今日もまた、東京練馬はハッキリしない天候が続いておりまして、朝から霧雨が降ってるような有様です。屋外に車輛を出せないので、このままの状態でヤルしか無さそうです。先日ボディにガラスコーティングを施したマセラティクアトロポルテV6エヴォルツィオーネ(「相模原のM」さん号)のタイミングベルト交換作業を続行いたしましょう。
↑というワケで、本日はビトゥルボ系V6ユニットのタイミングベルト&ウォーターポンプ交換の風景をお届けいたしました。同じビトゥルボV6でも、SOHC3バルブのモノとDOHC4バルブのモノでは、使われているタイミングベルトが異なります。ウォーターポンプは共用です。タイミングベルト交換時には、一旦テンショナー&アイドラープーリーをハズして分解し、プーリー外周本体部分は原則的にそのまま生かしつつ、内蔵するローラーベアリングのみを交換して取り付けます。このプーリー取付方法を間違えて組まれている個体は世の中に数多く眠っていますので御注意ください。当店では原則的にSOHC車の場合には2万キロ毎、DOHC車の場合には3万キロ毎のタイミングベルト交換をお奨めしてきました。本当は各プーリーベアリングとともに、関連する回転体を持つウォーターポンプも同時交換必須と云いたいところなのですが、新品の品質が思わしくなかった上に、現在では全世界欠品となっております。しかしながら、新たに作られたリプレイス新品(当社でもサンプル品で実機装着試験を行い、その結果を製造元に供しました)が供給され、現車の状態に応じて、必要を感じる時には交換するコトにしております。仮に走行距離が伸びていない場合でも、5年に一度はタイミングベルト交換を行いたいモノです。その時ついでにウォーターポンプを点検(各部の冷却水漏れ、プーリーの回転状態)しておけば、不慮のトラブルも未然に防ぐコトに繋がりますからね。エンジン内部のバルブを突いて、ヘッドオーバーホールが必要ともなりますと、今や部品は揃わないわ、仮に揃ってもメチャこら高いわで、たいへんな負担になっちゃいます。くれぐれもお気を付けくださいね(願)。
それじゃー、また明日。
>新たに作られたリプレイス新品(当社でもサンプル品で実機装着試験を行い、その結果を製造元に供しました)が供給され、現車の状態に応じて、必要を感じる時には交換するコトにしております。
さらっと読んでしまいそうですが、すごい世界ですね。
リプレイス品を作る業者がいてくれる。
それを試してフィードバックしてくれる業者もここに。
世界中の職人(おそらく癖の強い系)がいろんな名車の命を支えていることを想像すると、なんだか感慨深いものがあります。
部品あっても腕が伴わなければ成り立たず。
腕があっても部品がなければこれまた成り立たず。
マイクロ・デポさんはビトゥルボ乗りにとって、とてもありがたい存在です。
ビトルボのウォーターポンプの形状がアンモナイトの化石みたいで。
それをパカッと取り外してみたものの、代わりの部品が無いとは。
まさに、ノット・フォー・セール・フォッシル(←敬愛する分島花音さんの作品より引用)であります。
そこで、発掘したリプレイス品を組み付けるマイクロデポ社。
こおお店の仕事は考古学?
素敵。
ああまた本筋のネタだとコメントが少ないって。。。
リプレイス
新たな命
吹き込まれ
デポで蘇る
ビトルボ達よ
なんとかリプレイス品ができて、ビトルボ達が末永く生きながらえて欲しいものです。。。
本筋系の内容だとコメント少なめ、閲覧多めだったり?
ビトルボのリプレイス品やら、改良品がでて、全世界1万人?のビトルボ愛好者に朗報がもたらされないかな〜〜〜〜〜