ジリジリと・・・ソアラ

 とにかく、このツユは、東京でも記録的な日照時間の少なさが話題になっております。御多分に漏れず、本日も朝から雨がシトシトと降り注ぎ、あまりの湿気に屋外作業も断念せざるを得ず、デポ二階でのスリスリ&シューシュー作業に一日従事いたしました。

長らく部品待ち状態のマセラティギブリⅡ前期型(「川崎のK」さん号)をリフト上に、トヨタソアラVX(「逗子のK」さん号)の最終仕上げ作業は粛々と続きます・・・
ソアラ君は、意外に全長があるんで、場内の奥いっぱいまで詰めても、その手前には、作業台がギリギリ置ける程度のスキマしか得られません。
降雨中は、傘を肩に担いでの作業となるワケですが、本日ソレも限界に。
ソアラのドアミラー。その付け根部分は軟質樹脂製なのですが、新品が入手不可能。
この個体では、左右のドアミラーベースに御覧の様なダメージがありました。
世の中には、この20系ソアラの専門店っつーのがありまして、同車で、おそらくは御約束となっているのであろう“ドアミラーベース破れ”を覆い隠す製品を出してるんですヨ。
薄いFRPの成形品を、軟質樹脂のミラーベースになんとか貼り付けて使ってね、といったシロモノ。ハッキリ云って、無いよりゃマシってモンだけど、無けりゃ無いで、むしろどーにもならないんで・・・せっかく有るんだから、どーにかしてカタチにせねば。
オリジナルの表面に被せるんだから、とーぜんヒト回り大きくなっちゃうんで、取り付け基部は現物に合わせながら少しずつハミ出る部分を削っていく必要が出てきます。
ただ貼り付けたままでは、御覧のように、FRPの切断面も丸見えとなります。
実使用時の防滴を考えれば、この端面に生じるスキマもしっかり埋めておきたい・・・
・・・で、あまりにもハードルが高い(っつーか、メンドい:笑泣)作業を外注するワケにもいかず、こうして結局ヤッてます(笑泣)。つくづく悲しいサガだワ(笑)。

 ↑こうして、オリジナルミラーベースの軟質樹脂表面とFRPのお助けカバー裏面は、二度とは分離できない難接着材用超強力接着剤(あー、ややこし!:笑)でエイヤーっと貼り合わせたのち、盛って削って塗って盛って削って塗って・・・のエンドレス作業へと突入しております。一日中コレやりましたら、目も肩もヘロヘロどぇ~っす!でも、喜んでもらえるならイイや!!

 それじゃー、また明日!

7 Replies to “ジリジリと・・・ソアラ”

  1. これはつまりあれですよね。
    すごくできの悪いプラモデルのキットをベースに、すごくリアルなやつをつくるってやつですよね。
    1/1のミラーベースのプラモに心血注げるのは、宇宙ひろしと雖もたこちゃんさんをおいて他にいないとおもいますが。

  2. この外注作業を受け終える方は、少なくともダメ男に3名はいる。
    但し、とてもお高くつくのでしょうが。
    頑張れ、たこちゃん。

  3. 自分はこういう作業やっている口なので
    大変さはよくわかるつもりですが
    とてもやれそうにない作業ですね。
    軟質樹脂ほど厄介なものはなく
    さらにそれを接着できる接着剤を探すのは至難の業。
    さすが、専用の「強力接着剤」をお持ちのようで…

  4. まだまだデポ新参者の私には、デポのガレージに国産車が収まっているのを見るのがとても新鮮なのです。

    しかし、面白い社外パーツがあるものですね。
    つまりそれだけミラーベースが壊れやすいってことか。不思議。

Sm へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です