動作のために、斯くも理念の異なる設計をするモンです。ウインドーレギュレーターは他社製品でも各種各様で、もうちょっと幾つかのパターンに収斂しておいてくれたらとムカシから思うところです。ま、設計と材質がよろしくないので、ドッチにしろコワれちゃうんですケドね、旧いマセラティさんの場合には(泣)。四の五の言わずに少しは日本車を見習えばヨカッタのに・・・

 それじゃー、また明日。

10 Replies to “ウインドーレギュレーター、新旧2題。”

  1. otsukaresamadesu・・・

    クーペのウインドーレギュレーターは、ドア開閉時に窓がチョット下がる仕様でしたよね。
    これは調整が大変だと思います。

  2. 流れに乗らず⁈

    ウインドウーレギュレーターも色々特許とか絡むんでしょうかね⁈クーペのは、開閉時に少し下がるギミックありで、段々劣化すると、とくに乗り降りが多い運転席側は、窓が振動でほんの少しだけ下がってきて、風切り音がするんですよね。

  3. その点、デポ謹製シャマルのウインドウーレギュレーターは完璧でした。しかし、高速走行中に、窓を開け閉めすると、モーターが弱いからか、風圧に負けてしっかり閉まらないということはありました。勿論風圧が弱いと完璧に閉まります!

  4. 調整法はヒミツ。
    イイじゃないですか。
    なんでも公開して排他的独占権を行使するのは
    どっかの隣国の特定アジアの泥棒根性には
    全く無意味。この時代には秘匿性が重要。
    |艸`).。oO

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