マセラティギブリⅡ前期型のクラッチフォーク交換

 有難いコトに、ここのところ比較的過ごし易い気候が続いている東京練馬です。このブログが「マセラティ専門店」のモノであるコトを、今やスッカリお忘れかも知れません(笑)が、本日は、久しぶりに硬質な直球勝負ネタをお送りいたしますヨ。

 長らく、デポピットの“牢名主”(笑)と化していたマセラティギブリⅡ前期型5速マニュアルミッション(「川崎のK」さん号)」は、クラッチフォークが破損していて、交換部品待ちをしておったのでありますが、コレがドコにも無いの(大泣)。八方に手を広げての御尽力を頂いた結果、夏休みを跨いで、ソレが到着いたしました。正規ルートでは全世界欠品扱いの貴重なパーツ。一発でキメないとイケませんので、三男の“練馬の師匠”もお呼びして「世紀の交換作業(笑)」を開始。

必要部品のクラッチフォークが全世界欠品で、長らくリフトアップ(大泣)。
ハズしてみたら、フォーク先端がボッキリ折れてました。
肉抜き穴を開け、リブを立てた、美しいケドいかにも繊細で華奢な造形。
剪断面を見る。やっぱ金属疲労なのかなぁ。鋳物はダメだ、細くしちゃ。
苦節三か月、「(おそらく)ヨーロッパ各国経由の特殊ルート(笑)」を介してやってきた新品は、アーム部に肉抜きが無く、フォーク先端部の肉厚が倍ホドもあるというアキラカなる対策品。どー考えてもコレ、このまんま付くとは思えんケドな・・・
一旦、仮合わせを試み、知恵の輪のように入れてみるも、やっぱ敗退(泣)。
フォークのアチラコチラに、ビミョーな面取り加工を施します。
ヤケになって削り過ぎぬよう、繊細な作業を要求されます。
さぁココで、もうワントライだ!・・・入るか?
フォーク先端は(見えてませんが)噛んだ様子だけど、支点部が入らない。
コレが、その支点部分。画像の左側から貫通ボルトを入れたい・・・
その反対側から覗いた画像。奥の方で貫通ボルトが無事に刺さってます。
フォーク下端部とレリーズシリンダー先端を結合する貫通ボルトを入れれば完成です・・・なんですが、コレもなかなか一発で入らぬモノです(泣)。
すべての締結を完了し、リフトを下げてエンジンを始動してクラッチを切る・・・うん、まずは大成功!一旦路上に出して、様子を見ましょう。

 ↑・・・というワケで、どうにかカタが付いたみたい(ホっ・・・)。

 それじゃー、また明日。

7 Replies to “マセラティギブリⅡ前期型のクラッチフォーク交換”

  1. んんー
    付くのかぁ!
    あぁー
    そこもあるのぉー
    、、、
    読んでいてドキドキしました。
    無事についたようで何よりです。
    さすが!

  2. デポならば
    欠品パーツも
    調達す
    たこさながら
    マッコイ爺さん

    しかし、直球マセラティネタ、楽しいです。
    欠品パーツ対策は、町内会のMさまが趣味の自費で鐵工所をこしらえて、ワンオフパーツ作製販売、ああ楽しそう。

  3. 全世界欠品扱いの貴重なパーツ、よくぞ見つかりました。
    対策品で加工が必要な中、上手く加工して取り付けました。
    根性の粘り勝ちです。

  4. やっぱりギブリさんはいいなあ。と思います。
    このところあまり走らせていないのですよね。
    林道行こう、林道。雪が降る前に。

  5. 対策部品、デポ謹製で造っちゃうってのはダメなのでしょうか。
    たこちゃんの豊富な人脈を持ってすれば、それすらも容易かったりするのでは…。
    ともあれ川崎のKさま、ご朗報おめでとうございます!

  6. 全世界
    欠品なんす
    ギブリ用
    クラッチフォーク
    なんてこったな。

    それでも血眼で探す、そして対策品をなんとかかーんとか加工して装着!さすがデポです。お疲れ様です。

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