定年について考える~シゴトとクルマと・・・

 今日は事前の予報通りに、そりゃもうタァ~ップリと雨が降り注いでくださいました(泣笑)わ。今日から関東地方はツユ入りなんだそーで。それでもコンジョーで屋外作業(とは申しましても、車内でのルームクリーニング作業なのですが)を続け、「あー、もう限界!トイレトイレ・・・」と車外に出たくても、ソトはドシャ降り(泣)。・・・ちょっとチビってしまいました(恥笑)。サスガにもう、この年になってくると、出るモン止められないのよ(大泣)ねぇ。30代・40代のアナタ!コレ見て「だからGGI」はしょーがない」などと笑ってるかも知れないケド、こーゆーポエムがあるのを知ってる?

 子供叱るな来た道だもの、

 年寄り笑うな行く道だもの、

 来た道行く道二人旅、

 これから通る今日の道、

 通り直しのできぬ道

 妙好人(浄土教の篤信者)作

 ・・・そうそう。コドモやナウなヤングの行状を嘆いちゃイケないし、GGIやBBAの起こす若干の粗相も「しゃーないなぁ~」と笑って見逃して欲しいモノです。ワタシも今年の秋には56才となりますが、ついこの間までは55才が定年だったんで、そういった意味では、世が世なら今のワタシは“余生(笑)一年目”を楽しく謳歌しているところなのヨ。ソレが毎日朝の5時から働いてるんだから、チビりもするわナ(?)。その定年が55才から60才になったのって、実は意外にも結構最近のコトなんですヨ。ワタシが好んで見る1970年代のテレビドラマなどには、50代前半のお父さん(大概重役)にもうじきやってくる定年を前にした悲喜こもごもをモティーフにしたようなハナシが多く出てまいりますので、“55才定年”なんて、ワタシが小学校に通ってた頃のハナシかと思ってましたが・・・

 ☆「高年齢者雇用安定法」改正の変遷 ☆
 1986年 「高年齢者雇用安定法」によって、60歳定年を努力義務化
 1990年 定年後の再雇用を努力義務化
 1994年 60歳未満定年制を禁止(1998年施行)
 2000年 65歳までの雇用確保措置を努力義務化
 2004年 65歳までの雇用確保措置の段階的義務化(2006年施行)
 2012年 希望者全員の65歳までの雇用を義務化(2013年施行)

 ・・・1998年(平成10年)までの定年は、ほとんど55才だったのね、というコトが判ります。今思えば、少子高齢化による社会保険コストの増大や、年金制度の破綻をも見越した国策だったのでしょうね、ジリジリと「老人も働けや!」という法案が(徐々にグレードアップしつつ)施行され、気が付けば「定年は65才だよぉ~ん、現在の若者世代ならば70才も辞さないよ~ん」というのが、あたかも大多数の民意であるかのような雰囲気すら醸し出されている昨今です。

 その一方で、コレも「何かのプロパガンダなのか?」と思うくらいに、ここのところ、連日のトップニュースで高齢者の起こす重大な自動車事故の話題が報道されます。ホントに起こった事故なんで仕方が無いのかも知れませんが、ソレにしてもイジョーな数の報道だと思いませんか?ギリギリまで働かされて、余生を自動車趣味に生きるコトが難しくなるような法整備が、こういった事象を踏まえていよいよ進んでいくのでは無かろうかと「クルマ=人生」なワタシといたしましては、いたく危惧するところです。クルマの定年問題も、これから自らの問題として考えて行かねばなりませんね。

 そのようなハナシを書いてたら、「♪アイツの名わぁ~、ぽりぃ~すまぁ~ん(音出ます、注意!)」でお馴染みの(笑)俳優、杉良太郎さん(見た目は50代にしか見えないケド)が、ホントは8月に迎える75才の誕生日を以って実行しようと思っていた運転免許証の返納を、このところの高齢者によって次々と起こされる自動車事故の惨状を見て、前倒しした本日、74才にして運転免許証を返上したというニュースがヨコにあるテレビから聞こえてきました。サスガは元ポリスマン役、潔い行動だと思いました。翻って、ワタシ自身が実際そのような年齢となって、その時に運転免許証を返上する決断を下せるかなぁ・・・まだまだ逡巡は続きそうです。いっそ、サーキットにでも行って、スポーツ走行タイムを楽しむのに専念するコトにしようかな。「りゅたろう」先生には、老人用サーキット併設の医療介護施設でも作ってもらいたいモンだと、ムセキニンにも切に祈るモノです(入所費用が高そうだけどね:泣笑)。

 それじゃー、また明日!

7 Replies to “定年について考える~シゴトとクルマと・・・”

  1. 1998年まで定年55歳だっとは、全く知りませんでした。
    まだまだ働き盛りだと思います。

    一方で、高齢者の痛ましい事故、考えさせられます。
    杉様の決断は潔い。
    来るべき時に対し、今のうちに趣味=クルマを楽しみたいと思います。

  2. 老後30年間の余生を送るには2000万円の貯蓄が必要だと、ニュースでやってます。
    独りモンなのに、たいして蓄えなど無いワタクシメ、ど~したら良いのでせう?
    まあ、何とでもなりますから。
    ワタクシも自動車関連の仕事をしておりますが、現場仕事に従事されている年配のお年寄りが多い事に驚かされます。
    でも、高齢でもたくましく、飄々とハードな現場仕事をこなされている事をちょっと尊敬。
    でも、トシとったら少しは楽させてくださいませ、政治家の皆さま方。

    1. 高齢者の交通事故やら、子供達が交通事故で亡くなったり、新しい年号になりましたが、なかなか悲しいニュースが減りません。交通事故死は減っているようですが、事故件数は変わらないようですし。これから益々の高齢化社会に対応策が必要なんでしょう。定年後の生活がどう変わるんでしょうか。。。

  3. 高齢者が、とか論点の凄まじい単純化が行われた時点で、なんかもう剣呑ですが。
    あれですよね。車を所有するのは非効率でとか言われてその気になって、カーシェアリングとかレンタカーとかが流行りだして、その結果、運転技量が未熟で、マナー以前に法規すら弁えず、道もろくに知らない運転手が路上に溢れかえるということになったわけです。
    ナビやら自動安全デバイスやらも、要は流行りの売れ線というか破れ鍋に綴じ蓋以上の意味は何もない。
    若くても是非今すぐ返納頂きたいドライバーなんざそこらにうじゃうじゃいますがな。歳の問題じゃねえと思いますがねえ。

  4. ↑御三方、いつもコメントを有難うございます!
    ・・・ヘンな時間に目が覚めちゃった(笑泣)。

  5. 老いは40代でもひしひしと感じております。
    いまも泥酔手前ですが
    飲む量は少なくなり
    飲んでなくても若かりし頃にはありえないうっかりミスが多発…
    定年…
    年齢は別にしてあるべきかと思います。

    日本人は特に自分で引き際を決められないですから。
    しかし、年金が払えないからと言って、勝手に引き際を引き上げる政府はどうかしてます。

  6. 高齢者の交通事故やら、子供達が交通事故で亡くなったり、新しい年号になりましたが、なかなか悲しいニュースが減りません。交通事故死は減っているようですが、事故件数は変わらないようですし。これから益々の高齢化社会に対応策が必要なんでしょう。定年後の生活がどう変わるんでしょうか。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です